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2011年10月26日 (水)

除染はいつから?「こうほう佐倉」臨時号は出たけれど

放射能汚染の佐倉市の対応は、すべてにおいて後手後手だ。測定を5月から始めたものの、測定器がないからと測定個所が少なかった。測定器が入荷して、本格化したのは8月からだ。市民による測定や除染要望、除染協力の申し出がありながら、無視し続けた。ようやく915日、除染計画が示されたものの、一向に実施計画が発表されない(『こうほう佐倉』(平成23年放射線情報臨時号】20111023日)。「ヤルヤル」何とやらではないか。千葉県下でのスポット的な高放射線量、放射能物質が次々に明らかになっている。私有地の除染にも配慮する自治体も出てきた。市民に測定器を貸し出す自治体もある。 佐倉市でも、私たちのグループで測定した個所で、1マイクロシーベルトを超える個所もあり、市にはすでに報告している。

また、測定する場所の選定もこれまではかなり恣意的で、私の住む近くの、利用者も圧倒的に多くて、広いユーカリが丘南公園、ユーカリが丘北公園の測定が一度もされていないので、市に問い合わせたところ、「きょう午前中に測定しました!」(1011日)といった結果が、ようやく、昨1025日ホームページに「第9報」の一部として、発表されていた。以下のとおりである。7月から8月にかけて、私が参加した測定会では、いずれの公園でも、もっと高い数値が記録されている。当時より数値が下がっていることは確かだが、2公園に限っても、市の基準値の毎時0.223マイクロシーベルトを超えている個所を赤字とした。その数値に限りなく近い数値もある。「もう浴びてしまった」ということだろうか。除染の実施がなぜこれほど遅れているのか。もっと、市民も協力できる体制を整えてほしい。

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10月11日(火)調査分【天候:晴】

施設名
(住所)

調査場所

空間線量

地上50cm
μSv/h)

地上1m
μSv/h)

砂場5cm
μSv/h)

ユーカリが丘北公園
(宮ノ台4丁目)

広場(芝地)

0.247

0.219

---

エントランス(コンクリート)

0.192

0.177

---

遊具広場(芝地)

0.253

0.222

0.136

ユーカリが丘南公園
(ユーカリが丘6丁目)

広場(芝地)

0.231

0.221

---

遊具広場(土)

0.127

0.138

0.148

エントランス(コンクリート)

0.177

0.168

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