お知らせ、残念です。
当ブログで、2021年より紹介してまいりました「今も輝くスター55」を執筆中の菅沼正子さんが逝去されました。謹んでお悔やみ申し上げます。
菅沼さんは、当ブログの2021年8月から23年10月までに、「今も輝くスター55」として、フェイ・ダナウェイ、チャプリンからデボラ・カーに至るまで12本の記事を寄稿してくださいました。もともと、地域の主婦4人が始めた地域ミニコミ誌「すてきなあなたへ」(1998年1月創刊)の30号から終刊70号(2002年7月~2015年6月)に42本の映画を紹介してくださり、地域の読者の方々からは「映画評が毎号楽しみ」の声もかけられ、親しまれていました。2021年からは、その続編のような形で、当ブログに、今度は、映画界のスターの評伝を寄稿してくださいました。次の原稿を楽しみにしておりましたのに、残念です。悔しいです。
菅沼さんは、静岡県出身、近代映画社の『スクリーン』編集部に勤務されたのち、フリーランスの映画評論家として、旺文社、集英社、講談社の雑誌などに執筆されていました。著書に『女と男の愛の風景』(マルジュ社 1996年)『スター55』(筑波書房 1996年)『エンドマークのあとで』(マルジュ社 2001年)。2001からしばらくの間、NHKラジオ深夜便「菅沼正子の思い出のスクリーン・ミュージック」に出演、宇田川清江アナウンサーとの軽やかなやり取りが印象的でした。
菅沼正子さんは、私の若い時からの友人で、もとはと言えば大学同期、同じ学科の故菅沼祐亨さんのお連れ合いです。まだ、学生結婚がめずらしい時代でした。親しい仲間で、新婚旅行に発つ二人を東京駅まで見送りに行ったときの写真が残っています。新幹線がない時代でした。祐亨さんを亡くされ、さびしいともらしていた正子さんでしたが、今頃は、ご夫妻で新しい旅の予定を立てているかもしれません。
お世話になりました。ありがとうございました。
ご冥福を祈ります。
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