駅頭で「私たちは、だまされません」のビラを配る
なかなか降り止まない雨だったが、駅頭のベデストリアンデッキだったら、濡れずに配れるだろう。安保法制法案の審議中、国会の内外で、安倍首相や閣僚、与党議員たちの、日替わりでの暴言や失言が続くなか、「さくら・志津憲法9条をまもりたい会」のニュースが30号になった。何の記念も「自祝」もないものだから、ニュースを少し増刷して、ユーカリが丘駅で配ることにした。私は、1回目は参加できなかったが、きょうは2回目、7月8日(水)午後4時から。1回目は日曜だったので、受取りは上々とのことだった。この日は、会の世話人と支援者たち10人ほどが集まる。
今回のニュースは、編集も発行も手際がよかった。最後は編集長のMさんに任せきりの部分もあったが、世話人一同の怒りがおさまらない中での編集だった。似顔絵は、Mさんからすぐ届き、私の作成した2頁目の年表は、どこからかコピーしてこようと思ったが、なかなかピッタリのものがなく、結局自分で作成した。が、いまから思うと、いろいろ不備がある。たとえば1959年12月砂川最高裁決定、1972年の集団的自衛権についての政府見解などが抜けていることがわかった。いまの政府は、集団的自衛権行使を合憲とする根拠が皆無の中で、もがき、苦し紛れに何を持ちだすかわからず、一瞬の油断も許されないので、私たちこそ、“切れ目のない”法案阻止の行動が必要になってきた。
たった4頁のニュースだけれども、私は、「集団的自衛権に反対です」「9条を守りたいんです」「私たちも勉強中です」などと言って「読んでみてください」と手渡そうとするのだが、むずかしい。とくに、男性の青年・中高年層はまるで無視するかのように、わかりもしないで何をやってるんだ、の勢いで払いのけるような人もいる。やはり、男女とも年配の方々が、声をかけてくれたり、手を出し受け取ってくださったりする人が多い。一方、下校時の高校生には、「もうすぐ選挙権だよね」「あなたちにも大事なことだから」・・・、「読んでみて」と渡すと、わりと素直に受け取ってくれることが多いのだ。
私は、1時間弱で、20枚ほどしか渡せなかったけれど、5・6人の方とおしゃべりできたのがよかった。北口のコンコース近くで、待ち合わせ風の年配の女性二人連れ、おしゃべりに夢中で相手にされないかな、と思って近づき、ニュースを手渡すと「イヤだね、戦争は」「若い人が気の毒だね」と端的な答えが返ってきて、しばらく話し込む。また、、ホテルの入り口付近でホテルのパンを販売しているコーナーがあるのだが、その店番をしていた、コック帽をかぶった男性が、近づいて来た。ホテルの人間?山万の人?なんか文句でも言われるのかしら。「いやここは道路だから問題はない」と構えると「こんなところで、ビラまいてもなあ、国会に行った方がいいんじゃない?」というではないか。真意はわからないものの、「おっしゃる通りですね、だから、私たちも、なるべく国会へは行っているんですよ」「みんな都合をつけて、国会周辺の行動には参加してますけど、佐倉でもということで・・・」・・・。お客が来た!と売り場に飛んで行った人もいた。川柳をやっているという年配男性、さっきは他の世話人にも話しかけていた人だ。 やはり、いまの政府のやり方に怒っていた。そろそろ手元のニュースもなくなったいう頃、手渡そうとしたとき、名前を呼ばれ「頑張ってますね、大変ですね」と声を掛けてくださったのはご近所の男性だった。ふだんお話をすることもなかったのに。
先日は、このブログでも紹介している、宮ノ台女性井戸端会議が発行している「すてきなあなたへ」の読者という同じ丁目の男性から、70号の「嵐のような、あの<佐倉市長選>は何だったのか?」の記事はよかった、共感しました、のお電話をいただいた。配布直後にも、この町内に転居して間もないという女性からは、「書いてあることはほんとなんですか」とも問い合わせが来たことがある。「あの年表で、よく事情が呑み込めた」という方もいらした。読者の声を直接聞くことができたのは、やはりうれしかった。
この日のニュース配りも、対話が生まれる街になる願いを込めて終えたのだっ
た。
2頁以下は、下のPDFでご覧ください。
http://sakurasizu9jo.cocolog-nifty.com/blog/files/image00.PDF
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