2018年6月19日 (火)

今年の6月15日は・・・、第一歌集『冬の手紙』のころを思い出す

 今年の615日は、病院で少し大掛りな検査を受けた直後だったので、家で静かに過ごし、1960615日前後のことから私の第一歌集『冬の手紙』(1971年)のころまでのことを思い出していた。1960年は、私が母を亡くした翌年で、大学に入って二年目だった。末っ子で、お母さんっ子と言われていた割には、当時の立ち直りが早かったらしく、家族は、いささか安堵したらしいことを、後から聞いた。

1960615日は、安保闘争のさなか、学生だった樺美智子さんが、国会南通用門で、警官隊との衝突の混乱の中で死亡し、その死をめぐって、反体制運動の分断が図られようとしていた。620日の安保条約改定の自然承認を前に、私も何度か学生自治会の一員としてあるいは一人で、集会やデモに参加することがあった。在学の大学自治会は、いわゆる全学連「反主流派」と呼ばれ、「過激」とされる「主流派」とは一線を画することが強調されていた。いわばノンポリに近い、シナリオ研究所に通う映画青年?を気取ってもいた私には、その深層には触れないまま卒業した。卒業後は、2年間の私大職員を経て、国家公務員となっていた。その頃の職場の労働組合は、職員約800人のうち、管理職を除いて、ほとんどの職員が組合に加入することが当たり前という状況だった。政党色が濃い組合とされていた。そして、私の配属先の10人余りの課からは組合の委員長や執行部役員が選出されていた時期でもあった。

永田町の職場は、国会議事堂に近いこともあって、私は、615日の昼休みには、ひとりで、議事堂を一周して樺さんを偲び、いま、何をしたらよいのかを考える時間になればと、いささかの感傷も手伝って、毎年続けていた。その頃、職場の男性たちの間で始まっていた、昼休みの皇居一周のジョギングというものに、女だって走りたいよねと、週に23回、友人と誘い合うようになっていた。約5キロのジョギングは、当初は、かなりきつく、千鳥ヶ淵の土手で、一息入れながらストレッチをしたりしていた。約30分、それまで、知らなかった四季折々のお堀端の風景を楽しめるようにもなった。そんな折、同期採用で、組合青年部で活躍していると思っていた友人が、ある「過激派」とされる人たちの集会で、逮捕・拘留されるという事件が起きた。数か月後、保釈されたが、人事課は、職場復帰を認めなかった。その時、労働組合は、「過激派」の活動に参加していたことをもって、いっさい支援することをしなかった。この時の組合の対応がきっかけになって、「労働組合」って何だろうという疑問が、かつての615日の樺さんの死をめぐる「革新政党」の対応とつらなっていることにも気づくのだった。しかし、私は、職場内で立ち上げられた「支援」の会にも参加することをしないまま、労働組合を抜け出すということもできなかった。この私の曖昧さを、いま、どう考えたらいいのだろう。そして、いまは・・・。忸怩たる思いもある。

当時は、短歌に関わっていることすら、職場では言い出してはいなかったし、ごくわずかな友人にしか話していなかったと思う。こんな歌ばかりではないのだけれど、当時の拙いつぶやきを恥ずかしいながら・・・。

・晶子・雷鳥・菊栄らの論争いまだ越ええず<女の仕事>

・等分に与野党責めて傷つかぬ立場というを知らされており

・キャンパスは整いゆけるに組合の成らぬ私大に働き慣れて

・理事室の明るきに抗議を続けたる会を見守る側に立ちいて

・好奇なる問いに遇いたり新しき職場に小さき嘘を重ねん

・シュプレヒコール禁じたるマイクの声に列は少しく昂ぶり見せる

・少数者意見を葬る手続を自らの組織が如実に見せる

・首相発ちし日より一つの空席を持せる職場に冬を迎えん

・ひそやかに救援資金が集めらるる職場の冬の混濁におり

・陽に手紙かかげて解かん検閲を受けて抹殺されたる幾語

・ようやくに保釈なりたる友が来て涙見せたり職場の隅に

・いささかの力となるか抗議文手渡す友の背後に並ぶ

『冬の手紙』(五月書房 19717月)より 

 獄中より職場に届いた手紙を同僚たちと、陽にかざして読んだことが、歌集名「冬の手紙」の由来となった。母の没後11年後に父を亡くした。晩年の父とはよく旅に出た。歌集には、そんなときの一首もある。

