「短歌ハーモニー」は、男女共同参画センターまつりに参加しました
先にもお知らせしましたように、私たちの「短歌ハーモニー」12月10日・11日開催の千葉市 男女共同参画センターまつりに、短歌の書作品展示会と公開歌会をもって参加しました。展示に関しては、各自の作品制作のほか、企画書、チラシづくり、作品展示、展示に添える一輪挿しに至るまで、会員全員の協力で仕上げました。
11日(日)午後の歌会には、当日参加の4人が加わり、和やかに進みました。途中、事前にお知らせのあった「地域新聞」の記者さんも参加、いつも通りの歌会を終えました。記者さんの質問に、ふだんあまり直接聞くこともなかった、会員の方の短歌を始めた動機や続けていてよかったことなどが思い思いに語られたりして、私も新鮮な体験をしました。「地域新聞」と言えば、つい先だって、私が参加している地域のミニコミ誌「すてきなあなたへ」の取材を受けたばかりで、12月2日号に紹介されたことはお知らせのとおりです。あれは「佐倉西版」でしたが、今度は、配布地域が異なり、千葉市内版、1月下旬には出るそうです。
今月は、歌会用の2首、展示書作品の2首、それにだいぶ先の掲載予定の『短歌往来』「カルチャーの歌」用2首と作歌や推敲に追われたのではと思います。私も背中を押されつつ・・・。
今回の展示作品は新作・旧作あり、短冊・色紙あり、にぎやかでした。その中から1首づつ。
大潮のみなも霞みて千葉港出船入船ひいふうみの影 ・海保秀子
季移り色あせ見える風光に燃えるように咲く金蓮花の紅・藤村栄美子
あたらしき緑のなかに照葉は雨に打たれてあたり明るむ・内野光子
話したい 言葉を忘れた母がいて返事を待って口もと見つめる
・美多賀鼻千世
人がいる 富岳三十六景の誰かと目など合わないだろうか・武村裕子
参加者の少なった古稀祝いみなそれぞれに無事を喜ぶ・加藤海ミヨ子
ひさびさに日の差す木々に浮き立ちて薄紫の藤の花ゆれ・中川とも子
武蔵野のハケの小径をたどりきて水琴窟の音色涼しき・大堀静江
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