2017年5月 7日 (日)

近頃はやる言葉と消えた言葉

私はブログの記事を書く時も、短歌関係の文章を書く時も、過去の事実、目前の現実からものごとを考え、動きたいと思っている。短歌を詠み、短歌史や女性史をたどるときも、政治を語るときも、地域や旅先での出来事を書くときも、自分自身の耳目で、身体で確かめられる事実からスタートしたい、と思っている。こんな物言いも、抽象的なこと、この上ないのだけれど、つたないブログ記事ながら、そんな思いで書き続けてきた。

 表現する者にとっての想像力や創造力の源は、「事実」に違いない、との思いからである。ありふれる情報と自らの限られた体験の中から、なにが「事実」なのかをみきわめる能力を身に着けることが、市民として、表現者としての責任でもある。その事実を確認するための手立てや作業には、大変な労苦が伴うこともある。あふれる情報の表面を撫でて、都合のいい情報を集めただけの物言いが横行し、しばらく盛り上がることがあっても、長続きしない。いわゆる「ポピュリズム」とか、「同調圧力」とも呼ばれる現象なのかもしれない。 

 2チャンネルまがいは論外として、インターネット上の世界でも、論壇という堅い世界でも、近年、明確な物言いや持論を展開すると、「こだわりすぎる」「そう単純には割りきれない」「狭量」とかいう俗語や妙なレッテル貼りで返されることが多いようだ。昨年、このブログ記事で紹介もした、ある歌人との論争をめぐってのわずかな体験でも、そんな現象が見て取れた。これらの評語は、やや「堅気」を装った世界でも、「解決しがたい難題」を目の前にすると、 

「<地平>や<時空>を超えて、<通底>した、<通奏低音>のように問いかけられている課題だけに、<複眼的><重層的>な<視座>が必要で、<二項対立的>な考え方では、容易に結論が出せるものではない。多様な選択肢を踏まえ、バランス感覚をもって向き合うべき課題である・・・」

  のように、すべてを「相対化」して、結局、自らの結論を先送りするような論調が目立っている。さらに、「良心的な」論者は、「苦渋の選択」を披露することもあるが、一時期、若手論者の間で流行していた「差し違える」「切り結ぶ」覚悟は、どこかに消えてしまったようなのだ。

  私は、遠い学生時代、その後もいささか「判例集」、裁判官の判決文を読むことがあった。あの難解な言い廻しはなじめるものではなく、何が結論なのかが一読ではわからないことが多かった。機会があったら、裁判官の用語や用法にも触れたいのだが、また、手に負えなくなるかもしれない。余談ながら、裁判における判決直後の報道で、勝訴側の喜びの声とともに、敗訴側の「まだ、判決文をくわしく読んでいないので、コメントは差し控える」と報じられるだけである。その後「コメント」が報じられることは、まずない。重要な判決に限っては、少し時間を経た「解説」報道になることはあっても。

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2016年1月 1日 (金)

新年のご挨拶申し上げます。

 ブログをお訪ねくださいまして、ありがとうございます。

何から手をつけていいのか分からなほどの難問に直面した一年でした。多難な日々が待ち受けていると思います。ブログを始めて10年となりました。一日、一日を大切に、発信を続けることができればと思います。お気づきの点などご教示いただければうれしく存じます。 

 皆さまのご健康、ご活躍を祈ります。

 

 201611日  

                                         内 野 光 子

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  なお、1230日に、「澤藤統一郎の憲法日記」に直近記事4本をご紹介いただき、また、それを受けて「ちきゅう座」にも転載され、31日には、通常の倍以上のアクセスがありました。ありがとうございました。またNiftyのアクセス解析によれば、昨年1年間のアクセスの多かった記事と訪問組織20位は、以下の通りです。短歌関係の記事が3本と、少しい寂しい気もいたしました。どれほどお役に立てたのかわかりませんが、これを励みとして、調査、検証にもとづいた発信を心掛けたいと思っています

1月9日補記:blog「みずき」の1月1日、1月9日にて、以下の記事が紹介されました。
2015年12月29日 (火)
ことしのクリスマス・イブは(4)~歌会始選者の今野寿美が赤旗「歌壇」選者に

<アクセスの多かった記事20位まで>

1「自治会費からの寄付・募金は無効」の判決を読んで―自治会費の上乗せ徴収・...

