2017年3月26日 (日)

「~してございます」~霞が関と永田町の言語生活~森友問題を通じて

霞が関話法?

 森友学園問題の国会での質疑を聴いていると、政府や役人の答弁にまず腹が立ち、野党の質問の拙さにも苛立ってしまうことがある。テレビの前で座ってばかりいるので運動不足にもなり、精神衛生上もきわめて不健康な状況が続いている。

 その上、とくに役人の答弁の「~してございます」という表現が気になって仕方がない。「霞が関文学」ともいわれているそうだが、そんな上等なものではなく「霞が関話法」と名付ける価値もない。丁寧そうな言葉遣いながら、文法的にも誤用であり、その発言内容と相まって、慇懃無礼な、無責任答弁に多用されている。「してございます」は、官僚ばかりでなく、企業人も社外向けに使うことが多く、中高年男性に愛用されているようなのだ。

 「担当職員が対応させていただいてございます」「政治的な配慮をしてございません」など、324日衆参予算委員会に森友問題で出席した、財務省と国土交通省の参考人たちも連発していた。証人として招致したところで、「知らぬ、存ぜぬ」で通すのだろう。

参考:「最近気になる放送用語―「~てございます」(2011年8月1日)

https://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/term/145.html

永田町話法?

一方、政治家たちの責任逃れは、かつて「秘書が、秘書が・・・」であったことが揶揄されていたが、今回は「妻が、妻が・・・」「夫が、夫が・・・」かと思いきや、やはり「(首相夫人付)秘書が、秘書が・・・」ということにもなった。324日の国会の質疑や記者会見での次のような発言は、大いなる自己矛盾を、明白にもしている。 

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2017年2月17日

安倍首相①「(妻が100万円寄付をしたかどうか)密室のやりとりなど反証できない事柄を並べ立て、事実と反することが述べられたことはまことに遺憾だ」

「(首相夫人付き秘書から籠池証人への報告ファックスについて)ゼロ回答なのだから妻が関与したことにはならない」

「(首相夫人の証人喚問要請について)今まで証人喚問に出られ方は、刑事罰がかかるかもしれない疑いの中で出られている。妻の行為は犯罪では全くない。名前を出された人たち全員証人喚問するというのか」

菅官房長官「(首相夫人付き秘書の谷氏の籠池理事長への報告ファックスについて)ゼロ回答のことわりのファックスなので、まったく問題はない」

竹下国会対策委員長「(首相夫人の寄付について)100%、200%あり得ないが、たとえあったとしてもても、まったく問題はない」

 首相①は、反証をというのならば、首相夫人を証人喚問すれば、籠池証人の答弁との比較において、議員や国民に判断の材料を提供できるし、決着がつかなければ司法の判断にゆだねることもある。首相は、別の日の答弁で「ないことの証明は<悪魔の証明>なので困難」とか言って質問をかわしていたが、そんな大げさなものではない。

首相②と官房長官の発言は、「ゼロ回答」「ことわり」だったからというが、ファックスの2枚目には、案件別に経緯が記され、その末尾には、つぎのようにある。

4)工事費立て替え払いの予算化について

一般には、工事終了時に清算払いが基本であるが、学校法人森友学園と国土交通省航空局との調整にあたり、「予算措置がつき次第返金する」旨の了解であったと承知している。平成27年度の予算での措置ができなかったため、平成28年度での予算措置を行う方向で調整中。」

このファックスは20151117日付であったが、工事費は、翌年の年度初め46日に支払われていることも判明している以上、まさに「関与」「口利き」の成果ではなかったのか。この文面をどう読んでも、問い合わせへの夫人付き秘書の「丁寧な対応」だけというには無理がある。さらに言えば、福山議員が言うように関与や口利きは「結果」「成果」がなくても成り立つものだろう。しかし、このくだりを、明確に切り込む質問がなされなかったのは残念だった。

「携帯水没後」の首相夫人と籠池夫人のショートメールの往復、316日参院予算委員会視察団に「寄付の中には、安倍首相からの100万円の寄付も入ってます」との籠池理事長の発言後、その大金の寄付の授受を「100万円の記憶がないのですが」などと悠長な文言で聞き返している首相夫人のメールには、やや驚いた。ここで、「記憶がない」という永田町の常套句、いわば「永田町話法」が、やはり登場してきたのだ。さらに、上記の首相夫人付き秘書の籠池理事長あてファックス文書は、これだけでも、公人による「働きかけ」の一端が浮上、「関与」の証拠になるはずである。

なお、首相③の発言は、憲法62条「両議院は、各々国政に関する調査を行い、これに関して、証人の出頭及び証言並びに記録の提出を要求することができる」という「国政調査権」の意味を理解していないのではないか。犯罪の嫌疑や容疑に係る者でないと喚問できないという大いなる誤解にすぎない。さらに、「名前の出た人全員・・・」云々の発言は、いつもの「民進党は支持率が上がらないじゃないですか」と同じで、「ほかにフって」しのごうとしているらしい。

竹下国対委員長の発言には、「開き直り」というか、語るに落ちた、の感がある。

安倍首相は、「私も妻も安倍事務所も、一切、国有地払い下げや学校認可にかかわっていない。関係していたら私は間違いなく首相も議員も辞めますよ」(217日衆院予算委員会)と啖呵を切っていた。いずれ、すべてが公開される日もあるかもしれないが、自民党による首相夫人と籠池夫人のメールの一部公開は、安倍首相擁護が裏目に出て、安倍夫妻への疑問はさらに深まったのではないか。今となっては、安倍首相の辞めない理由を探すのが、むしろ困難な状況に至ったようだ。

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2017年3月16日




従来、政治が危機に直面したときは、冷たく「粛々と進める」冷酷さで突破するか、内外の批判には「前向きに検討し」「真摯に受け止め」「万全を期して」、「推移を見守る」と成り行きに任せることもできたのに、どうだろう、今回は。それにしても代わるべき受け皿がないのは、如何ともしがたい現実であるが、とりあえず「野党頑張れ」としか言いようがない。
 

