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2015年1月31日 (土)

政府批判の自粛とは

今度のような「イスラム国」による人質事件が「発覚」した後の政府・与野党、マス・メディアの対応みていると、まるで非常時の挙国一致状態に近い。安倍首相は、国会答弁で、他国における「邦人救出」のために自衛隊を派遣できるようにしたいとまで表明した。情報収集とヨルダン頼みの静観しかしていない政府を静かに見守り、事件が解決するまでは政権批判を慎みましょう、という「自粛」ムードは、何を意味するのだろう。メディアや国民に自粛を強いることで事態を好転させているのだろうか、いや悪くする場合もあるのではないか。「テロ」の残虐性を認めるわけにはいかない。同時に米軍の「空爆」も同様だろう。かつての米軍による日本への空襲や原爆投下、日本のアジアにおける侵略行為に残虐性はなかったのだろうか。それらの残虐性を消し去ることはできないだろう。

そんなことを考えていると、短歌へのモチベーションはガクッと落ちる。断捨離?の一環で古い雑誌を整理していたら、ぽろっと落ちてきた切り抜き記事があった。少々古く、執筆者の結論とはやや異にするものの、このコラム記事にいささか励まされ、つぎの作業に入ることができればと思っているのだが。

(大波小波)「『斎藤史全歌集』への疑問」(『東京新聞』夕刊1998年11月5日)

http://dmituko.cocolog-nifty.com/saitohumi.jpg

 

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2015年1月19日 (月)

一昨年の拙著をご紹介いただきました

 山梨で多角的な活動をされている飯野正仁さんが下記のブログで、内野光子著『天皇の短歌は何を語るのか』(お茶の水書房 2013年)をご紹介いただきました。ありがとうございます。飯野さんは、戦時下の美術家、戦争画を描いた画家たちの責任についても多く発言されています。
モリエール山梨「猫の後ろ姿」1468「読初」(2014年1月3日)http://ameblo.jp/e-no4765/entry-11972758363.html

 

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村岡花子、ドラマの出来事があたかも史実のようにひとり歩きして(2)あやかる記事の氾濫!

  前回の記事「まず、展示会の多さにびっくり!その中身は?」の続きである。

http://dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2015/01/post-ccc7.html201417日) 

展示会に続いて、朝ドラ「花子とアン」の放送が進むにしたがって、その視聴率が高いとして、あやかる記事が氾濫した。前の記事に掲載した文献は、ほんのわずかでしかなかった。もちろん網羅的とは言えないが、その後、補って一覧とした。一般的に言えることは、親族が執筆した評伝や発言というものは、どう頑張ってみても、その客観性に限界があると思っている。それにしても、この大量発信にはどういうメッセージが込められているのだろうか。週刊誌は、好んで、本来脇役であった蓮子というよりそのモデル「柳原白蓮」に焦点を当てるものが多くなり、とくにスキャンダル性の高い「白蓮事件」周辺をテーマにした記事が続いた。78月に集中し記事が多いのは、雑誌・週刊誌の夏季休暇の時期と放送が終盤に差し掛かった時期とが重なってのことだろうか。ドラマに出演のタレントにまつわる記事も多かった。

今回は、新聞・雑誌記事に加え、ネット上での散見した、いくつかの記事も対象とした。その中には、中島岳志(南アジア地域研究、政治思想史)のツイッターでは、ドラマの進行に従って、村岡花子や宮崎龍介の残した具体的な言説とその出典を示しながら、ドラマの内容と現実とのギャップを提示し続けていた。村岡花子は、戦時下になって体制に迎合したというのではなく、児童文学も翻訳も社会的活動も、当初から、全体主義的な思想が根底にあったとする。また、古澤有峰(医療・文化人類学、哲学・宗教・政治学・・・)は、村岡を全体主義的思想の持ち主と断定できず、戦前・戦後の反戦的言説にも等しく触れなければアンフェアになるというのだから、両者の論争の展開を期待したいとも思った。私自身といえば、村岡花子に限らず、表現者が体制や輿論におもねる言説があったというなら、それも自らの足跡として忠実に残すことが、表現者の責任だと思っている。振り返って、自分にとって不都合な業績や発言を無視したり、隠蔽したりすれば、もうそれだけで、トータルな、正常な評価を拒んでいるのではないかと思ってしまう。正当な評価は、全面的な情報開示、作品開示が前提となって、初めて可能になるのではないか。

そういう意味で、中島岳志の研究者としての文献発掘の仕事や一つのデータベースとして「憲法とたたかいのblog」上の「花子とアン白蓮の生涯」は、貴重なものに思えた。私自身、文献目録作成には現物に当たるのを原則としているので、全国紙4紙は眼を通し、短歌雑誌、二、三の週刊誌の一部は確認に努めた。また、ネット検索により、原文再録や現物映像があれば確認した。番組案内・視聴率報告出演出演タレント情報などは原則として省略した。あとは、補正を待たねばならないが、とりあえず利用していただいて、ご教示をいただければありがたいと思っている。

