『地域新聞』(千葉市各版、1月27日号)に「短歌ハーモニー」が紹介されました
昨年末、私たち地域のミニコミ誌『すてきなあなたへ』への取材を受けた折に、千葉市男女共同参画センターでの短歌サークルの合同歌集『青葉の森へ』第2集を記者の「けやき」さんにお渡ししていたところ、思いがけず、そちらの方の取材も受けることになりました。それではということで1月の歌会にお出かけいただくことになりました。ご都合で、歌会の前半のみの取材となりましたが、つぎのような紹介記事を書いてくださいました。ありがとうございました。
なお、『みらい』(2010年当時千葉市女性センター広報紙)20号8 p.にも「短歌ハーモニー」が紹介されています。
http://www.chp.or.jp/danjo/research/pdf/%E3%81%BF%E3%82%89%E3%81%8420%E5%8F%B7.pdf
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~青葉の森から~短歌ハーモニーの会
2002年3月、千葉市女性センター(現・千葉市男女共同参画センター)主催ハーモニーセミナー入門講座「短歌に挑戦」の終了後、受講生有志が『短歌ハーモニー』を立ち上げ、担当の内野光子さん(歌人)も引き続き指導にあたり、月一度の歌会が始まった。
そして10年、昨年暮れに105回目の歌会を迎えた。
会員はひと月の間に2首を提出する。そのお披露目は第3木曜日の歌会。目前には青葉の森公園が広がる部屋の中、四季の風情を感じながらそれぞれの歌が詠まれていく。
・三部制の高校生か急ぎ足こがらし落葉からころと追う(大堀静江)
「時は夕刻のよう。」
「冬の落葉は乾いた音がしますね。」
「夜に舞う落葉の音は特別です。」
・波の花砕け散らして白き泡寒さに凍る曽々木海岸(岡村儔子)
「曽々木海岸という名称は惹かれますね。」
「波の華は冬にしか見られません。」
・コサージュを胸元に付け高らかに歌う女性ら花の美術館(美多賀鼻千世)
「コサージュの華やかさがとても印象的です。」
一首一首に個々の思いを重ねて感想を述べる。
この会の特徴は、しばりのない気軽さ。自由に詠み、すべての歌を自分の目線で受け止めて楽しむ。
「特に添削をしないので技術的な上達はわかりませんが、互いの歌からさまざまな言葉と物事の見方や捉え方などを学び得ています。来るもの拒まず、去るもの追わず、歌にも人にも寛容であることが10年継続の秘訣かもしれません。」と内野さんと会員のみなさんはにこやかに話す。
この度、2006年の第1集に続き、短歌ハーモニー歌集「青葉のへ」・第2集が出来上がった。(千葉市と佐倉市の各図書館で閲覧可)歌はもとより、用紙・印刷・製本・装丁・レイアウトなど常にみなで話し合いながらの完成に、その過程も宝としている。
11年目、少し休んでいた歌人の研究も再開。季節の風に吹かれ、青葉の森での吟行も待ち遠しい。(けやき)
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