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2018年3月22日 (木)

森友決裁文書の改ざん事件の徹底追及!院内集会・財務省前アピール行動に参加

緊急院内集会

 

先の記事でもお知らせした320日、表題の緊急院内集会(衆議院第一議員会館BF大会議室、11001315、森友・加計問題の幕引きを許さない市民の会主催)に参加した。 

メトロの国会議事堂前1番出口、小降りの雨に濡れながら議員会館側へと渡る。会議室の紹介議員の秘書の方と数人で参加者に入館証を渡す役をしばらくしてから会場に。300人弱の参加者であった。名古屋から駆け付けた「市民の会」呼びかけ人の池住義憲さんの開会の挨拶で始まった。 

基調講演の上脇博之さん(神戸学院大学教授、憲法学)は、例のバンダナ姿で現れた。 

「森友文書改ざん疑惑(=事件)をどう見るか」と題しての話は、国民主権、知る権利を保障するために、国は、情報を公開し、説明責任を果たし、情報の保存義務が課せられている、というのが根幹である、とした。今回の事件の以下の違法性が丁寧に語られた。 

・憲法第91条、90条による内閣の国会・国民への財政報告義務と会計検査院検査とその報告義務違反があること。 

・財政法と会計検査院法において、国有財産は適正な対価をもっての処分、適正か否かの資料提出・説明責任が果たされず、森友学園への国有地払下げの「値引き」は、適切とは認められず、「根拠不十分」とされたこと。 

・財務省の決裁文書改ざんには、明らかな公文書管理法違反があり、民主主義国家の根幹を揺るがしていること。 

 公文書の改ざんによる隠ぺいの理由は、安倍首相夫妻にあり、今後、不都合な記録がなされなくなるのではないかと、締めくくった。

 

 そのあとは、野党六党の議員(福島瑞穂、杉尾秀哉、今井雅人、宮本岳志、逢坂誠二、森ゆうこ議員ほか)が駆け付け、国会の動きとともに、佐川氏、昭恵氏の証人喚問、麻生財務大臣、安倍首相の責任追及に頑張ろうというメッセージに多くの拍手が送られた。さらに、森友問題発発覚の端緒となった豊中市議の木村真さん、今治市で加計問題に取り組んでいる村上治さんの熱のこもったレポートがなされた。また、澤藤大河弁護士からは、今回の公文書改ざんは、だれがどんな罪に問われるのかを分かりやすい解説がなされた。

 ただ、主催者メンバーとゲストとの討論、会場の参加者との質疑の時間がとれずに、残念ではあった。 

その日の午前中の委員会で、財務省のコンピューターがぐちゃぐちゃで文書調査がはかどらいと太田理財局長の答弁を受け、野党六党が共同で、午後3時に財務省に乗り込む予定であること、これも六党共同で、籠池夫妻の面会を要請していることが、議員からの報告で明らかになった。 

財務省前アピール 

 続いて、午後215分からの、財務省前アピール行動のため参加者は第一議員会館からの移動も始まった。官邸前の横断歩道へと向かおうとすると、機動隊員が通行禁止というではないか。押し問答もあったが、ともかく茱萸坂をくだり、財務省へと急ぐことに。あいにくの小雨は降り続いていた。財務省前に参加者が集まりだしたころ、宣伝カーの車上からのアピールが始まった。 

 車上のからのアピールにはコールに加え、醍醐聰市民の会発起人、木村真豊中市議、澤藤大河弁護士、阿部尚弁護士からのスピーチが続いた。 途中、すごいボリュームの右翼の車三台が通過していったが、結局その声は聞き取れず妨害のための妨害でしかなかった。装甲車が後追いをしながらなんということか。 

  一万人超えた緊急署名 

 アピール行動と同時に、主催者側からは、杉浦ひとみ弁護士らが、財務省の担当者に面会、佐川氏・昭恵氏の証人喚問、麻生大臣、安倍首相の責任追及の署名10067筆を手渡していた。10日足らずで、目標の1万を超えたことになる。第二次署名は、330日締め切りで続けるそうだ。 その後、主催者は、会計検査院に面会し、申し入れがなされたということだ。

安倍昭恵氏証人喚問、まずは実現へ 

私は家にかえって、テレビをつけると、佐川氏証人喚問が327日になされることが決まったことが報じられ、野党六党の財務省コンピューター査察は、施錠され不発に終わったと報じられていた。昨年8月以来、拘留が続く籠池氏への面会は、佐川氏喚問前になされることになったという。現時点での籠池夫妻の保釈が認められないのはなぜなのか、一方の当事者の安倍昭恵氏へ対応との差はなぜなのか。少なくとも昭恵氏の国会証人喚問は実現しなければならない。

 

 

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