なお、この記事一覧作成中、とくに感じたことを二つほど書きとどめておきたい。

一つは、「赤旗」(日曜版も含む)の記事が、異様に多かったこと。しかも、村岡花子と柳原白蓮を、戦前・戦後を通じて抵抗の文学者として高く評価していることだった。97日の松尾は、花子は「(白蓮)のような反戦思想の持ち主ではありません。せめて時代への沈黙の代わりに『赤毛のアン』翻訳に夢を託します」、1941128日の「コドモニュース」の担当から外された花子は、辞表を提出する「一方で、花子は文学報国会に参加し、時代に妥協していきます」と述べるにとどまり、花子が、文学報国会の活動のみならず、大政翼賛礼賛への発言が増幅していく事実には目を向けない。白蓮を「反戦思想の持ち主」との前提にも問題のあるところである。715日の永野は、戦時下の白蓮の活動や作品には触れずに、息子の戦死で打ち砕かれた幸せが平和を願う世界連邦運動へと導いた、としている。1225日のテレビ欄での口山は、「真実を求める想像の翼は戦火をかいくぐってなお健在だった」と言い切る。以上は署名記事だが、コラム「潮流」の論調や日曜版のインタビュー記事になると、朝ドラ「花子とアン」へのエールと村岡花子と柳原白蓮という実在人物への礼賛に終始する。さらに、出演のタレントに役柄を語らせる記事まで登場する。もはや戦時下の活動や発言などまるでなかったような、番組へエールは高まるのである。

ちなみに、白蓮の先の私のブログ記事に掲げたつぎのような作品をみても、「反戦思想」の持ち主だったのか。

・天が下やがて治まり日の出ゆ東亜の空によき春来れ

(輝く 19404月)

・征きてみ楯死にて護国の神となる男の中の男とぞおもふ

(婦人倶楽部 194010月)

・国をあげて極まるときし召されたり親をも家をも忘れて征けや

(日本短歌 19442月)

花子と白蓮のとくに日中戦争期・戦後の言動については、当ブログ2014926日から連載した「これでいいのか、花子と白蓮の戦前・戦後」(1)~(4)を参照いただきたい。

朝ドラ「花子とアン」の放送中にも、この一覧にあるように、花子や白蓮の描き方が史実と大きく乖離していることが指摘されても、反論もなく、無視が続いている。各地の議員などのブログによれば、赤旗読者勧誘の一助にもしているらしい様相が伺われるのであった。商業メディアならいざ知らず、革新政党の政党機関紙が、視聴者に人気があるからと言って、ドラマと史実をないまぜに、歴史的な検証もなしに、迎合してしまっていいのだろうか。たかが朝ドラ、されど朝ドラ、NHKが公共放送であることも忘れてはならないだろう。

二つは、歌人の発言が意外に少なかったこと。結社誌や同人誌などはわずかしか目にしていないので、何とも言えないが、いわゆる短歌関係雑誌や新聞の関係記事は少なく、つぎの3件であった。『歌壇』8月号に執筆の三枝昂之は、山梨県出身で、「村岡花子展~ことばの虹を架ける~山梨からアンの世界へ」(2014412日~629日)を開催した山梨県立文学館の館長であり、『短歌』9月号の「村岡花子と短歌」では、花子と白蓮が入会していた竹柏会「心の花」の主宰佐佐木信綱の孫で歌人の佐佐木幸綱と花子の孫の村岡恵理との「孫・孫」対談という企画であった。この対談では、ドラマでは、花子と短歌や白蓮以外の歌人との関係がすっぽりと省略されているのが残念だったこと、信綱の竹柏会からは多くの個性的な女性歌人が輩出し、影響しあったことなどが語られていた。また、『短歌研究』12月号の『年鑑』の一年回顧の座談会には、佐佐木と三枝が参加しており、その冒頭の話題が「村岡花子と柳原白蓮に見る短歌の底力」であった。ドラマ「花子とアン」によって短歌自体に光りが当てられたこと、花子の仕事には短歌の素養が生きていたこと、山梨県立文学館の展示は、実生活の花子にスポットライトをあて、入館者動員が記録的だったことが語られていた。いずれの記事にも、ドラマの花子・白蓮人気にあやかっての発言が多く、両人の全体像を踏まえた上で言及がなかったのが残念であった。

「花子とアン」関係記事一覧抄(発表年月順)

(内野光子作成、201516日現在 未完)