政治家の資質と人格

このところの安倍首相は、国会の質疑で「不愉快だ」「失礼じゃないですか」「まるで犯罪者扱い」「悪意に満ちている」など、感情的な言葉を口走り、政治家の資質が問われる発言を繰り返している。

324日の衆院予算委員会での質疑では、さらに驚いた場面があった。共産党が入手した鴻池事務所の「面談メモ」をめぐっての麻生財務大臣の答弁。当初は、だれのメモかを明かさないままだったのだが、当日31日の夜に鴻池議員が自ら記者会見に及んだ経緯がある、あのメモだ。宮本議員が、麻生大臣に、そのメモについて鴻池議員に確認した件で質問したところ、次のような発言が飛び出したのだ。「訳の分からないところから『メモを取った』と偉そうにいっていたじゃないか。偉そうに」との発言に野党側からのヤジが飛ぶと、麻生大臣はさらに声を張り上げ、「俺は偉そうに聞こえたんだからしようがないだろ」と。人を指さすジェスチャーをしながら「いつも人をこうやって指さしてワンワンしゃべってる。偉そうに。失礼だろ、それは」と言い切った。実際の発言は、もっと口汚い、まるで、チンピラやくざの口ぶりそのままで、再現できないのだが、聞くに堪えなかった。麻生大臣の品格のなさは、知っていたが、こんな人間がかつて首相をやっていたかと思うと、情けない。その発言を、笑いながら受けている野党も野党だ。山本一太委員長の「麻生大臣、ご表現には気を付けてください」で、当の大臣はじめ、大笑いで落着となったのだ。

麻生発言といえば、メディアでは問題にされなかったのだが、今年の、麻生大臣の地元、九州の飯塚市の成人の日の「来賓祝辞」だった。例の昼間から賭けマージャンをして「賭けないでマージャンする人はいないだろう」と豪語していた斎藤市長が辞任を表明した直後のことだ。さすがに成人を前に挨拶できなかったとみえ、有力支持者の一人だった市長に代わっての来賓としてよばれた麻生大臣だったのか。その挨拶が、これまたびっくりだったのである。「あんたたち、成人になったら、これまでと何が違うかといったら、強姦罪、賭博、麻薬・・・でつかまったら少年A じゃすまない。自分の名前が出るんだ」と。いや、もっと罪名をあげていたと思うし、言葉も汚かったし、あくまでも「要旨」なのだが。「責任を持て」という成人へのメッセージにしては、ひどい。ひどすぎる。

「劇場」のカーテンは降ろしてはいけない

小池劇場、トランプ劇場、籠池劇場とも呼ばれて、メディアを賑わしてきたが、今回の森友問題は、政治の根幹、安倍首相夫妻に大きくかかわる問題だけに、このままの幕引きは許されない。この間、共謀罪の法案も閣議決定された。こちらの国会審議もしっかり、丁寧にした上で、廃案に追い込んで欲しい。追い込まなくてはいけない。テロ対策ができない?オリンピックが開催できない?一般人には関係がない?から共謀罪新設が必要であるというのだが、その目指すところを見極めなければならない。テロ集団か一般人とはだれが何を以て判断するのか。要するに国民全体への監視のシステムが合法化することになるのだ。天皇退位をめぐる動向、南スーダンPKO部隊派遣問題にしても、課題は山積みである。

福島県はじめ東日本大震災の実質的な復興がなかなか進まない実態、熊本地震も同様だし、沖縄の高江・辺野古基地建設問題、原発再稼働が始まった川内と伊方、再稼働を控えている地での安全対策というより原発・エネルギー政策、東京都の豊洲市場問題は、一地域の問題ではなく、国民一人一人、自分の問題として考えなければならないはずではないか。

地元では、千葉県知事選挙が展開されているはずだったが、今日は投票日。冷たい雨となった。佐倉朝日健康マラソンの日でもある。森田健作知事は、ミス〇〇とかアスリートの表敬訪問でガッツポーズをしている写真ばかりが報道され、何をしているのかがわからない。役人にとってはありがたい知事だという。県庁への出勤状況は、石原元都知事といい勝負かもしれないが、投票率は如何。

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2017年3月 8日 (水)

3月4日、学習会「千葉の空にもオスプレイ!―なにが問題?どこが危険?―」に参加~軍拡競争の真っ只中で、どうすれば

日本、米・中・韓国・北朝鮮の軍拡競争の再来

 

 227日の衆議院本会議で2017年度の予算案が通過、参議院でどうなろうとも衆議院優先で成立したことになる。974547億円の過去最大規模で、防衛費51251億円、前年度より1.4%増で、5年連続の増額である。収入内訳で、新たな借金となる国債は34兆円を超す。

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『朝日デジタル』227日より

 

    227日、 韓国政府は、北朝鮮の核やミサイルの脅威に対抗するため、アメリカの最新の迎撃ミサイルシステム「THAAD」を年内に配備する計画で、配備場所として、ロッテグループが所有するゴルフ場の土地を正式に取得したと発表している。

228日、トランプ大統領は、2018年度の予算について、公共の安全と安全保障を重視するとして国防費を増やす方針を示した。国防費10%、日本円で約6兆円の増額が見込まれるという。

 34日には、中国で、全国人民代表大会が5日から始まる前の傅瑩報道官の記者会見で、2017年の国防費の「増加率は7%前後」と明らかにした。1兆人民元を超え、日本円で17兆円に迫る見通しとなるという報道があった。

 36日、北朝鮮は、弾道ミサイル4発を同時に発射、秋田沖300350キロの排他的経済水域内外に落下した。日本は、「北朝鮮の脅威は新たな段階に入った」と安倍首相は、米韓日が緊密に連携して対応するとしている。

 