・すすき野にすすき折りいる父が言うぱっと明るい顔はないのか

 そして、半世紀近くが経とうとしている昨年、ネット上で公開された私の評論集への書評が縁で知り合った青年から、就職先が、私のかつての職場であることを伝えられた。それではと、職場の近くでランチをすることになった。孫の世代にもあたる若者に、話の成り行きながら、現在の組合の加入具合を尋ねてみると、2割くらい、ともいう。官民問わず、組合の組織率が著しく低下しているというのは聞いていたが、やはり愕然とした。本人が加入しているか否かは聞きそびれてしまったのだが。

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2018年6月 9日 (土)

6月10日、大雨の予報を吹き飛ばそう

 安倍首相が「国難」と称していたことは、朝鮮南北の首脳の融和的会談後、米朝首脳会談を前に、その根拠を失いつつある。自分の国の「拉致問題」を他国の大統領に交渉の依頼をするのが「外交」なのだろうか。公文書の隠蔽・捏造・改竄に手を染めた「膿」を出しきることは、自らの破たんをさらけ出す段になって、首相は、再発防止の責任を全うするというが、それはムリというもの。自分の手で自身の首を絞められるわけがない。この民主主義の根幹を揺るがす事態に―「国難」を乗り切るには、国民の「NO]という意思表示しかない。あの麻生大臣の言いたい放題の暴言を許していていいのか、との思いに焦る。 

 折も折、市民たちの告発を受けた大阪地検は、一連の財務省関係者の虚偽文書記載、証拠隠滅、背任罪などは証拠不十分で、すべて「不起訴」とした。刑事罰を問う手立ては、あと、検察審議会への申し立てという道が残されている。 

 こうした中で、国会での野党による政府追及は、本気度が疑われる、ゆるい質問ばかりの手詰まり状態が続いている。メディアは、力士による暴力事件、タレントの未成年者への飲酒強要、レスリング選手へのパワハラ、 財務省次官のセクハラ、日大アメフト悪質タックル問題、和歌山県の資産家の死亡事件などには飛びつくようにワイド番組や紙面をにぎわせている。さらに、根深い企業のデータ改ざん・談合・情報流出や過労死問題などの「不祥事」というより「犯罪」の発覚が続き、幹部が頭を下げる映像が繰り返し流される。それも一過性で、時の災害や事件や事故があれば、それに雪崩れこみ、企業に不都合なニュースはいつのまにか追いやられてしまう。それでなくとも、災害地の復興、東京オリンピック、来年の天皇代替わりというニュースがいつの間にか、前面に躍り出て、日本の政治や外交問題と沖縄の辺野古新基地工事、原発再稼働の動向は、脇に押しやられ、情報量がめっきり少なくなる。というより、情報量を、あえて絞るのである。 

 例えば、官邸とパイプが太いと言われるNHK幹部がニュース担当者に飛ばした指示というのが、「森友問題は、トップニュースで伝えるな、トップでも仕方ないが放送尺は3分半以内、昭恵さんの映像は使うな、前川前文科次官の講演問題と連続して伝えるな」というものであったことが、3月29日参議院総務委員会の山下芳生議員の質問で明らかになった。NHKがそうした事実を全面的に否定したというニュースは伝わってこない。NHKに限らず、新聞社や民放の幹部やジャーナリストたちと安倍首相との会食は続いているのだ。 