注 ①村岡花子・柳原白蓮の親族の執筆ないしインタビュー:●印

   ②短歌雑誌記事:網掛け ③赤旗及び日曜版:太字

  http://dmituko.cocolog-nifty.com/hanakotoankijiitiran.pdf

 

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2015年1月17日 (土)

「歌会始」、あらためて思う

  歌会始報道について、どこも同じようにも思えるのは、宮内庁発表の下記資料によるからだろう。テレビでは映像が必要になるが、公式(?)映像と独自の入選者取材などが添えられる。地方新聞、全国紙地方版、地方局では、その出身の入選者のエピソードが大きく報じられる。

「平成27年御製御歌及び詠進歌」

http://www.kunaicho.go.jp/culture/utakai/pdf/utakai-h27.pdf

しかし、ここで共通しているのは、いわゆる歌会始欠席者情報は皆無に等しいことである。雅子皇太子妃に関しては、健康上の理由での欠席が報じられて久しいが、その件に触れることはあっても、他の皇族については皆無といっていい。まるで後ろめたいことのように。NHKのテレビ中継では、皇太子妃の短歌が朗読されている間のコメントで伝えてはいるが、その日のお昼の「NHKニュース」の読み上げでは、その歌の紹介もなかった。オンラインのニュースweb20141141210分)には記されている次の部分がすっぽり省略されていた。

続いて、皇族方の歌が披露され、療養中のため欠席した皇太子妃の雅子さまは、イギリスの大学院に留学していた時の恩師から著書をもらった際、学生生活を懐かしく思い出したことを、「恩師より贈られし本ひもとけば若き学びの日々のなつかし」と詠んだ歌を寄せられました。

  その他の欠席者は、短歌も見当たらない三笠宮夫妻と常陸宮、三笠宮次女瑶子さん、高円宮三女絢子さんで、留学中の秋篠宮長女眞子さんは、短歌はあるが欠席のようだった。秋篠宮佳子さんが初参加で話題をさらったようだが、三笠宮信子さんが久しぶりに復帰されたようだった。「歌会始」を皇室と国民との懸け橋的な役割を果たす皇室行事と標榜するならば、やはり開放的であってこそ、と思う。さらに、学校あげての応募とか「苦節何十年」の末の入選とか、短歌本来の楽しみ方を歪めてしまわないだろうか。 

 元旦に発表される天皇の短歌が今年から2首減って3首となったのは、体調を配慮してとのことであったが、歌一首に費やされるエネルギーがかなりの負担になっていたのだろうか。そして思うのは、皇室の伝統文化は、国民を巻き込むことなく純粋に皇室の中で守り、楽しまれるものではなかったか、と。

  12月31日、1月14日の記事も合わせてご覧いただければと思う。

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2015年1月14日 (水)

2015年歌会始テレビ中継を見て

今年の歌会始は、141030分からのNHKテレビ中継と後半は録画でみたことになる。相変わらず寂しい男子皇族方の席には皇太子と秋篠宮の2名だった。皇太子妃の不参加も毎年のこととなった。各界から選ばれるという陪聴者は84人との解説だったが、最前列には政治家が並ぶ。歌人はそのうち何人くらいか。いずれにしても一番の大所帯になっている。10首の入選歌の中には、10代の女子中学生・高校生の作品のほかにも口語でありながら「旧仮名遣い」があり、年配の方の作品の中にも口語と文語が入り混じって「旧仮名遣い」が使われていて、なんとなく落ち着かなかった。応募要項には、「定型」との要件はあるが、口語・文語、仮名遣いには触れていない。ということは、入選の作者はすべて「旧仮名遣い」だったのだろうか。私自身、文法に目くじら立てる方ではないのだけれど、いいのかなァと。

〇最年少の女子中学生の歌

この本に全てがつまつてるわけぢやないだから私が続きを生きる

〇女子高校生の歌

暑い夏坂を下ればあの本のあの子みたいに君はゐるのか

それはともかく、日本国憲法を守ろうという人たちも、日本の皇室制度、天皇制については、誰も何も言わなくなってしまったのではないか。メディアに登場する革新的、リベラルという政治家や評論家、研究者も、皇族の話になると、急に言葉をあらためて敬語を使ったり、天皇や皇后の心情を慮って、その言動に心を寄せるたりする。これって、天皇の政治利用ではないのかしら。逆に、政治的発言や活動がまったく封じられた生活が強いられる「人々」を前提とする制度自体が問題なはずなのに、そこまで言及されることはめったにない。

歌会始は、皇室と短歌が政治的に利用される一場面であり、したたかな歌人たちが皇室の権威を利用しているという側面をも見せているのではないか。 

参考までに、今年の作品と応募歌数の推移は宮内庁ホームページ内の以下で見ることができる。

「平成27年御製御歌及び詠進歌」

http://www.kunaicho.go.jp/culture/utakai/pdf/utakai-h27.pdf

「最近のお題と詠進歌数等」

http://www.kunaicho.go.jp/culture/utakai/eishinkasu.html

 

