なつかしい歌ばかり、初めてのコンサート
2月23日、転居先の施設で、私たちにとっては初めてのコンサートだった。バス・バリトンの池田直樹さん、メゾ・ソプラノの池田早苗さんご夫妻と山口裕子さんのピアノ伴奏であった。直樹さんは二期会の現役だが、早苗さんも七十代、若い山口さんと三人とも東京芸大大学院出身とのこと。
つぎのプログラムのように、懐かしい歌ばかりであった。武島羽衣作詞、滝廉太郎作曲の「花」は、私にとって思い出深い曲であった。また古い話ながら、池袋第五小学校6年のとき、合唱指導に熱心な音楽の先生がいらして、多分にわか作りの合唱団だったが、なんと豊島区の代表となって、東京都全体のコンクールに出場し、日比谷公会堂で歌ったのが「花」だった。私はアルトで、今でもアルトの出だしだけは、歌う?ことができる。
池田直樹さんの解説によれば、日本最初の二部合唱曲とのこと。さらに池田さんは、廉太郎は東京音楽学校から留学生としてドイツに渡ったが、数か月で結核を発症、やむなく帰国後二三歳で亡くなったとも、続けられた。そのドイツというのは、ライプチヒで、2014年10月のドイツ旅行で、メンデススゾーンハウスを訪ねようとして、道に迷い、偶然出会ったのが滝廉太郎の下宿跡の碑であった。地図を広げ、迷っていた私たちを見て、向かいの道で手招きしてくれる人がいた。日本人とみて、滝廉太郎の碑を教えてくれたのである。碑に接したカフェのオーナーだったのである。私たちは、その店で一休みし、メンデススゾーンハウスへの道順をも教えてもらったのであった。そんなことを思い出しながら「花」の二重唱に聞き入った。
北原白秋・山田耕筰のコンビの歌の由来、原語での「野ばら」「菩提樹」、「森のくまさん」や「もう飛ぶまいぞこの蝶々」は、オペラ風の振り付けもされていた。楽しい一時間であった。
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