中国の尖閣列島周辺の動向や北朝鮮の弾道ミサイルの発射は大きく報道され、その脅威を増幅させているのが常である。たとえば、北朝鮮は、日米の軍事同盟の<強化>パフォーマンスがなされたとき、米韓合同訓練や日米合同訓練に合わて、ミサイル発射がされることが多い。相互が挑発に乗りあって、軍拡がエスカレートして、日本でも、根拠のはっきりいしない防衛予算、駐留米軍への多額の経費が計上される。折しも、36日から17日まで、陸上自衛隊とアメリカ海兵隊の合同訓練が、群馬県相馬原演習場、新潟県関山演習場で展開されている現実。政府は、自衛隊員の命をないがしろにする駆けつけ警護、各所での福祉予算の切り捨て、東日本大震災被災地で仮設住宅や店舗の閉鎖、戻るに戻れない原発事故被災地、杜撰な補助金、役人の天下り利権、廃炉費用まで国民に押し付けておいて、守るものは何なのか。国民の命と財産を守るどころか、むしろ脅威にさらしているようなものではないか。

 

軍拡競争に歯止めをかけるのは、憲法9条を持つ日本でしかない。その9条の改悪を進める政府を延命させるわけにはいかない、国民は何を突破口として実現していくのか、が問われているのではないか。

 

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『防衛白書』2016年版より。『日本経済新聞』(2016/12/23 1:30 電子版)では、「防衛費「聖域」扱い 中国・北朝鮮の脅威反映 過去最大の5.1兆円、5年連続増」という記事中、「中国や北朝鮮の脅威を名目に防衛費は<聖域>扱いとなっている」との文言も

 

 

当ブログでも、先日もお知らせした表記の学習会(さくら・志津憲法9条をまもりたい会主催)で、吉沢弘志さんの話を聞くことになった。近年、自分の勉強不足を痛感して、沖縄へ出かけたり、『琉球新報』を購読したりして、何とか沖縄のことを知りたいと思っていた。

 危険だというオスプレイMV22 が、昨年末、沖縄の名護市海岸に墜落大破した。そのオスプレイの整備拠点となったのは、米軍の木更津基地で、すでに1月に飛来している。日本の米軍基地では、各所へのオスプレイ配備計画が進み、何十機ものオスプレイが整備のために木更津にやって来るのではないか。その危険性は現実のものとなるのではないか、というのが私たちの不安だった。

 

吉沢弘志さんの話 

 吉沢さんは、埼玉大学でドイツ語を教えている先生だが、幅広い知見と活動で、市民運動に参加されている。以下は、吉沢さんの話のレポートとしたい。

 

千葉県木更津には、米軍基地に陸上自衛隊駐屯地が併設されているが、米軍のオスプレイMV22CV22 の整備拠点になることが決まり、すでに130日に飛来している。オスプレイは「空飛ぶスクラップ」とも呼ばれ、昨年1213日名護市海岸に墜落し、19日には飛行再開、年明けの113日には空中給油を再開した、あのオスプレイ。日本は、墜落現場に近づけることもできず、原因究明も米軍まかせの安全宣言、すべて日米地位協定に拠るものである。オスプレイの開発は、1982年に始まり、1999年に量産体制に入ったが、開発中の死者も続出、死者を出した重大事故の事故率が、2011年からみても減ることはなく確実に増え、2015年末には、3.58%だという。

 

*参考

MV22の事故率について(防衛省2012 

http://www.mod.go.jp/j/approach/anpo/osprey/pdf/dep_5.pdf

 

MV22の死傷者を伴う重大事故(防衛省資料、新聞記事から作成)                                                                      

開発

試験

段階

 

19916 

試作機初飛行で制御不能で転覆、軽傷2 

19927

エンジンから出火し墜落、死亡7

 

20004

 

急降下で墜落、死亡19

 

200012

 

着陸進入ときに王戎不能不能となり墜落、死亡4  

 

実用

 

段階

 

20104

 

アフガニスタンで墜落、死亡4

 

20124

 

モロッコで演習中墜落、死亡2人、重傷2

 

20126

 

米フロリダ州で墜落、負傷5

 

20155

 

米ハワイ州で着陸失敗事故、死亡2

 
201612  

沖縄県名護市海岸で墜落大破、負傷2

 

 

 普天間基地には、24機が配備されている。1機は墜落、1機は爆破?2機減ったはずが、直ちに増強され24機。横田基地には空軍仕様のCV2210機、岩国にCV2212機、厚木、三沢基地はじめ各地の演習場での飛行訓練が計画されている。70機近いオスプレイが、日本の空、低空を飛ぶ。さらに、自衛隊が2018年度までの「中期防衛力整備計画」で17機購入を決めていて、それらを含めて整備拠点の木更津に離着陸する。

米軍や政府が日本の防衛上、オスプレイの必要性を強調するが、ことごとく、「オスプレイの“ウソ”」として論破する。(下表は、吉沢さんの資料から作成)

                   
 

垂直離着陸ができる 

 
 

重装備の24人搭乗は不可能に近く、重量から垂直離着陸は5%に過ぎず、1500m以上の滑走路を必要としている (木更津は1800mの滑走路がある)  

 

航続距離が長い 

 
 

危険な空中給油を不可欠としている

 

抑止力

 
 

兵力としての乗員数は24名×機数が増強されても、抑止力の増強にならない  

 

災害救助

 
 

300度の熱風を下方に噴出、離着陸の場所確保が困難、積載量が少なく、輸送ヘリCH-47Jの方が効率が機能的 

 

急患搬送

 
 

離着陸の場所確保困難、防寒の必要、酸素吸入の必要も必要で、ドクターヘリの方が機能的  

 

 政府は、熊本地震で、災害救助として役立たずのオスプレイ出動を米軍に要請したが、飛行距離も長い必要はなかったし、積載量は段ボール200個分程度、着地には、熱風除去の大量の散水を必要とし、水不足の災害地では顰蹙を買い、「政治利用」だとの批判を浴びていた。

