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2012年2月17日 (金)

短歌ハーモニーの作品が「カルチャーのうた」に載りました

「短歌ハーモニー」の作品が、『短歌往来』3月号「カルチャーのうた」
に登場しました。ここでは、一人1首を紹介します。
全容は雑誌でご覧ください。 

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千葉市男女共同参画センター 短歌ハーモニー歌会 

亀鯉らいづこへゆきし液状化池水逃げて腐臭ただよふ 

                        海保秀子

もどかしい手元を見つめ冷やかな視線を浴びせる後ろの人々 

                      美多賀鼻千世

 

天地のいとなみのまま花の舞 老桜大樹人を集めて

                        大堀静江

 

夜更けより静かにおりくる初雪の咲く白梅を薄氷つつむ 

                        岡村儔子

 

(福島第一原発事故から九ヵ月)

放射能今も出続け鳥たちに不安広がる沈黙の春  藤村栄美子

 

 

冬花火松明を持つスキーヤー幻想的なまつりに酔いて   

                      加藤海ミヨ子

 

母とふたり門扉を閉ざしくらす夏 夫の畑の馬鈴薯とどく 

                        武村裕子

 

しろがねの糸の編み出す蜘蛛の巣の造形に息のむ朝もやのなか

                        内野光子          

 (『短歌往来』20123月号から)

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