マイリスト「短歌の森」に「戦後における昭和天皇の短歌―その政治的メッセージとは(5)」を登載しました。
1946年の歌会始「松上雪」における昭和天皇の短歌を紹介したが、新聞に発表されたもう一首の皇族の短歌は、
・よのちりをしづめてふりししら雪をかざして立てる松のけだかさ
であり、これは、大正天皇の節子皇后、貞明皇太后の作であった。しかし、この作品が昭和天皇・皇后の合同歌集『あけぼの集』には、良子皇后の作品として収録されていることが指摘されているが、訂正されることもなく今日に至っているのをご存知だろうか。
今回は、さらに敗戦直後、昭和天皇の退位をめぐる状況の推移のなかで発表されて天皇の短歌を探ってみたい。
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