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2015年1月13日 (火)

「自由と平等を求めた女性作曲家たち~ル・ボーとアンドレーを中心に」 (1月9日、19時~、津田ホール)を聴きに

   風は冷たく、体調は万全ではなかったけれど、思い切って、上記のコンサートに出かけた。そんなわけで、コンサートに先だって開催された、企画者である小林緑さんの講演を聴くことができなかったのが残念だった。 会場の津田ホールには、数回しか入ったことはないが、千駄ヶ谷駅前という便利さが何よりも魅力だった。しかし、この3月に、専門家たちからも惜しまれながら閉鎖される。津田塾大学のキャンパスとして、再開発されるということではあるが、やはり残念に思えた。「津田ホールで聴く女性作曲家たち」(知られざる作品を広める会主催)というシリーズも今日の5回で最終回ということだった。 ル・ボーもアンドレーもまったくなじみのない名前であったが、プログラムにクララ・シューマンの名があって、正直、ほっとしたのであった。

●エレーヌ・ド・モンジェルー(1764-1836):
「ピアノ教育大全」より練習曲集」99番,106番,66番,111番〔ピアノ独奏〕
●ルイーゼ・アドルファ・ル・ボー(1850-1927):
ヴァイオリン・ソナタ ハ短調(op.10), エレジー ト短調(op.44 )〔ヴァイオリンとピアノ〕
●クララ・ヴィーク〔=シューマン〕(1819-1896):
ピアノ協奏曲イ短調ロマンツェ(op.7) 第2楽章〔チェロとピアノ〕
●マリー・ヴィーク(1832-1916):
スカンジナヴィア民謡による幻想曲〔チェロとピアノ〕
●エルフリーダ・アンドレー(1841-1929):
ピアノ三重奏曲 ト短調〔ピアノとチェロとヴァイオリン〕

遠藤香奈子(ヴァイオリン)江口心一(チェロ)宮崎貴子(ピアノ)
企画・構成・講演:小林 緑(国立音楽大学名誉教授)

    エレーヌの練習曲には、それぞれ練習目的と解説が記されているそうで総数114曲に及ぶ。フランスのリヨンに生まれ、12歳よりピアノを学びはじめ、モンジェルー侯爵と結婚、1793年、革命政府からの排斥を逃れ、夫妻で国外脱出を図るも捕えられ、夫は獄中死し、彼女は辛うじて救われるが、パリに帰還後再び逮捕、その折、国歌の「ラ・マルセイユ」の即興変奏を繰り広げ免罪になったという。1795年創設のパリ音楽院ピアノ科の女性唯一人の正教授となったが、指導方針の違いからか辞職、作曲活動と共に「ピアノ教育大全」を出版。結婚生活も波乱に満ちているが、フィレンツェで死去。今回の演奏には、革命の激動とロマンティズムが感じられる曲もあって、頷けるものがあった。
  ルイーゼは教育熱心だった父親を持ち、ヴァイオリン、ピアノ、作曲を学びはじめ、ドイツロマン派最高の女性作曲家と目されるようになる。1893年ベルリン王立音楽院の教授職招聘が撤回されるなどの屈辱を味わう。1910年自伝『ある女性作曲家の生涯の思い出』を出版。ドイツや日本でもほとんど演奏されることがなく、「エレジー  ト短調」は、日本での初演ではないか、とのことである。
  クララ・シューマンは、ライプチヒに生まれ、父親ヴィークの教育もあり、9歳でピアニスト・デビュー。演奏曲は、なんと16歳の時の完成作品で、1835年11月には、クララ自身、メンデルスゾーンの指揮のもとゲヴァントハウスで初演を果たしたという。父親の反対を押し切り、父親の弟子でもあったロベルト・シューマンと1840年に結婚するが、その生活は、自身の活動より夫のそれを優先しなければならず、自由がなく、1854年シューマンが自殺を図った以後の療養中は、7人の子どもの養育とコンサートをこなし生計を立てていた。甘美でゆったりしたメロデイが魅力的だった。
   つぎのマリー・ヴィークは、クララの父親ヴィークの再婚後の娘で、クララの義妹に当たる。ピアニスト、声楽家として名高く、ヨーロッパ各地の演奏旅行先での民謡にも深い関心を寄せ、この日の幻想曲も、聞き覚えのあるメロディがテーマの一つになっていた。
   エルフリーダー・アンドレーは、スウェーデンの初の大聖堂オルガニストとしての地位を築いた。医者の父親から周到な音楽教育を受けるチャンスを与えられ、作曲、指揮などに多彩な能力を発揮し、 女性解放運動にも参画している。  

   音楽には、素人ながら、この日は若い3人の演奏者にも恵まれ、戦いながら、自らの才能を信じた女性作曲者たちを思い起こしながら、充実した時間を過ごすことができた。

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写真の上段がルイーゼ・アドルファ・ル・ボー、下段がエルフリーダ・アンドレーです。

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2015年1月 7日 (水)

村岡花子、ドラマの出来事があたかも史実のようにひとり歩きして(1)まずその展示会の多さにびっくり!、その中身は?