 

オスプレイは危険性だけでなく、売却価格の不透明さがある。冷戦体制が崩れた以後の日米同盟と米軍再編との流れに沿って、日本の防衛の建前が、離島防衛から離島奪還へと転換する中で、アメリカでの軍事利権保護のためだけに、米軍のオスプレイ配備、日本へのオスプレイ売却が進められているのが現状である。しかも、住民の反対で、アメリカ国内での飛行訓練がままならない状況の中で、主たる訓練は日本で実施されているのが現実。さらに、現在、オスプレイの購入を決めているのは、世界中で日本だけで、その購入価格もアメリカ政府のいわば「言い値」であって、関連機材、訓練費用などを含めると1200億以上という。さらに、おかしなことに、防衛省は、オスプレイのメーカーのボーイング社と契約するのではなく、ボーイング社から買い取ったアメリカ政府から買う仕組みとなっている。しかも、日本に先払いをさせておいて、契約内容を履行しないというのがアメリカの日本へのやり口だそうだ。

 

吉沢さんの話は、まだまだ、あるのだが、とりあえずのレポートである。

 

家にかえって少し調べてみた。オスプレイのアメリカ政府からの買い付けには、間に三井物産が入る。日本の2015年度予算案では、オスプレイ5機の購入費用として516億円(1機約103億円)、2016年度は12機で1321億円(1機約110億)が計上されていた。米軍の購入費用は1機当たり50億~60億円との報道もある。* そういえば自衛隊にオスプレイが届いた話は聞こえてこない。

 

*参考

 

自衛隊内でも異論…安倍政権「オスプレイ」相場の2倍で購入

 http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/157524

 

・熊本地震 オスプレイ物資搬送 「政治利用」の声も

毎日新聞2016419

http://mainichi.jp/articles/20160419/k00/00m/040/083000c

 

・「米軍オスプレイの我が国への配備の経緯」

防衛白書2016年版より

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2017年2月27日 (月)

オスプレイ、千葉の空にもやって来た

 穏やかな日曜の午後だったが、地元の9条の会で、ユーカリが丘駅頭でチラシを撒く宣伝を行い、参加した。参加者11人、1時間で、何枚撒けたのだろう。私は、北口で10枚、南口で15枚ほど、手渡すことができた。

 千葉県木更津市の自衛隊基地に、この1月から米軍のオスプレイの整備拠点が置かれ、すでに房総の空を飛んでいる。昨年12月13日、沖縄県名護市海岸に墜落した、あのMV22オスプレイである。 空中給油中に、プロペラがホースを切断したとか、12月19日には、飛行を再開、日本政府は、原因究明も情報公開もできずに、早々と容認した。佐倉の空に、いつ飛んでくるのか、墜落するか、わからないのだ。25メートルプールに納まらないほどの巨体、製作試乗中に30人もの死者を出し、本格飛行後も各地で事故が続発、8人もの死者が出し、負傷者は数知れない。事故率の高い、このオスプレイを、自衛隊も17機の購入を決めている。

 このオスプレイのなにが問題、何が危険なのか、知らなければならない、と今回の学習会を企画した。近くにお住まいの方は、ぜひご参加してみてください。

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 なぜ房総の空に飛行が集中するのか

 以下は、民間機の話だが。

 先日、千葉市内に所用があって出かけた。新京成千葉寺駅から青葉の森公園手前のハーモニープラザまで、歩いて5・6分の間になんと着陸態勢の低空飛行機が6機も確認できたのである。午後1時過ぎのことである。1分間に1機の割合の上、佐倉で見るよりかなりの低空で、高度は1000mはないだろう。騒音も大きい。羽田空港への着陸機であろう。自宅の佐倉市上空での飛行状況については、このブログでも何回か報告しているが、それでも、佐倉の場合は、北方からに着陸便だけなのだから。千葉市上空となると、西からの着陸便もだから、相当の数になるはずだ。

 というのも、羽田空港の西側の空は、米軍の横須賀、横田基地があるので、米軍の制空権の下で、民間機が飛べないのである。だから、房総半島上空に集中し、羽田空港のハブ化にともない東京区内の低空飛行も問題になっている。

 日本の空が、日本の空ではなくて、米軍機しか飛べないなんていう、理不尽があっていいのだろうか。住宅地の上を避けてコースを変えたり、高度を上げたりしても、根本的な解決にはならない。日本の空を取り戻すためにも、日米安保、地位協定の見直しが迫られているはずなのに、より強固にする?アメリカが、本気で日本を守ってくれるとでも思っているのだろうか。

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2016年1月10日 (日)

あの低空飛行の軍用機は何か!?

 今日の午前中、ユーカリが丘の志津コミセンの会議室で、柔らかい日差しを受けながら話を進めている最中に、大きな窓に、低空飛行の軍用機が、何度も何度も巡ってくる。おかしいぞ、今日は日曜日だし、下総基地からの訓練機は飛ばないはずだし、何事かと、少し不安にもなった。その低空が、半端ではない低さなのである。メンバーの一人が、とりあえず、下総基地に電話をすると、きょうの飛行は、習志野第一空てい団の「降下訓練始め」でしょうとの情報が得られた。

 帰宅後あらためて、私も習志野第一空てい団に電話をしてみた。ホームページにもあるように、きょうの午前中11時から12時まで「降下訓練始め」で、その訓練ぶりを市民にも公開していたらしい。

 人騒がせな訓練ではある。習志野の第一空てい団の日常的な訓練では、佐倉市上空を飛行することはあまり多くはないようだが、コースにもよる。超低空と思ったら空てい団の航空機による降下訓練と思っていいだろう。習志野基地には、滑走路がないので、航空機の発着は下総基地を使用しているとのことだ。末尾の以下の過去記事にもレポートがあるのでご覧ください。

