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2018年5月24日 (木)

ミュンヘンとワルシャワ、気まま旅(6)

歩き疲れた、市内巡り
 

 59日、午後からは、きのうのダッハウに続きKさんの案内で、市内をめぐった。この日の待ち合わせ場所のマリエン広場は、びっくりするほどの賑わいで、新市庁舎の前には、舞台が設置され、周辺で踊る人たちもいる。舞台には”europa tag"との看板があり、EUの旗や風船があちこちで揺れている。いくつかのテントも張られていた。EUの広報活動の一環らしいのだが、そこで配布されていた絵本のようなパンフレットによれば、5月9日は、なんとEUにとって記念すべき日だったのだ。

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その足元をたどってみてくださいと・・・


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イギリスのチャーチルの欧州合衆国構想を踏まえ1949年欧州評議会が発足、翌年1950年5月9日にフランスの外相ロベール・シューマンがヨーロッパの石炭と鉄鋼産業を統合する共同体の設立を趣旨とする、シューマン宣言がなされた日だということらしい

 お任せながら、Kさんから提案いただいたのが、以下のようなコースだった。入場した施設での解説には熱が入る。その上、歩いている途中でのさまざまな説明やミュンヘン市民の暮らしぶりに触れての話は、楽しい一方、考えさせられることも多かった。何しろ準備不足がたたって、お話を十分理解できない個所もあったが、私がとくに印象に残ったところをたどっておきたい。
 

アザム教会―シナゴーグ・市立博物館・ヤコブ教会―ヴィクトアリエン市場―ホーフブロイハウス―マックス・ヨーゼフ広場―ミュンヘン州立歌劇場―レジデンツ(クヴィリエ劇場)―オデオン広場・テアティーナ教会―(バス移動)―アルテピナコテーク (太字が入場した場所)

  アザム教会に向かう道すがらは、私たちが昼食をとった百貨店のガレリア・カウトホーフほか、Kさんは、ブランドや買い物情報に疎い私たちに、文具専門店のカウト・ブリンガーですよ、CAKonenは衣料専門店です、などと教えてくれる。

 

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 街角に、新聞の自動販売機をときどき見かける。日本の新聞は、駅などの売店や本屋にもほとんどみかけない。『朝日新聞』を一度だけ買ってみたが、日本からのニュースは精神衛生上よくない?と、知る気にもならなかった

 最初に訪ねたアザム教会は、間口9m、奥行き28mというウナギの寝床のような教会で、建築家であり画家でもあったアザム兄弟が、18世紀の半ば、自分の家の隣に私財を投じて造った教会だそうで、聖人ネポムクをまつっているという。プラハのカレル橋に数ある聖人像のなか、触ると幸運を招くという立像を覚えていませんか、と問われて思い出す。その聖人こそがネポムク、ネポムツキーで、14世紀後半に実在したプラハの司教総代理で、当時暴君だったボヘミア王に抵抗したところ、この橋からモルダウ川に投げ込まれたという。思わぬところでつながる話も興味深い。ヨーロッパでは、橋の守り神として、まつられることが多いそうだ。アザム教会の天井、壁、祭壇など、きらびやかで贅を尽くした感があり、死神と天使まで登場する彫刻も施されている。

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 ユダヤ地区に入り、そこには、「嘆きの壁」を模したような、シナゴーグがあり、ヤコブ教会があり、歴史博物館がある。遠くはないところに、長いガラス張りの建物が見えてきた。むかし、生鮮食品の市場あったところで、現在は、
eatとイタリアをかけて「eatalyというイタリア関連の大型商業施設になっている。素通りに近いが、珍しい食材にも目を瞠る。パスタの種類も半端ではない。施設俯瞰は、ネット上の写真から拝借した。

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かぼちゃの花も食べられるそうだ。詰めものをして、揚げたり、焼いたりして食するらしい

 大きな家具屋さんの脇を通って、王立ビール醸造所が開いたホーフブロイ、ミュンヘンでも有名なビヤホールと聞いていたが、その店の中を、中庭を道路のように通り抜けたのである。

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顔の大きさほどのプレッツェルを民族衣装で売り歩いていた。ホテルの朝食やビヤホールでもよく出されるプレッツェル、あの塩を払って食すというものの、私には塩からすぎて食べられなかった


 レジデンツのクヴィリエ劇場の入り口も分かりにくい。Kさんについてゆくばかりだ。入れば豪華な劇場で、ちょうどリハーサル中でもあった。明日の晩は、レンジデンツでのセレナードコンサートに来るつもりなので、その会場も確認しておきたい、ということで確かめたのだが、これもなかなかわかりにくい。

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中央の2階席は、王の観覧席だったそうだ

 オデオン広場に向かう道では、レジデンツを守る4匹のライオンに出会うが、その2番目のライオンの鼻先をなでると幸運を呼ぶとかで、通りすがりの人々は、みな素直になでてゆく。必ずしも観光客だけでなく地元の人も。ところが、このライオンの向かいの路地の敷石の一部が金色に蛇行している。これがなんと、ナチの親衛隊が市民を選別して、ダッハウ行きを決めると、その道を歩かせたそうだ。Kさんからそんな話を聞きながら、オデオン広場に出て、17世紀半ば建てられたテアティーナ教会に入る。外は黄色の壁の明るいバロック中期の建造だが、中に入ると、そこには重々しい、真黒い祭壇が設けられていた。オデオン広場には、翌日もう一度訪ねることになる。

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