晴れ着の成人式、 列島の嵐
成人の日が近づくとマスメディアは、各地の一風かわった成人式の様子が盛んに報道され始める。そして、振袖に白いファー、派手な髪飾りが定番の成人式にはしゃぐマスメディア。バブルが終わって失われた20年の間に成長した、今年の新成人たちに「送る言葉」だろうか。あの非日常的なイデタチのために大枚をはたいて何になるのだろうか、と思う。それをなぜかワンパターンで報道し続けているのはいかがなものだろう。仕事を失い、住む場所にも苦労する若者たちが多い社会で、新成人もその家族も、そして世間も、何かに踊らされるのではない、自分の暮らしをみつめ、賢くなりたいものだ。
いまは、ようやく結婚式もお葬式も日常の延長のような、ジミ婚や家族葬が増えてきたのはとてもいいことだと思っている。というより健全な感覚に戻りつつあるのではないか。青山葬儀場や築地本願寺の告別式はタレントや政治家の人気商売のやりたい人だけがやればいい。
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