 今日のような、イベントの情報は、佐倉市には伝えているのか、と尋ねたところ、隣接の三市だけには伝えているが佐倉市には伝えていない、という。あの低さは、どのくらいなのですかと尋ねれば、演習地以外は、340m以上と決められているので、それより低いことはありません、ということは、400mを切っているということ。ユーカリが丘付近の戸外で目撃したひとは、きっと恐ろしい思いをしたことだろう。 下総基地発着のP3c哨戒機は、佐倉市上空を500~800mで飛ぶことはとザラだというが、400mと言えば、スカイツリーの634mよりかなり低いことになる。

  いわば出初式みたいな、余分な訓練飛行はやめてほしいし、上空を飛ぶ自治体には、情報を流し、市民にもきちんと広報するように、とだけは伝えておいたが、さて。

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平成28年 第1空挺団 降下訓練始め  
 
                                                                    

   

 

   
   

平成28年1月10日(日)

   
   

 

   
   

習志野演習場

   
   

 

   
   

訓練及び装備品展示、模擬売店   

   
   

その他

   
   

公共の交通機関をご利用下さい。
 
(駐車場の台数には制限があります。)
 
天候等により、訓練の一部又は、全てを中止す

る場合があります。 

   
 

 

http://www.mod.go.jp/gsdf/1abnb/images/spacer.gif

 
 

 

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以下の過去記事もご覧ください。

2014年4月25日:

340mの恐怖~習志野第一空挺団の軍機飛ぶ佐倉市上空
http://dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2014/04/340m-6c9c.html

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2015年1月 1日 (木)

新年のご挨拶申し上げます

いつも当ブログをお訪ねくださいまして、ありがとうございます。

政治やメディアの動向を思いますと、重苦しさを覚える昨今です。

昨夏は、17歳の犬との別れがありましたが、10月には、ドイツを再訪、フランクフルト、ライプチヒ、ベルリンの街を歩きました。主に戦跡やドイツ統一の歴史をめぐる旅となりました。11月には、知事選最中の沖縄を訪ね、戦争の傷跡と基地の実態を目の当たりにしました。いずれも私にとっては 、遅すぎた修学旅行の感がありました。感じたこと、学んだことを大切に、息苦しい時代を少しでも切り開く一助にしたいと思っています。201511

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なお、当ブログは開設して9年になりますが、記事数は総計607本となりました。昨年、一年間の閲覧数の多かった記事は以下の表の通りです。

「自治会と寄付」をテーマにしたものが13位、91115位を占めていました。あらためて、その関心の高さに驚いています。

4は、地域の開発会社の社長がテレビ「カンブリア宮殿」に出演したときのレポートであり、地域の実情を踏まえない、社長ヨイショ番組に腹を立てたときのものです。6は、佐倉市の志津霊園問題が全国的にも知られるようなった頃のテレビ番組で、蕨市長が追っかけ取材から逃げようとしている場面が滑稽だったのです。道路土地収用に際し、市は、予定地のお寺の宗教法人と墓地移転に係る石材屋にまんまと騙されたケースで、昨年11月、ようやく157メートルの道路が開通しましたが、その総工費はかさみにかさみ、484100万、道路1mに308万もかかったことになり、その行政の責任が全くもってあきらかにされないままなのです。

7の「関さんの森」では、都市計画道路が関家所有の広い森を分断する計画だったのを、所有者、地域住民、自然保護団体そして行政らの長い間の協議の末、森をベターな形で残し、道路を開通させた経緯を知ってほしかったからです。時間はかかったが、道路開通後も所有者と熱心なボランティアたちが中心に、都市における環境保全を支え、市民の憩いの場や環境教育の場を提供していることを実感する場所でもあります。

13は、航空機騒音の問題、14は、新聞の写真におさまる森田健作千葉県知事と言えば、表敬訪問のタレントやスポーツ選手とVサインかガッツポーズをとる姿でしかない、ちょっと恥ずかしいような知事の話です。

8では、「生協」という、本来民主的であるべきはずの組織の独善的な姿勢を質したかったのです。

また、歌詠みの端くれとしての記事、だいぶ書いているつもりですが、15位までに登場するのがたった3本でした。5は、小学生、中学生短歌の入選がつづく朝日新聞歌壇についてですが、これは歌壇全体の現況を象徴的に表しているように思えたからです。新人賞などでは、若手歌人を育てたいあまり、迎合していることはないのかも心配だったのです。10は、暮にも書きましたように、いわば、私自身がこだわっているテーマでもあるので、アクセスしてくださる方が多いのはうれしいことです。12は、中学校国語教科書に登場した「短歌」に焦点を当てたものです。すべての教科書に登場した栗木京子は昨年の秋に紫綬褒章を受章しました。これについてはいずれ書きたいと思っています。

多くの読者とリンクを張ってくださっている方々に支えられ、歩むことができた9年間でした。やはり地域に根差した問題に着目し、面倒くさがらずに、書きつづけられたらと思っています。10年目の今年もどうぞよろしくお願いいたします。今後とも、お気づきの点やご意見を伺えましたら幸いです。

「内野光子のブログ」2014年アクセスランキングベスト15

                                                                                         
 

 
 

1.「自治会費からの寄付・募金は無効」の判決を読んで自治会費の上乗せ徴収・...

