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2026年1月11日 (日)

アムステルダムの「ハウスボート」という考え方

   朝日新聞の「やっぱりおうちが好き」シリーズの1月6日は「アムステルダム」だった。私にとって、アムステルダムは、2019年6月、コロナ禍前の海外旅行だったが、これからは体力的にも、気力的にも、海外は難しそうなので、最後の海外旅行だったといってもいい。それだけに、その思い出も格別である。

   朝日の記事での、アムステルダムの「おうち」は、運河上の水上住宅「ハウスボート」であった。アムステルダムは、言わずと知れた運河とそれを結ぶ橋が蜘蛛の巣状に広がった都市である。アムステルダム、ハーグ、ハーレムのいくつかの美術館巡りは、思わぬ出会いもあって十分楽しむことができたが、やはり運河にまつわる見聞は、新鮮であった。

   その一つが、運河に浮かぶ?船の住宅「ハウスボート」だった。最初は、運河の両岸に、どうしてこんなに船が並んでいるのだろうという印象で、遊覧船でもないし、まして運搬船や釣り船の雰囲気でもない、と思ったものである。
 ガイドさんによれば、一つ、一つ、それぞれ立派な住宅なんですよ、ということだった。そういえば、甲板?には、花壇があったり、お洒落なテーブルや椅子が置かれたりする船も見かけた。この「ハウスボート」は、陸上と同じようなインフラも整い、オーナーたちはかなりの富裕層たちだというのである。八方に広がる運河によって、何が基準なのか聞かずじまいだったが、その運河にもランク付けがあって、どの運河にハウスボートを持っているかによって、オーナーのステイタスが分かるそうである。

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係留のための更新手続きもあって、安全点検のため、役所までえい航されるという。市内には2500隻(軒)くらいはあるという。下の写真は、そんな「ハウスボート」のひとつ。対岸の白いビルは、石造りであって、多くはレンガ造りの中で際立っているが、市内では石を産出しないので、遠くから取り寄せての建設なので、これも、当時の資産家の証なのだそうだ。市内には「ハウスボート博物館」もあるが、訪ねてはいない。

当ブログの旅行記は、以下をご参照ください。

はじめてのオランダとハンブルグへの旅は始まった(2)運河を渡り、運河に沿って(2019年7月13日)
http://dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2019/07/post-870486.html

 なお、朝日の記事では、アムステルダム市北部の再開発中の港湾地区のハウスボートの例が紹介されている。各階30㎡の3階建てで、風の強い日などは揺れて船酔いもしたそうである。この地区の場合は、両岸のハウスボートの中央に遊歩道のような桟橋とボートの四隅を杭に係累していて、基礎がないそうである。

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「やっぱりおうちが好き」第7回「沈まない暮らしを求めて 住宅不足と気候変動に挑むオランダの<実験>」朝日新聞デジタル2026年1月1日より
https://www.asahi.com/articles/ASTDZ0VJMTDZUHBI03TM.html?iref=pc_photo_gallery_bottom

  オランダの土地不足、住宅不足への解決策の一つになっているのは確かなようだ。

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