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2009年2月 8日 (日)

NHK「視聴者のみなさまと語る会~経営委員とともにin 東京」に参加しました

 昨日27日午後2時から、赤坂プリンスホテル隣の千代田放送会館で開催された、NHK「視聴者のみなさまと語る会」に行ってきた。80余名の参加申し込みのうち、60人弱が出席。経営委員会からは小丸委員長とほか3名、執行部からは福地会長とほか3名、計8人が壇上に着席、末田正雄アナウンサーが司会だった。最初の20分間の、挨拶、経営委員からの経営委員会の位置づけ、3年間の経営計画、来年度の予算についての説明が長く感じられた。ようやく「放送」と「経営」に分けての質疑ということになり、私は、必死になって手をあげて、比較的早めに発言できた。しかし、ひとり1分半か2分とせかされて、用意した原稿を省略したところもある。 私の発言はつぎの通りだが、参考のため、省略した部分を赤字で示した。

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二つの質問と提案があり、経営委員と執行部の両方にお尋ねします。

一問目、ニュース番組における各項目の放送時間の配分と順序についての見解をお尋ねします。

私は、家にいる限り、ほとんど毎日夜7時からのテレビのニュースを見ています。昨年9月のNHKの自民党総裁選報道について新聞やインターネット上の反響でも明らかなように、私も、現在の政府寄りの偏った報道がなされていなかったかという疑問がぬぐえないでいます。

30分という枠内で、秒刻みの編集だと思いますが、たとえば、次のようなことがありました。

・最近では、相撲の若麒麟の不祥事のニュースがトップで、長い時間かけていました。他のニュースを挟み、参議院予算委員会での質疑が720分過ぎのスポーツ枠の直前に短時間しか流されませんでした。

・少し古くなりますが、相撲部屋の暴力事件で、親方が逮捕された時も30分のうち、最初から10数分もかけて放映していました。

そして、大事な政治や国会の日々の動向を、後回しにしたり、小さく扱ったりしている

ことが続いています。国民が相撲にどのくらい関心があるのかないのか、定かではありませんが、民放のワイド番組やバラエテイではないのですから、視聴率優先という発想を変えていただきたいと思います。

(ここで、司会者より、もう一つの質問は何ですか、と問いかけられ、以下を省略した)

というより相撲の中継番組を盛り上げるためにNHKが自らPRをしているのではないかとさえ考えられます。

経営計画の、この要約版にもあるように、公共放送においては「健全な民主主義の発達に資する」問題点の指摘と情報の提供がニュースの使命ではないかと思っています。

おとといの25日には、自動車メーカーのハイブリット車の新車発表のニュースを長々とやっていました。同じ自動車メーカーの派遣切りニュースが続く時期に、たまには明るいニュースもみたいな感覚なのでしょうが、とても白々しく思われました。

経営委員の皆さんは7時ニュースをご覧になっていますか。このニュース番組の現状をどのようにとらえていますか。経営計画の方針に「公共放送の使命の遂行」を掲げ、「情報の公平・公正、放送の自主・自律と不偏不党をうたっている」こととの整合性をどのように考えているか、お答えください。

では、次の質問と提案です。視聴者対応についてです。

視聴者の声は経営委員や執行部にはどのような形で届いているのでしょう。

新聞のテレビ欄などに民放も含めた番組への意見や批判が毎日載りますが、NHKは自分の番組の枠の中で、番組への意見や注文を日常的に報道する義務があると思います。接しやすい時間帯に検証番組を組んでください。視聴者の声をどのように反映しているのか、「放送」の上で分かりやすく明らかにしてください。

ホームページ上では2か月遅れの月刊「視聴者対応報告」があり、週刊の「お客様の声」も掲載されます。年刊の「NHK視聴者のサービス報告書」は、ホームページ上でも、冊子でも読むことができます。

2007年は、1年間で、意見・問い合わせが664万件余り、そのうち70%、番組、受信料、受信機などの問い合わせや相談で、事務的に処理できるものです。放送内容や経営に対する意見や要望は約26%で、全体の4分の1です。最近の数字でも全体の5分の120%前後を推移しています。これらの意見や要望の集約とそれをどのように番組や経営業務に反映したのかがこの冊子わかりにくいのです。

月間の報告の記述が一番詳しく具体的なのですが、放送内容への意見については、反響の大きかった番組を中心に、視聴者の意見は「好評」か「厳しい意見」のどっちかに機械的にふり分けられ、その数字と内容が若干の例示を伴って並列されます。

たとえば、昨年9月の自民党総裁選の報道については、次のように総括しています。

ニュース7、日曜討論、公開討論会など、力を入れたのは、「自民党総裁選は、事実上総理大臣を決める非常に重要な選挙であり、国民の関心も高いことから、不偏不党の大原則を堅持しつつ丁寧に伝えた」と。

反響、3626件のうち「好評」はわずか177件、厳しい意見が2756件(76%)と報告されています。その具体的な意見の紹介スペースは、好評とするものについて9行、厳しい意見についてはたったの4行でした。ことほど左様に、視聴者の声の「いいところどり」のような、恣意的なような気がしてなりません。もっと、自身に厳しく向かい合ってください。そこで私の提案です。見解をお尋ねします。

①視聴者の声の報告はもっと分かりやすく、プラス評価のみならず、批判的な評価をも謙虚に受け止め、内容を明らかにしてください。

②NHK自身のコマーシャルの番組宣伝の回数や時間が近頃とみ増えているのですが、

同時にそれを削っても、いやそれに加えても、番組や経営を検証する独自の定期的な番組を新設してください。                      以上

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 進行は、23人の質問をまとめる形での回答なのだが、私の1番目の質問への回答は

経営委員長は「公平・公正、自主・自律、不偏不党」をなぞり、執行部の理事の一人は「ニュースの編集は、項目の長さや順序と言っても相対的なもので・・・」と実質的な回答は得られず、2番目の質問と提案は、無視された。視聴者対応では、私が省略した、1年間に664万件もあると、案の定、真っ先に強調した。この件数には情報操作がある。単なる問い合わせや相談など、事務的に処理できるものが、4分の3から5分の4と増えている事実にはふれない。

 この会の終了後は、新番組の「天地人」の製作担当者の製作秘話と銘打ったアトラクションが控えている。質疑を早く終わらせるための算段だろうか。「お楽しみ」も用意いたしました、というつもりなのだろうが、質疑が終わったら会場を出る参加者の方が多かったのではないか。他の質疑についても、いずれ報告したい。

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コメント

こんなところにも同じ会場に行った人が・・
情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)
http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005

参考まで

投稿: takosan | 2009年2月 8日 (日) 18時11分

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