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2014年12月 2日 (火)

福島から避難して千葉で暮らす、千代田さんの話を聞きました

   去る11月22日(土)、「さくら・志津憲法9条をまもりたい会」主催の「福島から避難して千葉で暮らす、千代田信一さんの話を聞く会」(午後2時~ 佐倉市志津コミュニティセンター)に参加しました。佐倉市、四街道市、千葉市から20名程が参加しました。そのときのお話の要約と報告です。

     千代田信一さん(72歳)は、福島第1原発から6㎞ の双葉町で被災され、四街道市へ避難された。 原発事故によって、千代田さんの豊かな自然に恵まれた農業経営、家族や地域の人々との和やかな暮らしを一瞬にして覆された。地震発生時のパニック状態に加えて、避難のさなかでの過酷な状況、奥様の実家のある千葉への避難の決断は事故後集団で行動していた人々との別れともなり、仲間の「行くところがあっていいなあ」との言葉がつらかった。
  避難先の千葉の親戚に家族一同十数人が寄宿することは、短期間ならともかく、双方の負担は大きく、四街道市鹿島荘の避難所暮らしとなった。さまざまな支援を受けて有難かったが、市職員からまるで監視されるような一面もあった暮らしであった。さらに、四街道市内での転居が続き、落ち込む中、息子さんの「釣りでもしたらどうか」の一言、その心遣いに目が覚め、さらに息子さんの提案で一緒に住む物件を探し、千葉市に落ち着いた。病を得た奥様の通院に便利なところでもあった。 四街道市や地元の人々との様々な交流によって支えられ、現在に至っている。
  それにしても、原発建設の過程や原発稼働中の東電(原発安全協会)による説明会は、ひどいものだった。第一部が大学教授ら研究者の“原発安全講話”と質疑、第二部が芸能人やスポーツ選手のアトラクション(ケーシー高峰、桑田真澄、中畑清、パンチ佐藤・・・)、地元の人たちは、第二部に浮き足たち、質問もそぞろだった。たとえ質問をしても、安心安全のみの答弁だった。その一方で、東電関係者は、原発の近くに住むことなく、ヨウ素材配布の用意をしていた。
  各地に、千葉県にも多くの避難者がいる中で、いわれのない差別を受け、孤立を余儀なくされている。同郷の人たちが集い、会えるから「葬式が楽しみ」とさえいう避難者の言葉は重い。
  原発をゼロにすることと、中間貯蔵場ではなく「捨て場」の確保が課題なのに、安倍政権は、原発事故の終息がないまま、避難者は放置された状態で、さらに原発再稼働、原発輸出を進めているのは許せないし、怒りを覚える。安倍政権は絶対に変えなければならないと。 

   ときには、涙しながらのお話に、 私たちが接するメディアは、原発事故の実態、被災者、避難者の現状を正確には伝えていないことをあらためて知らされました。お話の最後に歌われた「福島慕情」の民謡で鍛えられた素晴らしい声量に圧倒されました。また、飼われていた山羊の最期や猫の行方、そして愛犬コロとの再会の経緯にも涙を誘われました。被災地の様子を伝えるテレビ画面で偶然にも愛犬の姿を発見して、現地での再会がかなったものの連れて帰れず、ボランテイア団体のエサやりや保護をへて、2年半後、ようやく千葉で一緒に住めるようになったそうです。愛犬コロとの「物語」は、ネット上でも「餌を運ぶ賢い犬」として話題になり、以下のユー・チューブで見られます。
  http://www.youtube.com/watch?v=aMH6sNgx1Oc

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2014年10月18日 (土)

あのヘリコプターの編隊は何だ~10月26日、百里基地観閲式の訓練らしい・・・

  1015日、正午近く、私は西の空を南から北へ編隊で飛んで行くヘリを見た。5機ほどの編隊が二つ、雁のように編隊を組んで10機ほどが飛んでいくのを見た。これは、通常の訓練ではない、何だろうか。それでもその日は、一回きりだったように思う。16日は、家を離れていたので分からないが、17日の10時半ころ、今度はもっと低空で、北西から南東へと10機ほどが我が家の上空を飛んで行った。この日になって、下総の航空自衛隊の基地に問い合わせてみたところ、下総からはヘリは飛んでいない。どこの基地から飛んでいるかは、県に届けが出ているので県が把握しているはずとしか答えてもらえなかった。

千葉県庁の代表番号に、ヘリコプターの件でというと、「オスプレイについてですか」と問い返される。最初は生活環境?…という部署だったが、企画政策課?に回された。ここではケンモホロロに自衛隊のことは自衛隊に聞け、こちらでは「答えられない」の一点張り。自衛隊と言っても、可能性のある基地は分かるのではないか、その連絡先をといえば、航空機は、日本中どこからでも飛んでくるからどの基地からかはわからない!とまで言い放った。この県民の不安はいったいどうしたら解決されるのだろう。「自衛隊のことは自衛隊に聞け」ともう一度、下総に電話して、広報窓口に経過を話せば、代わった上司らしき人は、「これは、正確な答えではなく、あくまでも自分の推測ではありますが・・・」と答えてたところに拠れば、1026日、茨城県の百里基地で航空自衛隊の観閲式が開催されるので、その訓練ではないかと思う、とのことであり、次の日曜日は、総予行訓練日なので、また騒音で迷惑をかけるかもしれないということであった。

下総基地でも、最初からその程度の答えは、聞かせてほしかったし、千葉県は、おそらく承知しながら、面倒を避けるため、答えることを拒んだのだろう。ああ、集団的自衛権行使が容認され、特定秘密保護法が施行される段には、国防のためならばもう秘密は何でもアリ、ということになってしまうのではないか。日に日に身めぐりの不自由さを感じるこの頃、国民の暮らしと命を守るという首相の言葉は空しい。

その後、百里基地のホームページを開いてみると、1026日の観閲式と13日の訓練が台風のため1017日になったというお知らせは載せていた。陸海空の自衛隊の観閲式は、百里基地で行われ、1年交代で、3年で一回りするそうで、今年は60周年になるという。

災害救助隊として派遣されて活躍する自衛隊員には、ほんとうにその苦労に感謝することが多くなった。御嶽山での行方不明者の捜索にあたっても、二重遭難が危惧される状況の中、捜索の成果がなく下山してきた隊の責任者にマイクを向けるメディア・・・。軍隊ではなく、戦争のための、戦場のための訓練ではなく、戦力増強ではなく、その予算をもって、災害救助隊としての最高の装備とスキルを備えてほしい。