  旧聞に属するが、昨年9月に終了したNHK朝の連続ドラマ「花子とアン」の話である。当ブログでも、放送終了の前後に4回にわたって記事を書き、ドラマが大きく史実を歪め、間違った人物像を定着させていることに疑問を呈した(後掲の記事一覧参照、ブログ記事が読めます)。NHKや脚本家は、ドラマはドラマであって、身内の書いた評伝を原案として、登場人物も、実在人物とは名前を変えたりしてモデルにしているに過ぎないとするスタンスなのであろう。しかし、まったくのフィクションと言い切るわけではなく、いわゆるいくつかの番組の宣伝番組では、当然のように「村岡花子」の肖像写真や作品、身内の証言、キャストのエピソードなどの相乗効果を利用していた。そして、多くの視聴者には、ドラマの中で村岡花子の家族関係、生い立ち、人間関係など事実と異なるさまざまな設定とともに歴史的事件に際して言動は、あたかも現実であったかのように刷り込まれていった。そのドラマ発信の「事実」が一人歩きし、増幅され、定着させてしまった効用が大きい。現実の村岡花子、柳原白蓮などとは全く異なる人物像を流布させた結果の「ブーム」ではなかったかと思う。 展示会も多かったが いまの時代に、村岡花子の生き方や文学的な業績、社会的な活動を見直すこと自体は、とても意義があることだと思う。しかし、その情報源や評価が余りにも偏り過ぎていて、というより、見直すどころか、不都合な事実は素通りしてしまうという手法が横行していることに危惧を覚えたのだ。「ブーム」というのは怖い側面を持っている。たとえば、関連の展示会が、私が確認できたものだけでも以下のように目白押しだった。東洋英和の「村岡花子と東洋英和Ⅱ」となっているが、「パートⅠ」に当たる展示会が開催されたのか否か、確認できなかった。村岡花子の最初の就職先は、山梨の英和女学校だったが、ドラマでは、実家近くの小学校になっていた。そのあたりをどう説明していたのだろうか。山梨県立文学館の展示においては、展示やそのカタログの年譜においても太平洋戦争開戦から終結までの活動が空白であったという。
猫の後ろ姿 1337 村岡花子展 山梨県立文学館(飯野正仁のブログ 2014年4月19日)
 山梨県立文学館の入館者がいつになく3万人を越える盛況であったというだけ、その展示方針が問われるだろう。こ うした年表の欠落については、私も、かつて藤田嗣治の展覧会で経験したことがあった。
上野の森美術館「レオナール・フジタ展」<欠落年表>の不思議(内野光子のブログ 2008年12月13日) http://dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2008/12/post-13fc.html

「赤毛のアン」・村岡花子関連展示会一覧(内野光子作成、1月6日現在,未完

赤毛のアン記念館・村岡花子文庫(東京都大田区大森) 1989年~ (現在休館中)http://club.pep.ne.jp/~r.miki/house_j.htm

大田区HPhttps://www.youtube.com/watch?v=hyq6lDLfbLE&app=desktop

「村岡花子と東洋英和Ⅱ」 東洋英和女学院本部大学院棟(東京都港区六本木) 2014年3月11日~9月27日

赤毛のアン翻訳者の村岡花子の住んだまち 大森(動画) シティニュースおおた 2014年4月1日~4月30日http://m.youtube.com/watch?v=hyq6lDLfbLE
*このニュース映像によれば、太田区郷土博物館(2014年1月~3月)、大田文化の森情報館(4月1日30日)、六郷(4月1日~5月31日)、大森南(4月11日~5月7日)、久ヶ原(4月18日~5月14日)の各図書館で( )の日程で関連展示コーナーが設置されていた

「村岡花子展~ことばの虹を架ける~山梨からアンの世界へ」山梨県立文学館(甲府市)  2014年4月12日~6月29日

「モンゴメリと花子の赤毛のアン展 ~カナダと日本をつないだ運命の一冊~」 (日加修好85周年記念)日本橋三越(東京都中央区)(2015年にかけて全国各地デパート巡回)  2014年5月21日~6月2日 