2 赤い羽根共同募金の行方~使い道を知らずに納めていませんか、情報操作のテク...

3 自治会の募金・寄付の集金の問題点~やっぱりおかしい、全社協や共同募金会の...

4 住んでいる町の「社会福祉協議会」の実態を調べてみませんか

5 「奇跡の街、ユーカリが丘」、開発の基本に立ち戻ってほしい~「カンブリア宮殿」...

6 NHKスペシャル「密室の戦争~発掘・日本人捕虜の肉声」をみました

7 新松戸、「関さんの森」へ行ってきました

8 「朝日歌壇」、小学生短歌の入選について~『ポトナム』5月号「短歌時評」に...

9 佐倉市の大学誘致はどうなるのか~順天堂大学のおかしな動き、その蔭に

10 赤い羽根募金、社協の会費って、個人の自由ですよね!「希望ヶ丘自治会、募金...

11 ユーカリが丘、順天堂大学キャンパス誘致、見送り?

12 ユーカリが丘駅前の大学誘致をめぐるおかしな動き、やっぱり、山万が~第3...

13 「生協」の民主的な運営とは~生活クラブ生協で体験したこと~

14 佐倉市、順天堂大学誘致をめぐる「選挙戦」 ~誘致の効果は机上の空論、得を...

15 TBS「噂の現場」を見ましたか~再び佐倉市へ、志津霊園問題

16 中学校国語教科書の中の近代・現代歌人と短歌作品~しきりに回る「観覧車」:...

17 内野光子のブログ: 寄付・募金

18 藤田嗣治、ふたたび、その戦争画について

19 明日が投票日だというのに~佐倉市長選挙、あふれる違反ポスター、虚偽中傷ネ...

20 節度を失くした歌人たち―夫婦で選者、歌会始の話題づくりか

<訪問の多かった組織20位まで>
マス・メデイア:朝日新聞社、NHK、東京放送、博報堂、新学社~5
省庁・自治体等公共機関:都市再生機構、千葉県教育ネットワーク、厚生労働省、和歌山県~4機関
大学:順天堂大学、千葉大学、放送大学、慶応義塾大学~4大学
情報通信:東日本電信電話、空港情報通信、フリーセル~3
メーカー:日立製作所、日本電気~2
サービス業:日本郵政、三省堂~2

 

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2015年10月20日 (火)

「公表された議事録作成の経緯の検証と当該議事録の撤回を求める申し入れ」賛同署名が始まりました。10月27日まで。

1011日に参議院のホームページに、917日に開催された安保特別委委員会の議事録が公表され、安保関連法案等をいずれも可決すべきものと決定した、との文言が速記録に追加されました。また、〔参照〕として、横浜地方公聴会速記録が追加されました。

  925日に32千余の賛同署名を添えて、山崎参議院議長と鴻池特別委委員長宛に「安保関連法案の採決不存在と法案審議の続行を求める申し入れ」を提出しましたことは、このブログの記事でもお伝えしましたが、そもそも存在しない安保関連法案の「採決」「可決」を後付けの議事録で存在したかのように偽るのは許せない気持ちです。

そんな気持ちの一端でも、意思表示することも大事かなと思っています。

申入れの(骨子)
 
 1.今回、公表された議事録の追記が作成された経緯(誰の、いかなる指示・判 断で作成されたも のか)を厳密に検証し、その結果を公表すること。
 
 2.事実に背き、参議院規則にも反する議事進行を正当化しようとするまやかしの議事録を撤回す ること。
 
 3.安保関連法案の採決・可決の不存在を直ちに認め、法案の取り扱いを至急、協議するよう、各党会派に諮ること。私たちは法案の段階に立ち返って言えば、違憲の法案を廃案とするよう、求めます。