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2014年5月 4日 (日)

みどりの日、関さんの森、再訪

   初めて訪ねたのも2年前のゴールデンウィーク。2010年から、「関さんの森を育む会」のボランティアに参加している長女が帰省中でもあり、一緒に出かけた。新松戸駅下車、さかい農園の際を通ってゆるやかな坂を上ってゆく。やがて道は、車のすれちがいができないほど狭くなったり、急な坂や階段が現れたりするが、ともかく国道6号線につながる市道の交差点に出る。2年前はまだ工事中だった市道、2012年9月に開通し、連休中だったためか、この日の車の往来は激しい。前回の訪問記は以下の記事、あわせてご参照ください。 http://dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2012/05/post-e122.html(2012年5月8日)

    前にもお会いした「育む会」の武笠さんがすでに正門前で、入園者を待っていらした。私たちは、常時開放の「関さんの森―屋敷林」の方を先にと、しばらく森に沿って歩き、入口の階段をのぼる。起伏のある鬱蒼とした雑木林を進むと、2月14日の大雪でだいぶ折れた枝や竹もあったらしく、そこここに片づけられていた。後に訪ねる関家の庭園を含めると、全部で1.5ヘクタールの広さという。湧水の池は決してきれいとは言えなかったが、ご近所の親子連れが何組か、ザリガニをとりに来ていて、時折、子どもらの歓声が、森に響いていた。

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    今日は、さらにこの森から6~7分ほどのところに、やはりかつて関家の所有だった「溜ノ上の森」があるという。途中、右手には、「花嶋さんのスダジイ」が見え始め、その一樹が何軒もの屋敷をまもるようにこんもりと辺りを睥睨しているようだった。「溜ノ上の森」は、広さから言うと、「関さんのの森」の三分の一くらいだそうだ。昔は、松も多かったらしいが、いまは竹林が広がり、そして、まさにタケノコ、若竹の季節。破竹の勢いというが、2~3mに伸びた「タケノコ」が、突然、目の前に現れて驚かされる。

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スダジイ

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  そして再び、「関さんの森」に戻り、今度は関家の庭園を見学させていただく。梅林の梅の実は、大きいものはすでにほんのり色づき始めていた。この、広大な緑地を開発から守り続けた関家のご姉妹にもお会いすることができた。そしてのんびりお昼寝中の猫たちにも。

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雑蔵の裏手、アジサイの道になるそうだ。いまは古文書が保管されている。3.11以降、燃すに燃せない薪と。

  1964年、関家の敷地を通る都市計画道路が決定したが、先代の関武夫氏が、周辺の都市化によって失われてゆく自然を守りたいという願いから、関家の屋敷林と畑を「子どもの森」「子どもの広場」として市民に開放したのが1967年。1994年、氏の死去後は、その多くを環境保護団体に寄付、1996年には「育む会」が誕生、屋敷林の維持管理とともに、松戸市との道路計画変更協議を重ね、関家とも2009年に合意、翌年着工の運びのなったという経緯がある。

  天気にも恵まれ、のんびりと森林浴を楽しんだ、みどりの日となった。

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2013年9月29日 (日)

下総航空基地へ~佐倉の航空機騒音の原因の一つ

928日(土)は、地元の9条の会の有志で、海上自衛隊の下総航空基地開設54周年記念祭に出かけてみた。新京成の新鎌ヶ谷駅前から、基地行きシャトルバスが出ていて、10分ほどでゲイト通過、しばらく走っての下車。子連れの家族が多いし、若い男性も、年配の男性も多い。かまぼこ型の巨大な格納庫が3つ並んでいる。一つをくぐると航空機やヘリコプターが幾機も並んでいて、もうすぐ「祝賀飛行」が始まるということで、遠い滑走路を前に、何重にも人垣があり、肩車の子どもも何組か見える。

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まず習志野駐屯地の空てい部隊のヘリコプターからの降下のパフォーマンス、赤い発煙筒がたかれた草はらに次々と着地する。P-3C三機による低空での旋回が始まる。青空の銀翼を真下から見上げるのは初めてである。佐倉の自宅の上空で見るP-3C700m前後かそれよりも低いこともあるらしいが、この日見上げたのは、もちろんそれよりも低空である。地上の見物人からは思わず声があがる。第2格納庫前の放送席からは、簡単な説明が流されるが、振り向くとその左右には、制服の幹部たちと背広の来賓たちが並んでいるのに気が付いた。佐倉市長が来賓席に来ているかどうかは、オペラグラスでもないと分からない。「祝賀飛行」が終わると、「午餐会」へどうぞと、そこは空っぽになった。

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私たちも少し早目のお昼をということで、お好みの屋台の店に並んだ。腰を下ろした芝生の辺りには赤とんぼが飛んでいた。再び戻った格納庫では、太鼓の披露のさなかでもあり、隣の格納庫では、装備品の展示場になっていた。大震災時、浦安で活動した給水車や一度に200人分の炊飯ができるという炊飯車なども展示され、大きなお釜の周りには幼い子供たちが乗り降りしていた。落下傘や迷彩服の装着ができるコーナーでは若い男性たちが順番待ちをしていた。東日本大震災の折の救助活動が感謝されたというが、自衛隊の存在・目的を意図的にすりがえてしまっているのではないか。こんな風に、軍事化への道に取り込まれていってしまうのだろう

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祝賀飛行の折は近づけなかった航空機やヘリコプターが接近して見られるようになり、説明の隊員も配置されていた。軍事オタクというか飛行機オタクというのか、望遠レンズ装着のカメラを持った男性たちが右往左往していた。昔、『航空ファン』『航空情報』とかの雑誌があったのを思い出すが、いまどうなのかなあ。ヘリコプターでも、戦闘用と輸送用では、プロペラから姿形などこれほど異なるものかというのも知るのだった。ところで、この基地の滑走路は、帰宅後調べると、長さ2250m、幅30mだったそうだ。

