千葉豪雨~現代の「治山治水」とは
今回の8月13日からの「千葉豪雨」には、ほんとうに驚いた。佐倉市の雨量も半端ではなかったが、雨戸のない部屋には、雷鳴と共に落雷するのではないかとさえ思えるような状況が続いた。2019年の台風の時の雨量が6時間あたり234mmに対し、今回は454mmと約2倍であったという。とりあえず、近辺の被害は、見当たらなくほっとしたところである。
佐倉市内で2名の犠牲者が出たとの報道に接したが、しばらくの間、その状況が分からなかった。8月14日の夜のニュースで、犠牲者の一名はタクシーの乗客の女性と知った。しかも、一昨年まで住んでいた場所から遠くない「小竹」だったといい、田んぼの中で水没している一台のタクシーの映像が放映されていた。車の屋根には、旧居と勝田台間で、よく利用していたタクシー会社の標識ついていた。8月13日の夜半、猛烈の雷雨の中、あのタクシーはどこからどこへ向かおうとしていたのだろう。運転手は一命をとりとめたというが、身につまされる事故であった。
8月14日、TBSテレビニュースより
14日から15日にかけて、知人や友人からお見舞いのメールをいただき、恐縮する。16日には、旧居近くの友人と会う機会があったが、道路が冠水、危うく玄関に水が入りそうになった由、雨の中、近所の男性たちとグレーチングにたまったごみの撤去に大変だったとのこと。動けなくなった車も近くにあったというが、こうした一度水没し、動けなくなった車は、県内で2700台にも及んだという報道もある。実際はもっと多いのではないか。ユーカリが丘駅近くの商業施設に働く人たちの中には、帰宅できず、店に泊った人たちも多かったそうだ。また、千葉市内の友人からは、一時期、電気やガスもストップし、マンホールの水が逆流、浸水し、高齢者にはあと片付けはきついとのメールも入った。
家屋の浸水や土砂崩れ、農作物への被害も甚大だが、地下施設の浸水や車の水没、それに伴う交通障害といった、都市に発生しやすい被害も目立つようになった。
8月15日には、熊谷千葉県知事が佐倉市の被害状況を視察に来たようだ。地元選挙区選出の衆院議員や県議3人と自民党小林政調会長もぞろぞろ。なんだかな、選挙対策芬々の光景であった。その様子は知事がXに投稿している。(https://x.com/kumagai_chiba)
2019年の台風の時も、佐倉市内の街川は氾濫し、大きな水害をもたらした。山火事やクマ被害対策にしても、「治山治水」は現代においても、政治の大きな課題なのである。AIの促進やデーターセンター建設にうつつを抜かしていて、いいものなのだろうか。高齢者は不安なのである。
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