 

「公表された議事録作成の経緯の検証と当該議事録の撤回を求める申し入れ」への賛同署名のお願い
 http://netsy.cocolog-nifty.com/blog/2015/10/post-8d84.html

公表された議事録作成の経緯の検証と当該議事録の撤回を求める申し入れ」(全文)
 
 http://netsy.cocolog-nifty.com/Tekkai.pdf 
 
 
 
 <賛同の方へ>
 
 1. ネット署名:次の署名フォームの所定欄に記入の上、送信して下さい。
 
  http://goo.gl/forms/B44OgjR2f2
 
 2. 賛同者のご住所とメッセージを次の専用サイト(google spreadsheets)に公開しています。
 
   https://bit.ly/1X82GIB 
 
 3. 第一次集約日 1027日(火)22とします。

<ご参考までに>

2015/09/25 安保法案「採決不存在」に賛同署名が3万筆超え! ~呼びかけ人の学者ら、署名受け取り拒絶の「自民・鴻池事務所」を厳しく批判 | IWJ

 http://iwj.co.jp/wj/open/archives/266904

9.17を忘れない⑩ - Mootan's Blog ①-⑩

http://mootan.jimdo.com/%E3%83%A1%E3%83%A2%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB%E5%AE%89%E4%BF%9D%E6%B3%95%E5%88%B6/9-17%E3%82%92%E5%BF%98%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E2%91%A0/

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2015年1月 1日 (木)

新年のご挨拶申し上げます

いつも当ブログをお訪ねくださいまして、ありがとうございます。

政治やメディアの動向を思いますと、重苦しさを覚える昨今です。

昨夏は、17歳の犬との別れがありましたが、10月には、ドイツを再訪、フランクフルト、ライプチヒ、ベルリンの街を歩きました。主に戦跡やドイツ統一の歴史をめぐる旅となりました。11月には、知事選最中の沖縄を訪ね、戦争の傷跡と基地の実態を目の当たりにしました。いずれも私にとっては 、遅すぎた修学旅行の感がありました。感じたこと、学んだことを大切に、息苦しい時代を少しでも切り開く一助にしたいと思っています。201511

************* * **************

なお、当ブログは開設して9年になりますが、記事数は総計607本となりました。昨年、一年間の閲覧数の多かった記事は以下の表の通りです。

「自治会と寄付」をテーマにしたものが13位、91115位を占めていました。あらためて、その関心の高さに驚いています。

4は、地域の開発会社の社長がテレビ「カンブリア宮殿」に出演したときのレポートであり、地域の実情を踏まえない、社長ヨイショ番組に腹を立てたときのものです。6は、佐倉市の志津霊園問題が全国的にも知られるようなった頃のテレビ番組で、蕨市長が追っかけ取材から逃げようとしている場面が滑稽だったのです。道路土地収用に際し、市は、予定地のお寺の宗教法人と墓地移転に係る石材屋にまんまと騙されたケースで、昨年11月、ようやく157メートルの道路が開通しましたが、その総工費はかさみにかさみ、484100万、道路1mに308万もかかったことになり、その行政の責任が全くもってあきらかにされないままなのです。

7の「関さんの森」では、都市計画道路が関家所有の広い森を分断する計画だったのを、所有者、地域住民、自然保護団体そして行政らの長い間の協議の末、森をベターな形で残し、道路を開通させた経緯を知ってほしかったからです。時間はかかったが、道路開通後も所有者と熱心なボランティアたちが中心に、都市における環境保全を支え、市民の憩いの場や環境教育の場を提供していることを実感する場所でもあります。

13は、航空機騒音の問題、14は、新聞の写真におさまる森田健作千葉県知事と言えば、表敬訪問のタレントやスポーツ選手とVサインかガッツポーズをとる姿でしかない、ちょっと恥ずかしいような知事の話です。

