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2008年10月 9日 (木)

「やっぱり、おかしいNHK7時のニュース」のその後の結末、何が変わったのか ~担当者の処分?決定したというが

   

  表題の910日の「NHK7時のニュース」についての意見へのコールセンターの対応のその後について、107日、今回の謝罪などの窓口となっていたNHKサービス局視聴者センター総括担当部長から電話があった。

「本日、コールセンターの当該対応者、監督責任者の処分が発表されましたのでお知らせします。ただし、対応者への処分は<免職>ではなく、免職より次に重い処分なので、NHKの内規で公表できないことになっています。監督者の処分も公表できない処分です。申し訳ありません、処分があったことだけのお知らせしかできません」

私が「それでは、処分の具体的な内容も、内規もわからない視聴者は、処分が

あったかなかったかも分からないということですね」と言えば、

「職員の懲戒処分の公表基準としてはつぎの通りです。1.免職処分 2.起訴猶予以上の刑事事件に関する処分 3.金品の不正に関する処分についてはすべて」

と、とりつくシマもない。しかし、どうしてもこのままでは、納得できないので、次のような主旨のことを付け加えたが、徒労感が先に立つ。

 1)インターネット上でも多くの反響、関心が寄せられた件なので、こういう機会に、NHKはどう対処したのかを、視聴者に分かりやすい形で、知らせる責任があるのではないか。それだけに、私が危惧したようなあいまいな決着で終わるのは残念です。個人の処分もさることながら、組織として、あのような対応者を野放しにしていたこと、おそらく、同僚や上司が気づいていても何もできなかったことが問題だったのではないか。少なくとも日常的に、視聴者コールセンターのNHKでの位置づけ、予算、スタッフの構成・身分、視聴者の意見の実態、その意見を反映する仕組みなどをきちんとわかる形で公表してほしい。

 2)今回、コールセンターには、ニュースの報道内容、報道姿勢についての意見を伝えたかったのに、その入口で、思いもよらないバリアに突き当たってしまった。本来のコールセンターの機能をはたしてほしい。

 電話から聞こえてくるのは「今回、ご迷惑かけたことを重く受け止めて、スタッフの意識改革をしてしっかり対応します」の決意表明というか、掛け声だけなのだ。

 先日、謝罪の時に手渡された資料「視聴者サービス報告書2008」(日本放送協会 20085月)によれば、番組や経営についての意見や問い合わせが年間で664万件というが、問い合わせが70%、意見・要望が26%なのだ。受付方法では電話が70%、インターネットが15%、その他ファックス、集金時、ふれあいミーテイングという内訳だった。意見・要望を事務的な問い合わせと一緒にしているところがそもそもおかいしい。それに、電話は、午前9時から午後10時まで年中無休、約200人のスタッフが交替であたっているという。なお、聞くところによれば、その200人のうち約30人が「対応責任者」ということで、NHK退職者などを充て、あとはアルバイトらしいのだ。その辺のこともしっかり明らかにしてほしいところだ。なぜ、コールセンターの電話はあれほど通じないのか。受信料相談窓口の電話はタダなのに、コールセンターは待ち時間まで通話料がかかる。報告書は「こんなところを、視聴者の意見で改善しました」「再放送希望番組ランキング」、「地方局でこんな取り組みしています」など、まさに「いいとこ取り」の報告で、例の「職員の株インサイダー取引」問題の経緯と謝罪は、56頁最後の1頁を充てているにすぎなかった。

 また、ホームページ上の「週刊・お客さまの声」(200898914)では、総括の1項目として、「自民党総裁選」関連番組については、次のようにまとめられてしまうのだ。

“総理になったら具体的に何をやるのかにについて聞いてほしい”“一般の人が投票できない自民党総裁選について、これほど時間をかけて放送するのはいかがなものか”などさまざまな意見・要望が寄せられました。(2243件)」

 

さらに、「反響の多かった番組」として棒グラフで示されているのだが、「ニュース」(1368件)「NHKニュース7」(919)「ニュースウォッチ9」(741)などと日付別ではないものと「自民党総裁選公開討論会」(605)「ためしてガッテン」(597)「歌謡コンサート」「NHKスペシャル」とか個別番組が混在し、もう一方で「主な個別番組」の反響として日付入りの番組がいくつか示されるのだが、「反響」の内容が全く示されていない。反響の実態がわざと分からないようにというのか、内容を薄めた形でしか報告されていないこともわかった。「すべては視聴者のみなさまのために」「NHKまっすぐ真剣」のキャッチフレーズが空々しい。

 NHKからの電話があったその日、「東京新聞」から取材の電話が入った。NHKへの取材もして、109日の朝刊の記事になるという。

(9月9日追記) 

 お騒がせしました。載っていなかったです。社会面といってましたので、ノーベル賞で飛んだかもしれません。

(9月9日、夜)

 9月9日、東京新聞、夕刊、社会面で次のような見出しで載りました。

「総裁選報道への質問電話に NHK<自民のPR> 対応責任者ら処分」

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コメント

コールセンターの対応、何とも驚きましたね。こんな
ことがおきるなんて、NHKの人員選出はどうなっているのでしょう。私もときどき意見を書いたりするのですが、反論する気にもなれない、とんちんかんな回答が来たりします。

投稿: | 2008年10月21日 (火) 08時49分

内野さんのブログは きっこさんのブログで知りました。

NHKの総裁選に対する 取り組みがおかしいと 抗議なさ

る行動力 尊敬します。

本日 朝日新聞に 内野さんがブログで語られている事が

取り上げられているのでメールさせてもらいました。

私もNHKの公平性について、郵政選挙の時や テロ特措法

の時の 報道の仕方に疑問を持ち メールですが抗議をしま

した。

私のような抗議は 一括りで 最先端の人で片付けられてし

まうと思っていますので 新聞まで(少し遅いが)取り上げられ

た 内野さんの抗議に拍手を送る次第です。

これから 選挙があると思うので この記事は 

NHKの公平性について 少しは 牽制にはなると思

いますが。

投稿: 板倉  司 | 2008年10月10日 (金) 13時45分

内野さん

内部告発者の取材の前に記事になりましたね。
内部告発者の了解を得た文章を掲載しました。
http://ootsuru.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/post-3dc4.html

投稿: 大津留公彦 | 2008年10月10日 (金) 12時59分

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