  「花子とアンへの道 村岡花子 出会いとはじまりの教文館」教文館(東京都中央区銀座) 2014年5月31日~7月14日

「村岡花子と『赤毛のアン』の世界展 ~本を道しるべに、少女たちのために」弥生美術館(東京都文京区) 2014年7月4日~9月28日

「村岡花子と教文館」 教文館(銀座)2014年7月25日~9月7日

「連続テレビ小説『花子とアン』花子が残したラジオ番組」 NHK放送博物館(東京都港区愛宕) 2014年8月1日~9月28日  

 上記、大田区では、従来から馬込文士村の広報は盛んだったが、今回の「花子とアン」放送を機に“村岡花子の住んだまち大森”を「まちおこし」の目玉にしたかったようで「大田区『花子とアン』推進委員会」まで立ち上げている。ドラマ放映と同時にいくつかの区立図書館で関連イベントが開催されていた。またモンゴメリの母国カナダの観光局でも、この機会をとらえての広報を展開、その一環として「モンゴメリと花子の赤毛のアン展」を全国の巡回展を開始した。展示会主催者によって、花子とのかかわりが強調されるのは当然であるが、山梨県立文学館の展示は、いわば村岡花子の総論的な展示会としての役割が大きかったと思うが、ここでも、前述のような<欠落>を生んでしまったことは残念なことだった。

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2015年1月 3日 (土)

「課題」と「懸念」が好きなマスメディア~「与党税制改正大綱」はどう報道されたか

 1230日、自公両党が決定した来年度の税制大綱が発表された。12月総選挙のため例年より遅れた発表となった。今年10月の消費税10%への増税は先送りになったが、さまざまな改正点が明確になった。新聞各紙は、企業向け、個人向けというくくりで、改正項目を図表にして提示していた。ここでは毎日と東京の図表をコピーした。今後は、年頭に閣議決定され、続く通常国会で改正案が提出されるはずだ。すでに11日から施行の相続・贈与にかかる税改正とあわせると、税制改正点の全貌が見えてくる。

参考:http://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/sozoku/aramashi/

(国税庁)

東京新聞と毎日新聞の図表

http://dmituko.cocolog-nifty.com/zeiseitaikouzuhyou.pdf

 1231日朝刊各紙は、そのトップ記事で、与党の「来年度税制改正大綱」を伝えた。以下は、関連記事の「見出し」を拾った表である。読売とはNHKはオンラインによるWEBニュースから拾い、赤旗は1231日だけ目を通した結果である。通読したところ、いずれも図表などを用い、理解しやすいような工夫をしているが、読売・NHKは、今回の改正大綱を積極的に評価し、与党・財界の意向や期待を代弁している。東京「大企業、富裕層に重点」、毎日「潤う大企業・富裕層」、赤旗「大企業減税、中小課税強化」と1面の見出しで、今回の改正のポイントを突いていると言えよう。朝日は1面以外で、同趣旨のことは強調するが、1面の見出し・記事は、バランスをとることに苦慮した紙面となっている。大多数の国民や家計へ恩恵ももたらすことがないことを「格差固定化懸念も」の小見出しで伝えるのみである。5面では二人の「識者」のコメントを載せているところからも伺われる。しかし、形式的な中立性やバランス論は、メディア本来の、読者や視聴者への論点提示、多角的な判断材料を提示するという役割をむしろ損なうものではないか。「懸念」「課題」を提示するだけで、事足れりとする風潮が際立つようになった。「懸念」「課題」のなか身こそが重要で、「懸念」「課題」の解決の道筋を示すことをはじめから投げ出して、現状肯認や体制順応を誘導しているような気がしてならない。比較表では、「懸念」「課題」を赤字としてみた。たとえ赤字がなくとも、その内容に具体性が伴わず、言葉だけが題目のように唱えられる場合もあるので、用心しなければならない。

とくに公共放送をを標榜して受信料で成り立つNHKの政府・与党の広報化は、この表でも明らかで、1230日の「ニュース7」では、自民・公明・経済界の反応にしか言及がない。朝・昼・夜の報道を使いわけながら、税制大綱が発表に至る12月30日までも、その内容の小出しに余念がない。

来年度税制大綱改正(自民・公明両党決定)についての

1231日朝刊各紙報道(見出し)比較

(内野光子作成)
http://dmituko.cocolog-nifty.com/zeiseitaikoukijihikakuhyou.pdf                                   (上のPDFの方が見やすいかもしれません)                 

 

新聞

 
 

社説

 
 

第①面トップ記事

 
 

その他の頁の関係記事

 
 

朝日

 
 

税制改革「再配分」は置き去りか

 

(沖縄冷遇政府対応は大人げない)

 
 

景気刺激策優先

 

子・孫贈与優遇拡充

 

企業向けは減税先行

 

格差の固定化懸念

 
 