8では、「生協」という、本来民主的であるべきはずの組織の独善的な姿勢を質したかったのです。

また、歌詠みの端くれとしての記事、だいぶ書いているつもりですが、15位までに登場するのがたった3本でした。5は、小学生、中学生短歌の入選がつづく朝日新聞歌壇についてですが、これは歌壇全体の現況を象徴的に表しているように思えたからです。新人賞などでは、若手歌人を育てたいあまり、迎合していることはないのかも心配だったのです。10は、暮にも書きましたように、いわば、私自身がこだわっているテーマでもあるので、アクセスしてくださる方が多いのはうれしいことです。12は、中学校国語教科書に登場した「短歌」に焦点を当てたものです。すべての教科書に登場した栗木京子は昨年の秋に紫綬褒章を受章しました。これについてはいずれ書きたいと思っています。

多くの読者とリンクを張ってくださっている方々に支えられ、歩むことができた9年間でした。やはり地域に根差した問題に着目し、面倒くさがらずに、書きつづけられたらと思っています。10年目の今年もどうぞよろしくお願いいたします。今後とも、お気づきの点やご意見を伺えましたら幸いです。

「内野光子のブログ」2014年アクセスランキングベスト15

                                                                                         
 

 
 

1.「自治会費からの寄付・募金は無効」の判決を読んで自治会費の上乗せ徴収・...

  dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2007/08/post_6d09.html

 

6,778

 
 

 

2.自治会の募金・寄付の集金の問題点~やっぱりおかしい、全社協や共同募金会の...
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4,331

 
 

 

3. 赤い羽根共同募金の行方~使い道を知らずに納めていませんか、情報操作のテク...
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3,464

 
 

 

4.「奇跡の街、ユーカリが丘」、開発の基本に立ち戻ってほしい~「カンブリア宮...
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5.「朝日歌壇」、小学生短歌の入選について~『ポトナム』5月号「短歌時評」に...
  dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2012/04/post-8723.html
 

 

2,391

 
 

 
 

6. TBS「噂の現場」を見ましたか~再び佐倉市へ、志津霊園問題 :内野光子のブログ
  dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2009/10/tbs-f67c.html
 

 

1,903

 
 

 
 

7.新松戸、「関さんの森」へ行ってきました:内野光子のブログ
  dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2012/05/post-e122.html
 

 

1,756

 
 

 
 

8.「生協」の民主的な運営とは~生活クラブ生協で体験したこと~:内野光子のブログ
  dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2011/11/post-f2cd.html
 

 

1,379

 
 

 
 

9.赤い羽根募金、社協の会費って、個人の自由ですよね!「希望ヶ丘自治会、募金...
  dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2013/10/post-3888.html
 

 

1,324

 
 

 
 

10.歌会始2014、今後の行方: 内野光子のブログ
  dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2014/01/2014-0c99.html
 

 

1,250

 
 

 
 

11.内野光子のブログ: 寄付・募金
  dmituko.cocolog-nifty.com/utino/cat20187440/
 

 

1,225

 
 

 
 

12.中学校国語教科書の中の近代・現代歌人と短歌作品~しきりに回る「観覧車」:...
  dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2011/11/post-de32.html
 

 

1,150

 
 

 
 

13.340mの恐怖~習志野第一空挺団の軍機飛ぶ佐倉市上空 : 内野光子のブログ
  dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2014/04/340m-6c9c.html
 

 

846

 
 

 
 

14.「千葉県知事 鈴木栄治様」? 森田健作ではなかったの!:内野光子のブログ
  dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2011/06/post-85ec.html
 

 

793

 
 

 
 

15.社協会費の集め方、皆さんの自治会では??「自治会の自由」ではなく、「市民...
  dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2013/02/post-5d4d.html

 
 

754

 

 

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2013年11月 1日 (金)

