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2007年7月 2日 (月)

つかの間の入江川せせらぎ緑道

  横浜に転居した娘が、近くにいい散歩道が見つかったからというので、新居の様子見がてら、この週末、連れ合いともども出かけた。泊まりがけは引越し以来である。川崎で待ち合わせ、オープン間もないというラゾーナのグルメ街での昼食となる。娘も初めてというイタリアン・レストランの雰囲気はなかなかのものであった。店内もショッピングセンター内も小さな子ども連れが多く、出生率1.0を割る佐倉との違いは歴然。京成沿線の佐倉住まいでは、美味しいパン屋さんもないよね、と18歳で佐倉を離れてしまった娘と一緒に夕飯の食材を求めた。カツオの棹をあぶってのタタキとアジの南蛮漬けで野菜をたくさんと摂ろうと、ヘルシーメニューに決まった。

 久しぶりにパソコンから解放されての一夜を過ごし、ゆっくりした朝であった。私だけは太極拳の八段錦・二四式のおさらいをした。朝食は、パンと珈琲、冷たいトマトと夕べの南蛮漬けである。

きょうのお目当ては、鶴見区の地図によれば、「入江川せせらぎ緑道」。歩道がない岸谷線を北に向うと第2京浜(国道1号)、その陸橋を越え、マンション、民家、商店が混在する東寺尾を進み、白幡神社の緑地を右に見て、向谷交番前の交差点の手前を左に折れる。緑道の両側にマンションや民家が迫り、せせこましい細い流れは、工場や家庭排水の浄水後の放流であるという。大きい鯉もすばしっこい小さな魚も、おびただしい数のザリガニ、ミズスマシもトンボもとにぎやかである。水辺にしゃがみこむザリガニ釣りの親子、ベンチに休む老夫婦、休日だけに犬の散歩にやってきた人も多い。カルガモのつがいやハトには親しみつつ、ゴイサギの白い冠羽をそよがせる姿は高貴にも見えた。同じ道を引き返し2キロ以上は歩いただろうか、途中で鶴見駅西口行きの市営バスに乗る。

家に戻ると、娘が同僚からコピーしたというビリー体操に挑戦してみるが、「ユル体操」に慣れている私はただちにダウン。お願いはしてあるものの、留守番の犬が心配になり、午後からの予定は変更して、きょうは、ラゾーナのベルギービールの店でのランチ。久しぶりの「家族団らん」も終ろうとしていた。                  (200772日)  

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