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2009年10月10日 (土)

NHKでなぜこんなことが~女性天気予報士のカレンダー発売って?!

 1010日、今朝の「東京新聞」に、NHK女性天気予報士の来年のカレンダーが発売になるという記事があった。NHKもとうとうこんなことまでするようになったんだ。記事を読んでみると2007年から発売しているという。NHKの「天気予報に親しんでもらおう」という趣旨のコメントもついていた。

 NHKの天気予報は、どちらかというとよく見るほうかもしれない。野外からの中継であったり、いろんなフリップを入れ替え引き替え、相当ムリをしている民放の番組よりスタジオからの落ち着いた予報を望んでいたからだ。しかし、いつのころから、とくに夜7時のニュース最後のコーナーで、女性予報士の服装がファッションショーの様相を呈したり、他のコーナーで男性予報士が真赤なジャケットを着て現れたりするようになった。電子黒板かどうか知らないけれど、雨や雪、波だの、雲だの動く仕掛けを駆使して?予報を伝えるようになった。分かりやすさを狙ったのかもしれないが、手品を見ているわけではないし、第一、目まぐるしい。聞き取りやすい発声で、静止した画面でじっくりと予報を伝達するのが本分ではないのか。 天候の左右される仕事や家事の段取りを決めるため、あるいは旅行や出張先の天気も気になり、今の天候や少し先の推移が知りたいのが大方の目的だろう。各地の予報や1週間の予報などはむしろ静止画面を長くしてほしいくらいなのである。

 民放の女子アナウンサー人気の過熱化、タレント化と天気予報士のカレンダー発売との根っこは同じような気がしている。天気予報を身近にというならば、中身や方法で勝負してほしい。なぜ「女性」だけなの?素朴な疑問が去らない。

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