ありがとうございます。きょうで、私の記事も500件を越えました

お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
前の記事が、2006年、ブログを開いて以来、501件目の記事になりました。
ここまで、続けて来られましたのは、読者の皆様のアクセスとコメントのおかげでした。
折り返しで、あとどれほど書きつづけられるか、日々研鑽と思っています。
先般の拙著『天皇の短歌は何を語るのか』の紹介や書評の記事がわずかながら
届き始めております。近く紹介できればと思います。
どちらを向いても、明るいニュースはないのですが、細々ながら書きつづけたいと思っております。

今後ともよろしくお願いいたします。

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2013年3月27日 (水)

お詫びとお知らせ

本日、日付が変わったころから、午後3時半くらいまで、当ブログへのアクセスが出来ない状態が続いていました。ご迷惑をおかけしました。原因が定かではありませんが、復旧しましたので、お知らせいたします。

|

2011年4月13日 (水)

「ポトナム短歌会」のホームページが開設されました

今年2月末、私が学生時代から所属している「ポトナム短歌会」のホームページが立ち上がった。いわゆる結社誌・同人誌を発行している短歌会や研究会ががホームページを持つようになったのは1990年代後半からだと思うが、「ポトナム」は遅いくらいかもしれない。管理人さん、あまり頑張らずとも、ぜひ「持続可能性」を目指していただけたらありがたい。私などが手伝えることはわずかだが、頑張ってください。私の短歌も1・2紹介されていた。

↓ご覧ください。

http://www4.ocn.ne.jp/~potonamu/index.html

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2011年1月 3日 (月)

お礼にかえて~この4年間のアクセスを振り返る

5年目に入る本ブログも、技術的に未熟なところがあって、一部のことしか実施できずにとどまっている部分があります。20062月開設当初は、毎日一ケタの訪問者に一喜一憂していた時期もありましたが、以来のアクセス総数は17万近くになりました。こんな多くの方にお立ち寄りいただけるなんて予想もしませんでした。ありがとうございます。一つ一つの記事が、長くてくどくてと、われながら呆れることもあるのですが、もう少し工夫をしながら発信しつづけたいと思っています。お気づきの点、よろしくご教示くださるようお願いします。

最近の4か月、201091日~1231日の記事別アクセスの上位は、次の通りです。

それぞれの記事には、さまざまな思いがよぎりますが、地域関係記事が突出して多いのは、個人的にはやや複雑な気持ちです。が、どれも住民の一人として、重要な課題であることは確かですし、私たちの街に限らない問題でもあると思います。その証でもあるのでしょうか、沖縄から北海道に至る全国的な広がりを見せるアクセスです。最近の4か月に限っているので、短歌関係記事では「河野裕子と歌会始」関係に集中した感がありますが、個人的には、もう少し<硬い>エッセイもあわせて読んでいただければありがたい、という思いです。「ネット歌壇」についての手探りでのエッセイを発信したこともあって、ネット世代によるサイトにも紹介され、そこから飛んでくるアクセスもあります。

また、11位の「やっぱりおかしい、NHK7時のニュース」は、20089月の自民党総裁選挙報道の際のNHKテレビの偏向を指摘した記事で、NHK視聴者センター職員との想像を絶するやり取りの展開を再録したこともあって、思いがけない読者を得、リンクをしてくださるサイトも多かったです。1か月の間に、NHKからの対応もあって、NHKが私への謝罪という「決着」をみて新聞報道もなされた件で、その後も、いまだに、コンスタントなアクセスが続いています。私のメディア、NHK関連の記事では、1昨年の年末から放映が始まった「坂の上の雲」関係のものについては、第1部からさかのぼってのアクセスが続いています。第2部が終了した時点でのコメントと思いながらも、原作からだんだんとかけ離れていくドラマ仕立て、そのドラマ自体の面白さもすっかりなくし、批評の意欲も薄らいでしまったのが正直なところです。視聴率が低迷するのも当然のような気がします。

なるべく正確を期すように、事後の調べにも力を注いでいますが、比較的、リラックスして書くことができる旅行記や美術館巡りなどについては、思いがけないコメントや私信をいただくこともあって、インターネットのもう一つの役割を教えられたような気がしています。

