一年ぶりの京都、ポトナム短歌会の全国大会へ
昨年に続いて、京都での大会であった。コロナ禍で中止の後は、日帰りの大会となったが、夕方6時半解散なので、スケジュールはかなりきつい。私は、会場の京都ガーデンパレスに一泊した。御所の蛤御門の真ん前で、ロケーションとしてはいいのだが、参加者は減って、今年は80名近くだった。私がほとんど欠かさずに参加していた1960年から70年前半は、200人を超えていたように思う。高齢化により、やむなしというところか。当時の選者の先生方は、他界されてしまったし、私の長い間の不参加により、知り人がめっきり減ってしまった。
『ポトナム』は、2022年に創刊100周年を迎え、近現代短歌史にも寄与してきたことはたしかだろう。それは、創刊に関わった小泉苳三はじめ、選者の多くは研究職についていたことにも拠るのかもしれない。小説家でもあった頴田島一二郎、社会運動家、評論家でもあった阿部静枝は異色ではなかったか。
現在のポトナムには、選者や有力同人の二代目として、ベテランの大原輝子さん、近年、短歌を始められた湯川攝子さんがいらっしゃる。また、ポトナムの同人であった母を持つ阿木津英さん、江戸雪さん、現役の同人である父を持つ本多稜さんという具合に、短歌のDNAは引き継がれているようである。なかには、お孫さん世代が入会したという話も聞いている。
懇親会の場で、そんな話で盛り上がったが、一人、部屋に戻ってから、「短歌」の魅力って何なのだろうと、考えてしまった。

私が参加した第一分科会の歌会。大会全体の互選賞の1位は「『目に海が入ったんだよ』波しぶき浴びておさなは海に出会えり(坂本容子)」であった。ちなみに拙作「鮮黄の花房重く伸ばしきるミモザの枝は風にも堪えて」。歌会に先立っての講演は栗木京子さんだった。
翌日、ホテルに近い「護王神社」に寄ってみる。昨年もそうだったが、この時期、夏季のお祓い神事が始まっていて、「茅(ち)の輪めぐり」ができる。下は、社務所でいただいたうちわ。「護王」、天皇を護ったことに由来する神社だというが、現代にあって、天皇を守るということはどういうことなのか。私には、「足腰の守護神」の方が切実だった。道の向かいにわたって京都御苑の砂利道を進んだ。うちわには、拾った松ぼっくりをのせてみた。
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