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2015年5月17日 (日)

崖っぷちながら、「御用達文化人」に注意しよう!

「安倍政権の暴走を止めることができるのか?それともアメリカの戦争に巻き込まれたり、中国と戦争になってしまうのか?止められなければ戦争という危機感は杞憂なのか?  

 「新党憲法9条」の天木直人に期待し、「世に倦む日々」に学ばせていただいています。政党、マスコミ、学者、すべてに不信感をもっています。」  

コメント欄にも公表いたしましたが、ジャン・ユンーカーマン『日本国憲法』の記事に、上のようなコメントをお寄せくださった「きしずえ」さん、ありがとうございます。私も常々、与党はもちろん、自分の党の得票数が伸びれば良しとする野党、ジャーナリストにして論者を自認する人たち、専門家や研究者、気の利いたタレントとしてマス・メディアに登場する「文化人」たちのほとんどが信じられない思いでいっぱいです。少々格好よく反体制的なことを言って見せる人たちも、過去の言動や、現在、私的にも公的にも、現実にどんな「ふるまい」をしているかを見極めないとオイソレとは信じられないでいます。「きしずえ」さんのコメントに勢いづいて、書き渋っていたことを書いてしまいます。

右傾化が著しい論壇やジャーナリズムに重用されるのは、穏健なリベラル派か、「どちらとも簡単には言えない」式のソフトな語り口のコメンテイターが多いように見受けられます。政治家や官僚、ジャーナリストにしても、現役を退いてから、あるいは大学教授などへの転職を果たしてから、「いまだから言う」式の、リベラルな発言や緩やかな方向転換をし始める論者たちに、ハイライトを当てて、その意外性と著名度に着目してか、”民主的”を標榜する政党やメディアが好んで起用する現象も目の当たりにします。しかし、過去の言動や現在もそれを引きずる立ち位置の検証や整合性の確認などをあえてしないことが多く、”ある一点”での表面的な言動に飛びついてはいないのかしら、と思えることが度々です。

 政府審議会文化人、岩波文化人、NHK文化人、潮文化人、赤旗文化人・・・いわば「御用達文化人」、あるいはそこを渡り歩くことを「勲章」のように得意がる「識者」もいるらしいです。そんなことって「アリ」かな、と思い悩み、一市民としてできることってなんだろうと、わずかかも知れないけれど、「共闘」ってなんだろうと日夜?探っています。

 

 

 

 

 

 

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コメント

内野さま、コメントを取り上げていただき恐縮です。

私は、辺野古、原発、天下りについて、多くの方と同じように民主党に期待していたし、民主党がだめになってからは生活の党に期待していました。

しかし、辺野古反対3万人集会のヤフーニュースに対するコメントが、「3万人もいたのか」「プロ市民だけ」「辺野古住民の9割は賛成」というような右傾化したコメントばかりだったり、原発を稼働させないとエネルギーコストが上がるということが疑いのない事実のように語られたりと、生活者としての権利が侵害されていくばかりのように感じられます。

何が正しい情報なのか、誰が生活者の権利を守ろうとしているのか、誰が既得権益者の代弁をしているのか、何がベターな政策なのか。例えば、桜井よしこ、勝矢雅彦vs鎌田慧、内橋克人、澤地久枝、天木直人のような議論がなされれば、そういうことが見えてくると思うのです。

でも、無責任なやつらは、自分が不利だと思うと出てこないからなー。共闘をさせないために、既得権益者は策略を練っているからなー。ふー、前途多難だ。

投稿: きしずえ | 2015年5月18日 (月) 23時30分

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