②(時々刻々)税制「安倍印」ずらり/財政再建派影薄く/法人税減税幅も押し切る/選挙で議論先送り次々/軽減税率案来秋にも自公

 

④全面2015年度与党税制改正大綱・大綱要旨/暮らしの中の税は/税の負担こう変わる(図表)

 

⑤税改革黒字大手に恩恵/赤字の税優遇縮小

 

「好循環の第一歩」(竹中平蔵)

 

「格差是正見えず」(三木義一)

 
 

東京

 
 

不安もあり希望もあり大みそかに考える

 
 

大企業、富裕層に重点

 

与党税制改正大綱を決定

 

安倍カラー濃く

 

格差解消重い課題

 
 

②贈与税非課税枠結婚・出産・育児最大1000

 

住宅資金上限3000

 

③法人減税恩恵3割/賃上げは一部の企業家/要件緩和も腰重く

 

④生活密着の税見直し

 

⑦全面税制改正大綱決まる/15年度税制改正大綱の詳報/エコカー免税見直し/NISA非課税枠拡大

 

「格差の固定化招く懸念」(三木義一教授に聞く)

 
 

毎日

 
 

法人税減税 国民の理解が不可欠だ

 

(アサッテ君40年分の感謝を込めて)

 
 

税制大綱決定 賃上げや消費促す

 

潤う大企業・富裕層

 

減税規模は1240億円

 
 

③(クローズアップ2014)法人減税効果偏り/自民税調「収益改善、活用を」/中小「賃上げできぬ」/改正官邸押し切る

 

④増税先送り課題残す/軽減税率難航必至 /「配偶者控除 」「ビール」未決

 

「法人減税代替財源を」(土居丈朗)

 

⑥贈与の非課税枠拡大/住宅購入最大3000万円/結婚・子育て新制度で支援/ジュニアNISA創設/消費回復を下支え/地方活性化も狙う

 
 

読売

 
 

与党税制大綱経済再生~着実に改革を進めよ

 
 

成長重視、1380億円減税…与党税制大綱

 

若者へ資産移転促す

 
 

税制改正大綱の要旨

 

法人減税賃上げ促す、1516年度2100億円負担減、経済界引き下げを歓迎

 

「家計の直接支援必要」(片岡剛士)

 

「消費税10%超も視野」(土居丈朗)

 
 

赤旗

 
 

与党税制大綱

 

大企業最優先政治のきわみだ

 
 

2年で3.29%大企業減税

 

与党「税制改正大綱」中小は課税強化へ

 
 

③国民・中小企業から吸い上げ大企業にどっさり/財界要求丸のみ/社会保障は大改悪/内部留保だけ「成長」/税制改正大綱要旨

 

「<応能負担>発揮を」(浦野広明)

 
 

NHK

 
 

 

 
 

1230日ニュース7

 

自公来年度の税制改正大綱を決定/自民野田氏「企業活動を積極的に後押し」/公明「軽減税率盛り込まれ大きな意義」/経済界の受け止め

 

記者解説税金はどう変わる 

 

1231日おはよう日本自公軽減税率めぐり調整手間取ることも

 

減税措置で経済の好循環が課題

 
 

1229日おはよう日本

 

エコカー減税 低燃費車が有利

 

1229日NHKニュース(正午)

 

自民税調法人税引き下げ幅の方針確認

 

 

 

 

 

 

 

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2015年1月 1日 (木)

新年のご挨拶申し上げます

いつも当ブログをお訪ねくださいまして、ありがとうございます。

政治やメディアの動向を思いますと、重苦しさを覚える昨今です。

昨夏は、17歳の犬との別れがありましたが、10月には、ドイツを再訪、フランクフルト、ライプチヒ、ベルリンの街を歩きました。主に戦跡やドイツ統一の歴史をめぐる旅となりました。11月には、知事選最中の沖縄を訪ね、戦争の傷跡と基地の実態を目の当たりにしました。いずれも私にとっては 、遅すぎた修学旅行の感がありました。感じたこと、学んだことを大切に、息苦しい時代を少しでも切り開く一助にしたいと思っています。201511

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なお、当ブログは開設して9年になりますが、記事数は総計607本となりました。昨年、一年間の閲覧数の多かった記事は以下の表の通りです。

「自治会と寄付」をテーマにしたものが13位、91115位を占めていました。あらためて、その関心の高さに驚いています。

4は、地域の開発会社の社長がテレビ「カンブリア宮殿」に出演したときのレポートであり、地域の実情を踏まえない、社長ヨイショ番組に腹を立てたときのものです。6は、佐倉市の志津霊園問題が全国的にも知られるようなった頃のテレビ番組で、蕨市長が追っかけ取材から逃げようとしている場面が滑稽だったのです。道路土地収用に際し、市は、予定地のお寺の宗教法人と墓地移転に係る石材屋にまんまと騙されたケースで、昨年11月、ようやく157メートルの道路が開通しましたが、その総工費はかさみにかさみ、484100万、道路1mに308万もかかったことになり、その行政の責任が全くもってあきらかにされないままなのです。

