いい加減にしてよ、自民党総裁選報道
9月13日、自民党の総裁選が始まり、9人が立候補した。今回は、告示前から立候補表明、立候補の意向を示す人たちの発言や20人の推薦人の有無などが取りざたされた。連日の新聞やテレビのワイド番組、週刊誌などのはしゃぎようにはうんざりするほどだった。いわば自民党への注目度や関心を高めようという意図はあきらかで、自民党にジャックされたようなものだ。選挙までの二週間近い間、こんな状況が続くのだろう。これって、報道機関の中立公正なんて、どこかへ飛んで行ってしまっているのではないか。いまのところ将来の総理候補ということで国民の関心は若干あるかもしれないが、所詮、自民党内の総裁選びであって、国民に選挙権があるわけではない。
どの候補も、根拠や具体的な施策を示すわけでもなく、政治改革、経済成長、所得倍増、世界をリードする、増税ゼロなどと言われてみても、絵に描いた餅、絵空ごとにすぎない。それに、妙な笑顔や強い口調で訴える振る舞いは、かつて務めていた大臣や幹事長時代のぼそぼそとした言語・意味不明なことも多い発言を思い出し、その落差に笑いたくもなる。これで、自民党の支持率が上がるとしたら、国民はなめられていることになる。
それでは、立憲の代表選はどうかというと、これまた、情けないことに、昔の人が立候補したことである。すでに勢いを失った維新の会に秋波を送る候補者もいる。支持率が低迷するわけである。公明党は代表が代わるというけれど、ここも高齢化は否応なしで、近くの市議も嘆いていたっけ。共産党も、トップが女性にはなったけれど、幹部が男性ばかりで、元職が出ずっぱりなのはどうしたわけか、党員も機関誌購読者も減る一方らしい。
いったい私はどうしたらいいんだろう。世論調査でも、支持政党なしが、自民党支持よりはるかに多く、回答者の半数に迫っているのがよくわかる。
庭のヤマボウシの枝は二階のベランダを超す勢いで、紅い実を沢山つけた。つけては落とすので、掃き寄せるのが大変。
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