8月2日、「こうの史代展」オープン、行ってきました。
佐倉市立美術館で今日オープンした「こうの史代展」に出かけた。こうの作品は、「この世界の片隅に」の映画(2016年)を、しかもテレビで見たくらいで決して読者とは言えない。この展示会で初めて、1995年のデビューから今日までの作品の全貌を知ることができた。といっても、若い人たちが、作品の前に張り付いて熱心に見ていることも多く、1時間余りでは、素通りした個所もある。
こうの史代(1968~)さんは広島市生まれ、テーマは、古事記から現代にいたるまで自在ながら、花やインコ、にわとりなどへの眼差しもあたたかく、ほんとうにどれもやさしい絵だし、原爆の被害とその後に続く悲劇を丹念に描いた『夕凪の街、桜の国』(双葉社 2004年)のような、深刻な哀しいストーリーも、説得力があり、心に染み入るような場面が多い。まんが、コミック、アニメの世界とは隔たりがあると思っていたが、私も少し変わったかな。
そして、こうのさんはアシスタントを置かずに製作を続けているということにも、表現者としての覚悟がみられ、心動かされている。


佐倉市立図書館1階ロビーで製作中のこうのさん。テーマは「日の鳥」?今年の5月から金沢、福知山での巡回展を経て、8月2日佐倉での展示となった。
左が「第30回紙屋町シャレオ古本まつり」、右上が『長い道』の絵はがきです。
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