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2024年12月 7日 (土)

「美智子皇后の短歌」について書きました。

 私が会員になっている「新・フェミニズム批評の会」編集の『現代女性文学論』(翰林書房)が刊行されました。私は「美智子皇后の短歌-<平和祈念><慰霊>の短歌を中心に」(2023年8月締め切り)を寄稿しました。美智子皇后の短歌を、文学的に高く評価する評者がいる一方、皇后は女性作家ではないとする評者もいます。皇族が短歌を公表する場は、今では新年の「歌会始」くらいになりましたが、平成期には、他にも元旦の新聞紙上に発表されたり、美智子皇后の短歌は単独歌集『瀬音』として出版されたりしました。明仁天皇の短歌と共に、政治的なメッセージが伴う短歌も少なくはありませんでした。そこに焦点をあてたつもりです。「はじめに」も「おわりに」も、たかだか十頁ちょっとの文章には不要と思われましたが、結果的に、つぎのような章立てとなりました。

はじめに
1.天皇・皇后の短歌はどのように発信されいたのか
2.皇后の短歌はどのように鑑賞され、広められていったのか
3.天皇制維持への皇后としての意欲ー「リベラル」な論者の支持を追い風として
おわりに

 笙野頼子、川上未映子・・・多和田葉子とさまざまな作家が対象となっています。ご関心がありましたら、ぜひ最寄りの図書館にリクエストをお願いします。

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コメント


船山様 ありがとうございました。少々ごたごたして、コメントいま気づきました。

投稿: 内野 | 2024年12月17日 (火) 01時08分

もしかすると『現代女性作家論』ではなく『現代女性文学論』ではありませんか?

投稿: 船山登 | 2024年12月 7日 (土) 21時56分

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