 こんな折に、私たちは何ができるのだろう。とりあえず、私も参加している「森友・加計問題の幕引きを許さない市民の会」では、明日6月10日、次の行動を予定している。東京の大雨の予報が、夜間にでも少しずれこんでくれるといいのだが。雨の予報や銀座まつりの関係もあって、デモのコースが当初の予定より変更され、少し短縮されるらしい。

6月10日(日)12時~財務省前集合、アピール行動開始

 *デモの出発は日比谷公園西幸門で、西幸門での解散は、1時前後になるらしい。それから各自、国会前集会へ合流しよう。 

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2018年6月 2日 (土)

この諦めと、閉塞感ただよう中で~森友・加計問題と報道萎縮について、記者たちは~

 きのう、61日、永田町の議員会館会議室で、小規模ながら熱気にあふれたやり取りが展開されていた。近年の報道統制や萎縮に危機を肌で感じている7人の研究者・弁護士たちが、第一線の大手メデイアやソーシャルメディアの記者たちに訴えていた。世の中の新聞・テレビは、日大アメフト部の悪質タックル問題と米朝首脳会談の「駆け引き」の報道とに大幅な紙面と時間を割いていた。その合間に、森友関係の財務省の文書改竄・隠ぺい問題、加計学園からの"虚偽"報告問題、申し訳程度に開会中の国会での質疑が足早に報道される。531日には、何と、森友問題関係の公文書偽造、虚偽記載、背任などで告訴されていた財務省の38人の不起訴決定が大阪地検から公表されていた。佐川前理財局長はじめ、あれだけ大量の公文書改ざん、隠ぺいが明らかになったにも関わらずである。そして、このドサクサにに、働き方が選べると標榜し、高プロ申告制による残業代ゼロにしての、経営者が喜ぶだけの「働き方改革」法案を強行採決しようとしている。大方の国民の無力感、脱力感は、計り知れない。これがまさに、いまの政府の思うツボかもしれない。

 

 そんな状況の中でも、研究者・弁護士によるアピールは「権力監視報道に立ち戻り、報道現場の萎縮報道克服を求めます」であった。そのきっかけというのは、329日の参院総務委員会であきらかになったNHK報道局上層部の強圧的な指示であり、NHK大阪放送局で、森友問題を精力的に取材、いくつかのスクープもとった敏腕記者を意に添わず記者職を外して閑職へ異動させるという露骨な動きが明らかになったからである。

 

 出席したのは、以下の7名だった。 

梓沢和幸(弁護士) 

 小林 緑(国立音楽大学名誉教授/元NHK経営委員) 

  澤藤統一郎(弁護士) 

  杉浦ひとみ(弁護士) 

  瀬地山角(東京大学大教授) 

醍醐 聰(東京大学名誉教授/NHKを監視・激励する視聴者コミュニティ共同   代表)
  服部孝章(立教大学名誉教授)

 集まったメディア関係者1823名、スタッフ2名を含み、総勢32名となった。 

 前記、NHK上層部の報道現場、ニュース番組の編集責任者への具体的な指示というのは「森友問題をトップで伝えるな、どうしても伝える時は三分半以内、昭恵さんの映像を使うな、前川前文部次官の講演問題と連続して伝えるな」というものであった。大阪放送局の件も合わせて、50数名の研究者・弁護士の賛同者名簿を添付してNHK会長に申し入れをしようとするものだった。 

1 受信料で支えられる公共放送機関としてのNHKは、権力から独立して自主自律の放送を貫くなか、権力を監視し、国民の知る権利に応える放送を続けているという視聴者の信頼を得ていることが大前提です。NHKが日々の報道でも人事においても、こうした前提を自ら壊すような言動は視聴者への背信行為であり、厳に戒めること