7の「関さんの森」では、都市計画道路が関家所有の広い森を分断する計画だったのを、所有者、地域住民、自然保護団体そして行政らの長い間の協議の末、森をベターな形で残し、道路を開通させた経緯を知ってほしかったからです。時間はかかったが、道路開通後も所有者と熱心なボランティアたちが中心に、都市における環境保全を支え、市民の憩いの場や環境教育の場を提供していることを実感する場所でもあります。

13は、航空機騒音の問題、14は、新聞の写真におさまる森田健作千葉県知事と言えば、表敬訪問のタレントやスポーツ選手とVサインかガッツポーズをとる姿でしかない、ちょっと恥ずかしいような知事の話です。

8では、「生協」という、本来民主的であるべきはずの組織の独善的な姿勢を質したかったのです。

また、歌詠みの端くれとしての記事、だいぶ書いているつもりですが、15位までに登場するのがたった3本でした。5は、小学生、中学生短歌の入選がつづく朝日新聞歌壇についてですが、これは歌壇全体の現況を象徴的に表しているように思えたからです。新人賞などでは、若手歌人を育てたいあまり、迎合していることはないのかも心配だったのです。10は、暮にも書きましたように、いわば、私自身がこだわっているテーマでもあるので、アクセスしてくださる方が多いのはうれしいことです。12は、中学校国語教科書に登場した「短歌」に焦点を当てたものです。すべての教科書に登場した栗木京子は昨年の秋に紫綬褒章を受章しました。これについてはいずれ書きたいと思っています。

多くの読者とリンクを張ってくださっている方々に支えられ、歩むことができた9年間でした。やはり地域に根差した問題に着目し、面倒くさがらずに、書きつづけられたらと思っています。10年目の今年もどうぞよろしくお願いいたします。今後とも、お気づきの点やご意見を伺えましたら幸いです。

「内野光子のブログ」2014年アクセスランキングベスト15

                                                                                         
 

 
 

1.「自治会費からの寄付・募金は無効」の判決を読んで自治会費の上乗せ徴収・...

  dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2007/08/post_6d09.html

 

6,778

 
 

 

2.自治会の募金・寄付の集金の問題点~やっぱりおかしい、全社協や共同募金会の...
  dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2010/11/post-1838.html

 
 

4,331

 
 

 

3. 赤い羽根共同募金の行方~使い道を知らずに納めていませんか、情報操作のテク...
  dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2009/12/post-2f90.html
 

 

3,464

 
 

 

4.「奇跡の街、ユーカリが丘」、開発の基本に立ち戻ってほしい~「カンブリア宮...
  dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2010/09/post-5ce8.html
 

 

2,669

 
 

 
 

5.「朝日歌壇」、小学生短歌の入選について~『ポトナム』5月号「短歌時評」に...
  dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2012/04/post-8723.html
 

 

2,391

 
 

 
 

6. TBS「噂の現場」を見ましたか~再び佐倉市へ、志津霊園問題 :内野光子のブログ
  dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2009/10/tbs-f67c.html
 

 

1,903

 
 

 
 

7.新松戸、「関さんの森」へ行ってきました:内野光子のブログ
  dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2012/05/post-e122.html
 

 

1,756

 
 

 
 

8.「生協」の民主的な運営とは~生活クラブ生協で体験したこと~:内野光子のブログ
  dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2011/11/post-f2cd.html
 

 

1,379

 
 

 
 

9.赤い羽根募金、社協の会費って、個人の自由ですよね!「希望ヶ丘自治会、募金...
  dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2013/10/post-3888.html
 

 

1,324

 
 

 
 

10.歌会始2014、今後の行方: 内野光子のブログ
  dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2014/01/2014-0c99.html
 

 

1,250

 
 

 
 

11.内野光子のブログ: 寄付・募金
  dmituko.cocolog-nifty.com/utino/cat20187440/
 

 

1,225

 
 

 
 

12.中学校国語教科書の中の近代・現代歌人と短歌作品~しきりに回る「観覧車」:...
  dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2011/11/post-de32.html
 

 

1,150

 
 

 
 

13.340mの恐怖~習志野第一空挺団の軍機飛ぶ佐倉市上空 : 内野光子のブログ
  dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2014/04/340m-6c9c.html
 

 

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14.「千葉県知事 鈴木栄治様」? 森田健作ではなかったの!:内野光子のブログ
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15.社協会費の集め方、皆さんの自治会では??「自治会の自由」ではなく、「市民...
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