皇居のサクラは、まだ、開き始めたばかりだった。
3月23日、ついでがあって、皇居の乾通りの花見に出かけた。初めてのこと、人出もまあまあで、DJポリスもヒマそうだった。一方、坂下門でのボディチェックは入念で、持参のペットボトルは、確認のため?と一口飲まされた。肝心のサクラは、種類によっても咲き具合が異なり、五・六輪開き始めた「ソメイヨシノ」、満開に近い「カンヒザクラ」、スマホをかざす人が集まる「コシノヒガンサクラ」、「ジンダイアケボノ」などさまざまだ。
750m程の乾通りに100本近いサクラがあるそうだが、咲き揃ったら壮観かもしれない。坂下門を入って、すぐ左手に宮内庁庁舎があるが、この時期、公開の乾通りの通り抜けでは、そちらには進めない。その奥には、宮殿があって、一般の参観コースでは、その前庭までは回ることができるらしい。

「ヨウコウ(陽光)という品種、朝は雨だったのに、午後は青空が広がった。

出口の乾門が近づく。
乾通りは、蓮池壕に沿い、いまは開放された東御苑21ha(ヘクタール)と宮殿や庁舎のある吹上地区とを画している。天皇家三人の住まいのある吹上地区は何ヘクタールあるのだろうか。宮内庁管理による皇居は外苑を含めて115haという。他の皇族の住まいのある赤坂御用地は50ha、常陸宮夫妻の住まいのみは常盤松御用地と離れているらしい。東御苑の旧江戸城の本丸、二の丸・三の丸の一部は、1968年10月に開放され、北の丸は、1969年4月、昭和天皇の還暦記念として開放され、環境省管轄の「北の丸公園」として公開されている。かつての陸軍の兵営地、近衞連隊の跡地でもあって19haあるという。
地図で見ると以下のようである。東京ドーム何個分という比較があるけれど、入ったことのない私には、わかりにくい。正確なところはわからないが、私が歩いたことのあるキャンパスと比較してみると、学習院大学目白キャンパスが10ha、立教大学池袋キャンパスが7ha、東大の本郷キャンパスが56haだそうなので、皇居の規模感が伝わってくる。林立する高層ビルに囲まれた皇居だが、思い切って吹上地区も現状では一部を残して、公園として開放したらどうだろう。なんなら、ひとまず、赤坂御用地に、皇族方に集結していただくのもいいかもしれない。迎賓館周辺も警備するばかりでなく、一層のこと公開してはどうだろう。「国民に寄り添う」を標榜するならば、今すぐできることの一つではないか。
永田町の職場で働いていたとき、皇居をめぐる5キロのランナーの仲間入りをしたことのある身ではあったが、今回、少しばかり中に入って、その広さを実感した。ちなみに、5キロコースは、内堀通りの三宅坂に出て、国立劇場や半蔵門前、英国大使館を経て千鳥ヶ淵の土手に上がり、代官町通りから竹橋へ、濠沿いに大手門、外苑を経て桜田門へというものだった。外苑は、いまのように整備されておらず、砂利道だったような、桜田門辺りには、カップルが幾組か張り付いていたような記憶がある(むらさき色で示した)。今度は、東御苑もじっくり見ておかねばと思った。毎年5月には吹上御苑の自然観察会があるそうだが、かなりの倍率とか。
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