2. NHK報道局の上層部は取材・番組制作の現場の職員を萎縮させるような人事権を含む権限の濫用を斥け、事柄の核心に迫ろうとする意欲的な取材、番組制作への職員のモチベーションを支え、高めるような役割と職責を果たすべきこと

3. 以上の趣旨と関連して、目下、伝えられているNHK大阪放送局の記者を異動させる人事につき、不当で不合理なおそれも強く、中止を含め根本的に再検討すること

 当日の質疑は、記者自身に関わる問題だけに、具体的かつ真剣であるように思えた。大阪放送局の人事に関しては、とくに、最初に報道した「日刊ゲンダイ」のIさんはじめ、「東京」のMさん、「朝日」の記者さんは、かなり突っ込んだ質問を投げかけていたが、記事にしてくれるのかどうか・・・。 

会場の手伝いとして参加した私だが、個人的なことを言えば、出席者の服部先生には、社会人入学した修士課程で指導を受け、瀬地山先生は、非常勤でいらしていたジェンダー論を聴講していたので、久しぶりにお目にかかれる機会となった。

 

 

 

 

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ミュンヘン、ワルシャワ、気まま旅(12)

5月12日(土)、ワルシャワは、何の日?<自由の行進>と歩む

 ポーランド料理のランチを終えて、次に向かうのはワルシャワ博物館だったが、旧市街への道はロイヤルロードとも呼ばれ,、王宮広場に続く。

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静かな週末のコペルニクス像周辺の光景に思えたが・・・

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上の2枚は、いずれも、ヴェネチア出身の画家カナレット(ベルナルド・ベロット、1721~80年、G.A.カナレットの甥で、ワルシャワではカナレットと呼ばれている由)が、ワルシャワでの宮廷画家として、都市景観を描き続けた作品と当時を再現した現在を同時に見ることがとができるように、こんな光景があちこちに見られる。現在残されている作品(26枚?)は、一時ナチス軍に渡ったが、今は王宮に戻され、壊滅状態だったワルシャワ再興の資料になったそうだ

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三輪車のタクシーらしい。車の横にtaxiの文字が見える。後から分かったのだが、よく見ると奥には<自由の行進>の立て看板があった

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静かな街に、赤い街宣車と、旗などを掲げた人々の列が現れた

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これは何のデモ?パレード?

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EUの旗や風船も、家族れや若い人も・・・

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警官もリラックスして・・・。案内のAさんの話では、れっきとした反政府運動の一環だそうで、街宣車の文字のMARSZはマーチ、「自由の行進」ということであった

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王宮広場がデモの解散会場なのか、大きな舞台が設置されていた

  現在のポーランドは、10年前、カチンの森の追悼式典参加のためロシアに向かう飛行機が墜落、大統領を含む96人の政府関係者が死亡したときの大統領の双子の弟が、大統領を務めている。保守与党の「法と正義」が最高裁判事の総入れ替えという暴挙に司法の独立性が侵害されたとして、欧州委員会から制裁を受けている。野党の「市民プラットフォーム」が中心になって「自由と尊厳、民主主義を、欧州の中のポーランドをのために」と訴える<自由の行進>であった。EUの旗が多くみられるのは欧州委員会を支持、大統領のEU離脱をめざす政策への抗議を意味するのだろう。Aさんよれば、政府によるメディア統制も目立つそうだ。現大統領寄りの番組が増えていて、前大統領の追悼番組などは繰り返し流されているとのこと。そういえば、ワルシャワ最初の日のホテルで、夜、テレビをつけると、まさに、その追悼番組の再放送を流していたのだ。

  どこかの国でも同じようなことが起きている。しかし、こうした、さまざまな世代による、幅広い人々が、思い思いのプラカードや旗を掲げて、いわば、一見無秩序に、一つの同じ思いをもって行進できるなんて、うらやましいな、と思う。印刷された画一的なプラスターをかかげるわけでもない、歩いてシュプレヒコールを繰り返すわけでもない、車道も広い歩道も、自在に歩けるデモなんて・・・。おまけに、コースのロイヤルロードの沿道の各所にはスローガンを掲げた、幾つもの柱状の大きな櫓風の立て看板が設置されていた。旅先で、思いがけず、<自由の行進>と共に街歩きができたことは貴重な体験だった。