これからも、等身大の自然体で書き続けることができたらと思っています。

******************

「内野光子のブログ」アクセス上位記事(201091日~1231日)           

1907

住んでいる町の「社会福祉協議会」実態を調べてみませんか(201064日)

http://dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2010/06/post-62d3.html

2760

「自治会費からの寄付・募金は無効」の判決を読んで~自治会費の上乗せ徴収・自治会強制加入はやっぱりおかしい(2007831日)

http://dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2007/08/post_6d09.html

3548

「奇跡の街・ユーカリが丘」、開発の基本に立ち戻ってほしい~「カンブリア宮殿」を見て(2010915日)

http://dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2010/09/post-5ce8.html

4544

赤い羽根共同募金の行方~使い道を知らずに納めていませんか(2)

(2009129)

http://dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2009/12/post-dd38.html

5540

赤い羽根共同募金の行方~使い道を知らずに納めていませんか(3)

(2009129)

http://dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2009/12/post-8c19.html

6444

赤い羽根共同募金の行方~使い道を知らずに納めていませんか(1)

(2009127)

http://dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2009/12/post-2f90.html

7343

節度を失くした歌人たち~夫婦で選者、「歌会始」の話題づくりか

200872日)

http://dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2008/07/post_849f.html

8299

CIAと緒方竹虎」(20世紀メデイア研究所第51回特別研究会)は驚きの連続でした

2009726日)

http://dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2009/07/cia2051-4bde.html

9297

節度を失ってゆく歌人たちが怖い~河野裕子追悼をてがかりに

(20101027)

http://dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2010/10/post-9caa.html

10293

自治会の募金・寄付の集金の問題点~やっぱりおかしい全社協や共同募金会の考え方

2010118日)

http://dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2010/11/post-1838.html

11249

やっぱりおかしい、NHK7時のニュース(2009910日) 

http://dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2009/10/tbs-f67c.html

12228

また、「歌会始」の季節がやってくる~報道ステーションに登場した「河野裕子」

20101220日)

http://dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2010/12/post-be19.html

13213

TBS「噂の現場」を見ましたか、再び佐倉市へ、志津霊園問題

20091029日)

http://dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2009/10/tbs-f67c.html

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2011年1月 1日 (土)

新年の挨拶とともに~なぜ短歌を作り続けるのか~

新年のご挨拶申し上げます。

いつもお立ち寄りいただきありがとうございます。

本ブログも5年目に入ります。

未知のことばかりが増してゆく昨今ですが、ひたすら率直を旨として、書き続けたいと思います。ご教示いただけましたら幸いです。

皆様のご健筆を祈ります。

*******

『短歌現代』1月号(「小議会・平成22年の感銘歌」)に寄稿いたしましたものに若干の補筆をして、再録いたします。

           *******

なぜ短歌を作り続けるのか

2010年の感銘歌5首を問われて~

              

私が現在購読している短歌総合誌は、4誌にすぎない。読んでいる日刊紙四種の「歌壇」には目を通すようにしている。そして、ほとんどはご寄贈いただく個人誌・同人誌・結社誌については、作品より論文・時評・エッセイの方を優先して読むことが多い。それにしても5首の選出は無謀にも近い。私には、もとより「戦略的互恵関係」への配慮は不要ながら、まとめ読みの苦楽を味わった。

詩歌はひとを救へるのか寒む空に飛行機雲が西になだれゆく(綾部剛『短歌現代』)

3月号。短歌を作り始めて半世紀、なぜ続けているのかと問われても答えは覚束ない。「ひとを救う」などの自負はない。正直なところ「この日ごろ感性乏し さりとても詠まねばあたま錆ゆくばかり」(岸本節子『短歌往来』7月)という実益が勝っているかもしれない。しかし、長い間には、こんなこともあるのだろうか。「君に書く場所はあるまいと言ひしとふ実力者亡くその君も逝きけり」(鈴木英夫『短歌』7月)と石本隆一氏を追悼した作者も、その後鬼籍に入られたという。「冬晴れの書店に入りてあまたなる言葉見をれど帰らむ歌へ」(上條雅通『短歌往来』3月)という現実に引き戻されるのである。

