高校生に改憲反対のチラシを配る
私が参加している地元の9条の会で、市内の4つの県立高校前で、「憲法9条を守ろう」のチラシ配布を始めて3年になる。二巡して8回配布したことになる。この日は三巡目に入ったN高校、校舎の一部が耐震工事中とのことでシートに囲われていた。配るチラシは、会員のOさんが頑張って作成してくれた、マンガ入りのカラーである。前回はパソコンからカラー印刷したが、今回は、ネットで見つけた業者に依頼したら、驚くほど安く仕上がったという。これでは街の印刷屋さんが消えていくわけだと妙に納得。
配るのは、朝の登校時のため、私はなかなか参加できなかったが、この日は久し振りの参加だった。数日前に、会の代表が教頭にお会いし、了解を得ている。7時45分、仲間の5人と校門の左右、横断歩道の向う側、少し離れたバス停やコンビニ前とに散って待機する。出足は鈍かったが、8時過ぎたころから、自転車通学の生徒が結構なスピードでやってくる。チラシを彼らに渡すのは至難のワザ、危険も伴うので、あきらめる。バス停や最寄りの駅から歩いてくる生徒には渡すタイミングが難しい。友達とおしゃべりに夢中で無視される。スマホと向き合って歩いてくる生徒は私たちに目もくれない。それに、実に多くの生徒が、どういうわけかコンビニに入って行っては、飲み物を手に持ったり、弁当の袋を下げたりして出てくるので、両手がふさがっていることが多いのだ。
それでもめげずに、私は「ちょっと読んでみてくれる」「憲法の話なんだけど、後でゆっくり読んでね」「憲法がコワいことになっているんだけど」・・・。今どきの高校生との接点がまるでない私は戸惑うばかり。それでも、手を差し出す生徒がいるし、とくにカップルの場合はたいてい機嫌よく受け取ってくれる。8時20分過ぎ、校門辺りを見回りに来られた先生に、挨拶して終了。私は34枚、後の集計によればみんなで210枚だったそうだ。よかったのか悪かったのか。
来週の駅頭での配布は、急きょ「特定秘密保護法案」の危険性を訴えるチラシをということで、解散したのだった。
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