ワルシャワ博物館とワルシャワ蜂起博物館へ

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旧市街市場広場と人魚像

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旧市街市場広場の一角にあるワルシャワ博物館、もともとは「ワルシャワ歴史的博物館」という名前だったが、長い改修工事を経て 2017年5月末に「ワルシャワ博物館」として再開した

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展示はさまざまな図表などが用いられ、工夫されていた。上記は、ワルシャワの宗教別人口が年代別にしめされていた。拡大してみるとわかるのだが、1810年、1897年、1931
年、2011年、左端のカソリックが73-58-67-75%との推移にくらべて、ユダヤ教は、18-35-30ー1%以下という推移が見て取れる

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描かれたワルシャワ・・・

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ワルシャワのシンボルでもある人魚像、人魚のバストの大小、その描き方が政治論議にもなったそうだ

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  去年リニューアルしたばかりで上のワルシャワ博物館のガイドリーフレット通り見学するには一日かかりそうにも思えた。また、次のワルシャワ蜂起博物館は、全館照明がかなり落としてあり、細い路地や迷路のような順路の壁には溢れるような情報、展示、頭上から覆いかぶさるような壁の展示には臨場感や緊張感が高まるのだった。多くの記録や手記の抜粋が壁から語り掛けてくるようだった。閉館時刻も迫り、先を急ぎ、撮った写真は、ボケたり、手振れがあったりで、使用できないものばかりになってしまって。Dscn1917
この石畳が、疲れた足には、結構きつかった

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ワルシャワ蜂起とは、1944年夏、ナチスドイツ軍の占領下のワルシャワで、複雑な国際情勢の中、ポ―ランド独立のために戦った市民たちの運動をいう。短期間で敗退するが、戦後は、ソ連の支配下の共産主義政権下においても、ポーランドへの抑圧は続く


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館内には、市民の抵抗組織の居場所にもなった地下水道が、きれいに再現されていた

ここから、館作成の映像が見られます
⇒Learn more about Warsaw Rising 1944
(館のウェブサイトから)

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2018年5月19日 (土)

ミュンヘンとワルシャワ、気まま旅(1)

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今年のモクレンとツツジは開花が早かった

4年ぶりのドイツ

 

訪ねたい町は数ある中で、迷いに迷ってミュンヘンとワルシャワ再訪という希望が二人で一致した。私には、ミュンヘンは初めてである。数か月前から、57日出発、15日帰国のホテルと航空機の予約を代理店にお願いしていたが、夫が準備のための情報収集を始めたのは2週間ほど前だったか。私の方は、あちこちの体の不調が続いていて、病院通いをしていた。もしかしたら最後の海外旅行になるかもしれない、との思いだった。しかし、今回の旅程の数週間後にパスポートが切れるので、念のため更新に出かけた。迷ったが10年の申請をしてきたと告げたところ、体調が悪いと言いながら、やることが違うではないかと笑われた。私は病院の待合室で、ガイドブックを読む程度の準備しかできなかった。

今回は、少しゆったりした気持ちで街歩きをしたいとの思いから、ミュンヘンで一日半、ワルシャワでは一日、現地でのガイドさんをお願いすることにしていた。 

天気予報によれば、ミュンヘンは、千葉県よりやや低めの気温ながら、天気はまずまず、後半が崩れるかなというところだった。傘は持って行った方が安心か。航空機は、ANAとルフトハンザの共同運航便羽田1235発ミュンヘン行きであった。ミュンヘンは中国語で「慕尼黒」と書くらしい?とも気づいた。

 

57日、ミュンヘン、ホテルのアジサイ

 

