つながらない「ねんきん特別便専用ダイヤル」
5月中旬、一般年金受給者に対象を広げたという、「ねんきん特別便」が社会保険庁から届いた。私の場合は二つの共済組合と国民年金とが入り組んでいる。一つの共済の資格取得年月日と資格喪失年月日が異なっていた。年月は合致しているが、日が異なる。4月1日に就職、3月31日に退職、のパターンで、いずれもその日付の辞令が残っている。ところが、加入記録によると、資格取得が4月30日、資格喪失が3月2日となっていたのだ。事実と異なるのが気になって、共済組合に電話を入れると、「同じ問い合わせが来て困っている。社会保険庁が勝手に日付けを変えて・・・。近く、心配がないようにいっせいに皆さんにお知らせを送る」ということだった。「年金額は加入資格のある月数で決まるので、日付けが間違っていても影響がありませんのでご心配なく」という話だった。
念のため、特別便の封筒に大きく印刷されている「ねんきん特別便専用ダイヤル」にかけてみるが
つながらない。「ただいまの時間は大変混雑しています。このままお待ちになるか、お掛けなおしてください。電話料金は、市内通話の料金になっています。電話は、週の後半、木曜・金曜日、5時以降がかかりやすくなっています」という主旨の録音が繰り返し流れるばかりなのだ。ちなみに週日は朝9時から夜は8時までで、土曜日は第2土曜日のみで夕方5時まで受けるというが、通じなければどうしようもない。テープの声は、根気よくかけるのはいいけれど有料だぞと、威圧的にも聞こえる趣向で、諦めさせようという魂胆なのか。
それでも、私の場合、火曜日から金曜日までに、午前・午後・5時以降と連日かけ、金曜日の午後、20回目くらいでとにかく通じた。「なぜ、日付が事実と違うのか」と問えば、分からない、「調べてくれ」といえば、ここでは分からないという。「どこで分かるか」といえば、近くの社会保険事務所に尋ねよという。「社保庁で一元管理してはいないのか」には、各共済からの報告をそのまま転記しているはずで、資料は各社会保険事務所にあるので、ここでは分からない。「今回の特別便の中の加入記録は、社保庁にはないのか」には、年金番号ほか個人情報を聞き出された上、私の「加入記録」をパソコンの画面ででも見ているのだろうか、日付の件は、各共済のルールがあるはずだから、共済組合へ問い合わせてくれ、ということで、電話は切れた。市内通話料金とはいうものの、テープを聞かされた時間もしっかり料金はとられていたのだろう。社保庁と共済組合の言い分のどちらがほんとうなのだろう。いずれ、共済組合には再度電話をしなければならない。腹立たしい数日間ではあった。加入記録に大幅なモレや重大なミスがある人たちだったら、その怒りも大きいにちがいない。
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