「短歌ハーモニー」作品展示へどうぞ
千葉市女性センターのセンターまつりが12月13・14日に開催されました。10回目とのこと。毎月、このセンターを会場に歌会を開いている「短歌ハーモニー」も、まつりには、ここ数年間、短歌作品の展示の形で参加してきました。今年は手違いで申込みに遅れ、展示コーナーが確保できなかったのですが、お世話役の尽力とセンター事務局の理解により、学習室の掲示板の一部をお借りすることができました。例年は色紙や短冊での出品が多いのですが、今年はスペースのこともあって、はがきの大きさで統一しようということになりました。展示期間は、まつりの場合はわずか2日間ですが、今回は、1が月余りよろしいということで、しばらくの間、展示が続いています。各人一首のみですが、次のような作品です。かわいらしい展示会となりました。きょうは今年最後の歌会、午後は忘年会で、大いに盛り上がりました。
・人ひとり逝きたる月日はやくしてのこり花にはしじみ蝶舞う 大堀静江
・ちるいちやう金色回廊陽にはえてひとすじのびしバイパスよぎる 海保秀子
・裏庭に夕日映ゆる葉鶏頭は萌え立つ色を寒風にさらし 小山ひろよ
・車中より見つけた三日月見え隠れ歓声上げて燥ぎいる孫 中川とも子
・風を切り急な斜面を駆け降りるその眼は真っ直ぐ我にむかひて 藤村恵美子
・君が名を呟くわれと伝えたし桜咲く日も雁渡る日も 前田絹子
・生きていてくれるだけでいいそれでも母の笑顔と返事が欲しい 千世
・盛り過ぎ花数減らす朝顔も種の実りを待つ楽しみに 加藤海ミヨ子
・明け方を救急車のサイレン迫りきてひたりと停まれる後の静けさ 内野光子
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