羽田発ANA・ルフトハンザ共同NH5851便NH5851、12:35発だったが、 20分遅れの離陸、11時間弱の飛行、かつてはおいしいと思った機内食(朝食・夕食・軽食)だったが、この頃はあまり食欲をそそらない。映画は、公開当時見てみたいと思っていた「めぐり合う時間たち」を選んだ。原題は「Hours」とそっけない。数年前の作品と思っていたが、なんと2002年のアメリカ作品だった。バージニア・ウルフの『ダロウェイ夫人』(1925年)をめぐって、生きる時代を異にする3人の女性の物語である。1923年からロンドン郊外に転居して、自殺に至るまでの晩年のウルフ自身(ニコール・キッドマン)、1950年代ロサンンゼルスの一見幸福そうな主婦(ジュリアン・ムーア)、現代のニューヨークに生きる作家(メリル・ストリープ)の生と死をめぐるストーリーが同時進行しているらしい。やや複雑な構成だが、見ているうちにひきこまれていくような作品だったが、旅の道中には、重すぎたテーマだったかもしれない。

 

ミュンヘン空港ターミイナルⅡ着が夕方の540分だったが、夏のような日差しがまぶしい。預けた荷物を受け取るのに、長いエスカレーター、動く歩道、構内の電車に乗って移動し、市内へのシャトルバスは、610分発(11€)、中央駅前下車、目の前のホテル、エデン・ヴォルフには730分にチェックイン、予想よりかなり時間がかかったことになる。半袖で十分な気温、日没は、8時半過ぎという。

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バスは、空港の幾つものターミナルをぐるぐる回っていた。市内に入っても、渋滞気味だった。前席には、留学している学生の息子さんが両親を迎えたかのような日本人の家族が乗っていた。

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空港シャトルバスのテーブル席、新聞や雑誌も提供されているらしい

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 ホテルのロビーにはあちこちにアジサイが

 部屋は広めで、木製の壁や家具はシンプルで落ち着いた雰囲気に和む。入浴後、夕食は、ホテル内のレストランで済ます。野菜サラダ、ホワイトアスパラのスープ、シュニッツェル、トマト・ナスのソースのパスタとすべて一皿づつ、シェアすることに。それでもパスタは残してしまった。夫は細長いグラスの白ビール。私はしばしアルコールを控えることに。静かな雰囲気のレストランでも、大きなジョッキを前に仕事帰りの男性たちがあちこちのテーブルで話し込んでいた。ホテルのロビーやレストランには、しっかり花をつけたアジサイがあちこちに置かれていた。出がけの我が家のアジサイは、まだまだだったが、テッセンは散ってしまっていた。 

食後、明日、ガイドKさんと待ち合わせ場所のミュンヘン中央駅構内のスタバを確認、売店は10時で店じまい、あわてて水を買って置く。駅構内警備の警官は2人で巡回、2階の通路から見渡している警官もいる。かなり物騒なのかな、とも思う。外気は、だいぶ涼しくなっていた。戻った部屋では、湯沸かしポットの備えがなかったので、持参の湯沸かしで日本茶を入れ、一服、ほっとするまもなく、どっと疲れも出てきた。

 

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2018年4月27日 (金)

「桜を見る会」・「春の園遊会」と「歌会始」~そこに共通するのは

421日の安倍首相主催の「桜を見る会」、425日天皇・皇后が主催する「春の園遊会」の報道を目にして、また「歌会始」についてのあれこれを思い起こすことになる。

「桜を見る会」ながら、今年の新宿御苑の桜は散ってしまっていた。皇族や各国の大使の他、各省庁から推挙された人たち、政府与党、国会議員が選ぶ芸能人やスポーツ選手たちが招かれ、今年で63回目になるそうだ。「ご功績やご功労のあった人たちとのご懇談」を目指して、ここ数年は156000人が招待され、報道によれば、今年は17000人を超えたらしい。