青き葉が重なり風に揺れているその空間よわれの図書館(川本千栄『短歌往来』)

5月号。図書館勤めが長かったためか、図書館、本、書店といった言葉にはむやみに反応してしまう。この1首のような「図書館」は、資料購入費も人件費も不要、書庫スペースも、機器もいらない、無限に広がる、理想的な「図書館」ではないか。こんな図書館を持てるなんて羨ましい。私の中の図書館は、むしろ「ひろびろと開架の書架をつらねたるあひだをゆきて心つつしむ(四元仰『短歌現代』2月)や「図書館のB2の奥のうす明かりかくひそけきか老いを生くるは(高野公彦『短歌往来』6月)のイメージに近い。

わが裡の摩文仁丘は芝生なく樹々なく阿修羅の海へ繋がる(村山美恵子『短歌研究』)

波はまた沖へ遠のく焔に逐われ戦車の潰した魂連れて(佐野美恵『短歌研究』)

前者が9月号、後者が3月号。沖縄には一度も行ってはいないが、この光景につながる事実は記憶にとどめておきたい。戦争の直接の体験者は「幸福だつたかしからざりしか戦場に死におくれたるわれの老いゆく」(米口實 『短歌現代』2月)、「戦争の記憶をいつ迄ひき摺つて生きて行くのかと今日もまた言はる(清水房雄『短歌現代』6月)、「わが背には今も紅蓮の炎あり時経てなほも疼く真夜中」(大和類子『短歌現代』6月)と歌い続けられているのだが、それを継承する私たちの世代が、そして次世代、次々世代へと、どうしたら伝えていくことができるのか、そのバリアとなっているものは何なのか、課題は重い。

寄せくるる子らの痛みに苛立ちに生かされありしか教師の日々は(久我田鶴子『短歌』)

6月号。時代の矛盾を一身に背負った生徒たちに応えていた教師の緊張した日々を思い起し、今を省みるのだろうか。私は職場を離れて久しいが、経営者や上司たちの現場への無理解、非正規の人たちとの仕事のやり繰りなどを思うと眠れない夜もあった。往復15キロの道のりを必死に漕いでいた自転車通勤の日々を思い出し、それでも、仕事を続けたのは何故だったのか、と今にして思う。

作歌を続けている理由を問い続けたい。

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2010年9月29日 (水)

インターネットの中の短歌情報<番外編>歌集剽窃疑義その後

 前記事でも触れた風間祥「銀河最終便」を久しぶりにアクセスすると、インターネットの中の短歌情報(4)(5)の記事に触れた歌集「RERA」の剽窃疑義の問題について、次のような記事(2010年9月24日)があるのを発見しました。冒頭部分のみを引用しましたので、詳しくは下記までアクセスしていただければと思います。

http://sho.jugem.cc/?day=20100924

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詳細については何も語らない誰も触れたくないことの幾つか

2010.09.24 Friday

『短歌と天皇制』(*内野光子著)という著作を持つひとならばこそ逃げることなく 

*『RERA』は改訂版が発行されたが。

ある意味で改竄・証拠隠滅ととられかねない一つの決定

それでもう無かったことになるのです 狭い社会ゆえの黙認

(以下略)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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 2首目は、私にとって面映ゆいばかりですが、私の記事への数少ない反応の一つでした。ネット上で遠慮がちに申立てをされた村上さん。一方『RERA』の著者は、第1歌集で現代歌人協会賞を受賞、大きな結社に所属し、出版元のオーナーもたしか同じ結社ではなかったでしょうか。疑義のある歌集を出した著者と出版社の個別の問題というより、歌壇の対応、風間さんが指摘されるように「狭い社会ゆえの黙認」が問題のような気がします。

 

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