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2012年4月11日 (水)

自衛隊機、500メートルの低空飛行~50年も続いている

 佐倉のサクラもほぼ満開で、今日あたりの風雨で散り始めているのではないか。季節が移って気になり始めるのが、航空機の騒音である。このブログ記事でも何度かお伝えしているが、約4000フィートの南風仕様の低空飛行が増加する。国交省の羽田事務所に聞いてみても、基本的には、昨年とは変わらないが、千葉市中央区の通過が、若干、東側に寄ったので、佐倉市上空も北からの着陸便がやや東寄りのコースに飛んでいるという。便数も変わらないというから、35分に一機という時間帯もある。これから窓を開ける季節を迎えるので、騒音の悩みは尽きない。国交省でもコースの分散化と高度化は課題として取り組んでいる、と強調はしていたが。
ウオーキングの途中、近くのAさんに出会った。Aさんは、一昨年の羽田空港の国際化以来、早くより、航空機騒音について、佐倉市、県や国にもいろいろ聞き合わせて、市や市議にも働きかけてきた方だ。「また、悩ましい季節ですね」と、異口同音に。 

なお、この12年、友人とのウオーキングは、夏を除いて、午後2時から3時ごろに定着しつつある。そこで気が付いたのは、午後3時前後の超低空飛行の航空機であった。住宅街の真上を、超高層ビルを掠るようにも見える航空機は、何なのか。問い合わせて、下総基地の自衛隊の訓練機とわかった。高度は15002000フィートというから500700mということになる。民間機の低空の折のちょうど半分の低さ。騒音もさることながら、2機、3機続いたりするとやはり怖い。2・3日前には、民間機と自衛隊機が高度こそ異なるが、交差する場面を目撃した。頼むから落ちないでくれ、部品を落とさないでくれ、と願うばかりだ。 

下総基地の環境専門官につないでもらって尋ねてみた。下総基地には10機あるそうだが、訓練機として使用するのは25機で、土日を除く原則、毎日、天候にもよるが、8時~5時の間、9時過ぎに基地を離陸して、房総沖に向かい、着陸のため3時前後に佐倉市上空を通過するという。そういえば、10時前にも、よく低空飛行に出会っていた。ときには、午前中と午後に分けて訓練することもあるので、離着陸の回数は2倍になるという。実績として、月や年でどのくらい飛んでいるのかと言えば、国防秘密だからお答えできない、防衛省に情報公開で聞いてみてはとのこと。志津地区は、住宅密集地だし、超高層ビルもあるのだから、コースを変えるつもりはないか、と問えば、この50年間、コースは変えていないともいう。意見として伺っておくと。関係自治体には、週単位で、飛行予定を知らせていて、変更があれば当日報告するとのことだ。陸上自衛隊の市内での訓練予定は、佐倉市のホームページに載っていたが、航空機については載っていない。 

国交省、羽田事務所:03-5757-3000 

下総航空基地、環境専門官:0471-91-2321(内線2217)

 

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