首相官邸のホームページを見ると、丁寧にも、首相のスピーチ(全文?)と動画・11枚の集合写真が掲載されている。写真に映っているのは、いわゆるタレントやスポーツ選手たちなのだが、テレビのワイド番組、ドラマ、CMなどで見かける顔である。ワイド番組のひな壇に並ぶ人たちを、ともかくも、さらって集めたかのような騒々しさであった。記念撮影にはしゃいでいる人たちも人たちであるが、そんな彼らに囲まれている首相には、文化の香りや政治のきびしさの欠片すらない。桜にも葉桜にも縁のない人たちに思えた。おまけに昭恵夫人まで笑顔を振りまいている。頼むから、もう公の場所には出ないで欲しい。「私人」を貫くはずではなかったのか。この夫婦のお遊びならば、税金は使わないでほしい。招待者の中には、子役のタレントまでがずらりと並ぶ。児童まで政治的利用するとは、その魂胆がいじましい。

おまけに、首相は、挨拶の最後で、「葉桜の 賑わいありて 盃(はい)重ね」の俳句に続けて「葉桜になっているけれども、たくさんの賑(にぎ)わいで今日はお酒がおいしいな、という気持ちを表現させていただきました。あまり酔っぱらうわけにはいかないでしょうが、どうか今日一日、というか半日、楽しんでいただきたいと思います。」などと、普段は飲酒禁止の新宿御苑で、未成年にお酒を勧めるという、二重の「不祥事」はどうしてくれるのだろう。

さらに、426日には、首相は、冬季オリンピックの選手たち95人を官邸に招いて、感謝状を渡している。国会では、麻生財務大臣の辞任、柳瀬元首相秘書官の証人喚問を求める野党の不参加のまま集中審議が行われているさなか、この時期に、こんなことをしていてよいのかとも。

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 きのう425日の赤坂御苑では「春の園遊会」が開催され、2000人近い招待者が参集した。園遊会は春秋の2回開催される。宮内庁の資料をみると、立法・行政・司法関係者、在日外交官等のグループと各省庁が推薦する各界功績者グループのそれぞれ1000人前後が招待され、春は、前者の方が多いというのが恒例のようである。国会議員などは毎年ではなく輪番制らしい。その名簿は2週間ほど前に発表されるのが慣例でもある。また、園遊会当日、天皇・皇后から声をかけられる招待者は、あらかじめ最前列に並んでいるようで、今回、テレビなどで多く放映されたのは、平昌オリンピック出場の羽生結弦、小平奈緒、高木菜那選手ら、国民栄誉賞の羽生善治夫妻と井山裕太らであった。何となく、かみ合ったような、かみ合わないような、わきまえた対話が流されていた。後で調べてみると、これらの人選は、まず、招待者の中から、宮内庁記者会がニュースになりそうな10人くらいを選び、そのうち5人ほどを天皇が選ぶらしい。かなり限られた人数なのが分かる。

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「園遊会」は、もちろん憲法で定められている「国事行為」ではなく「公的行為」とされ、宮内庁によれば、「宮中のご公務など」の一つとして位置づけられている。先のように、公職者として、あるいは功績者として招待されることによって、そこに生じる政府と天皇・皇后をはじめとする皇族たちとの関係、親密性は、一挙に深まることになり、そこがいわば、目的でもあるのだろう。

同様のことは、「宮中に伝わる文化」の一つ、新春恒例の「歌会始」にも言える。皇族と歌人の選者と入選作品の作者が一堂に会しての「歌会」が開かれ、そこには、毎年各界から選ばれた陪聴者が招待される。その数やリストを明らかにしている資料は見当たらないのだが、中継の映像によれば数十人の単位であろうか。かなり限定された数であることも分かる。いわゆる著名な「文化人」が多く、そこに少数の歌人もローテーションで招待されているようである。その人選となると不明であるが、選者となった歌人たちの推薦と考えるのが順当ではないか。「歌会始」の選者についてはここでは詳しく述べないが、推測ながら、陪聴者選びも、宮内庁や選者の意向が強く働くのではないかと考えられる。

規模の差こそあり、性格の差こそ若干あるが、こうした仕組み、構造の中で選ばれてゆく人々の文化的思考や政治的思考がおのずから現代の政治的体制維持に限定されて行くのではないか、それを助長しているのではないか。自由な、批判的な言動を、少しづつ萎縮させたり、自粛したりする自己規制が働くことになるのではの思いが募るのだった。

 

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2018年4月16日 (月)

嵐のあとのアピール行動、安倍政権には、みな怒っているぞ!