最後に、資料館へということになったが、案内の隊員に尋ねると、休館かもしれないし、歩いたら15分もかかるという奥まったところにあるとのことだった。この基地の沿革など知りたかったのだが、残念ながら、次の機会に譲ることにした。シャトルバスも混まないうちにと、止まっているバスに着席してしばらくすると、なんと見る見るうちに長い行列になっていた。

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基地開設54周年というのが、今日のイベントだったのだが、ホームページをざっと見たところ、19606月に米軍から全面返還されて、自衛隊の基地になったのである。先のブログにも書いたが、もともと、この基地のあった場所は、1932年に藤ヶ谷ゴルフ場として開発されたが、太平洋戦争末期の1944年首都防衛のため陸軍が接収、陸軍飛行場として、朝鮮人の大量動員などによって19455月に完成している。敗戦後は米軍の基地となり、1960年に返還されたというわけである。総面積262ヘクタール、ちょっと見当がつかないが、わが家近接の井野東土地区画整理事業による開発面積が50ヘクタール弱、業者によれば1300戸建設の予定だというから、その何倍?

この基地が、1980年代になって、米軍の艦載機夜間発着訓練用の基地として候補地に挙がり、再び米軍基地となる動きがあったという。近隣8自治会の反対要望書が出されて、沙汰やみになっているが、いつまた、その話が再燃するか、地元住民の不安が募っているというのだ。   このごろの、自衛隊の広報活動は活発である。この日の基地でのイベントなどの開催はじめ、映画・ドラマ、テレビなどのドキュメンタリーなどへの積極的な協力、隊員募集や学校の職場体験、防災などでの自治体との連携、企業研修などの積極的な受け入れなど、形は様々である。

 来年度予算で陸上自衛隊のオスプレイ導入のための調査費がつけられるという。関東圏でも横田基地など米軍基地のみならず、自衛隊の習志野駐屯地などからの発着が案外早いのかもしれない不安がある。災害救助や災害支援のための人材養成、装備の拡充は、納得する国民も多いだろう。しかし、近隣の環境被害、汚職・不正経理やいじめなどが絶えない自衛隊、桁違いに財政を圧迫する軍拡はもうごめんだ。「集団的自衛権」などもってのほかである。アメリカにものが言えない、「立ち話」さえままならぬ「外交」の拙劣さ、配慮のない暴言いや本音が許されてしまう首相や政府を変えるためには何ができるか。9条の会の課題は大きい。

 

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2012年11月21日 (水)

はじめての花の美術館、野外で歌会

  千葉県に住んでいながら、まだ出かけたことがなかった、稲毛にある「花の美術館」、1995年にオープンしたという。前夜の845のNHKニュースで、花いっぱいのクリスマスの飾り付けが放映されていた。短歌ハーモニーの会員の美多賀鼻さんの盆石教室(細川流)の展示会が開催中ということで、今月の定例歌会をここで開催することになった。
 JR稲毛駅から歩くと30分もかからないらしいが、駅前のバスターミナル②番から乗って10分足らずで到着。エントラス前の庭も広々としているし、1113日から始まったばかりの「フローラルクリスマス」が華やかで、エントランスはなかなかのにぎわいだった。300円のチケットを買ったのは、千葉市外住民の私だけだった。他の方はフリーパス。

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多目的室で開催の「盆石展」は、すでににぎわっていて、会場の中央には、体験コーナーも設えてあった。今回のテーマは「千葉の自然」で、安藤広重が歩いたという房総の各地の浮世絵をモチーフに、お盆の上に砂で絵を描くのだ。講師の美多賀鼻さんは写真のような「房州保田海岸」だった。保田といえば、石原純と原阿佐緒の逃避行先ではなかったか。江戸幕府の軍馬育成の放牧場「下総小金原」(船橋市薬円台)も描かれ、置かれた動物の小物がかわいい。盆石は、展示用には砂に糊を混ぜて固定させるが、通常はまさに「砂の絵」で、拳ほどの石と8種類の粒の大きさの白い砂(備後砂)を篩や匙のような砂とりでお盆に落として、白鳥の羽根を絵筆のように、使いこなして絵として仕上げる。 私も勧められて、傍らの広重の浮世絵集から「印旛沼風景」(佐倉市)を手本に、石を置き、砂を落とし始めたが、沼の水面、手前の田圃、右手近景の松の木の疎林、対岸の風景・・・、結局、美多賀鼻さんに席を替わって仕上げてもらった。 

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房州保田海岸

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下総小金原

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お道具

 その後は、各自持参のお弁当を野外の休憩所わきのテーブルに広げ、一休み。ピクニック気分で、持ち寄りの漬物やおやつがまわされた。私は、サツマイモの茶巾しぼり、最近新しくしたオーブンで焼いてきた。午後からは、まさに小春日和の野っぱらでの歌会というわけだ。吟行会も兼ねたわけだが、即詠ではなく、作品1首は来月歌会の宿題ということで、いつものとおり用意された作品での歌会となった。提出作品から・・・。

亡き友よ雲ノ平の草原よなつかしきものふえて老いの日
青森の父の生まれしあの家を訪ねてみた来ネムの咲く頃

 花の美術館には何度も来ているという会員の方も、楽しく過ごされたようだ。もう少し歩けば、落日の稲毛海岸、残念ながら次回の楽しみとすることにした。周辺に続く美浜区の団地は、すべて埋立地、小学校の遠足で、潮干狩りに来たあたりだろうか。先の東日本大震災では、場所によっては液状化の被害も出たそうだ。花の美術館も、そういえばしばらく休館していたいうニュースを聞いたことがある。。

 

 その晩、美多賀鼻さんから、印旛沼の盆石の絵は、あれからまた手を加え、しばらく展示しました、とのメールが入っていた。

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体験コーナー、私が手本にした上段「印旛沼_」、先生になおしていただいている。 

 

 

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