 嵐のような風雨がおさまった415日午後、4時から、地元のユーカリが丘駅前で、「うそつき安倍政権はご免だ」「オスプレイは、木更津にくるな」のチラシの配布に参加した。10日ほど前、45人の市民有志の話し合いで始まった計画だったが、ご覧のようなチラシの配布に23人が集まった。これまでもいろいろな活動でお目にかかった方も多かった。ただ今回は、地元でのことだったので、ご近所の方々にも、ご案内の手紙とチラシをポスティングさせてもらった。思いがけず数人の方が駆け付けてくださった。チラシ配布なんて初めてという方ばかりで、「なかなか、受け取ってくれないものなのね」、「テレビを見ては、怒り狂っていた」、「なんで4割近い人がこんな政権を支持しているのかわからない」・・・との感想だった。ふだん、出会っても、そんな政治向きの話などにはならなかったのに。国会前集会に出かけられる人は限られるが、多くの人たちが怒っていることがわかるのだった。 

 リレートークの方も、10人以上の人たちが、その思いを述べたのだった。私は、今日のチラシのテーマである、安倍政権の余りのひどさ、役人に、記録がない・記憶がない・承知していないと答えさせ、自らもウソをつき続け、文書の改ざんまでさせた政治家たち、安倍首相はじめ閣僚をひとまず辞めさせたいという思いも強かった。しかし時間のこともあって、「オスプレイ来るな」の方を話すことにした。手元のメモを再録しておこう。3分にも満たないトークながら、むずかしい。

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前夜に手づくりした横断幕、持ちやすいように段ボールで裏打ちも

 

*** 私のトーク*** 

皆さん、私は、○○に住んでいます。ふだんは「憲法9条をまもりたい会」に参加して10年ほど活動をしてきた者です。 

皆さん、木更津の自衛隊駐屯地は、米軍の基地でもあります。ご存知でしたか。米軍は、木更津を沖縄海兵隊のMV22というオスプレイ24機の整備拠点としました。木更津に、米軍のオスプレイが飛んでくるのです。すでに1機が木更津で整備中です。整備の必要なオスプレイ、25mプールにも入りきらない巨体のヘリがやってきます。しかも、世界各地で、日本の沖縄の名護でも墜落し、部品をあちこち落とすオスプレイ、乗務員の犠牲者が続出して、アメリカ本国では数多くの未亡人を生みだす「未亡人制作」のヘリと呼ばれています。木更津では、整備を終わったとされる試験飛行が繰り返されます。佐倉の空も例外ではなく、危険にさらされます。森田県知事、木更津の市長はこれを了承してしまいました。

 さらに、最近、自衛隊がアメリカから1100億円もの言い値で買ったオスプレイMV22が、木更津に配備されることになったのです。重大事故が多いアメリカ海兵隊と同じMV22のオスプレイというヘリなのです。この秋にも木更津に配備されるとの報道がありました。先日、佐賀空港を飛び立った自衛隊のヘリが民家に墜落しました、試験飛行のさなかでしたね。地元の猛反対で、佐賀空港へオスプレイの配備ができなくなりました。佐賀がダメなので、木更津へと言うことになったのです。佐賀でダメなものは木更津もダメなのです。木更津の市民と一緒に、県民が一体となってオスプレイ来るな、の共闘をしたいと思います。なんとしても米軍のオスプレイの整備拠点阻止、自衛隊のオスプレイ配備を阻止するために、共に力を合わせましょう。

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森友・加計・自衛隊日報問題・・・、新たな情報が報道され、状況も刻々かわり、発注が遅くなり、4月12日に発注、14日着でした

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2018年3月13日 (火)

きのうの、あの二人の発言が許せない~麻生大臣と安倍総理と

  312日、記者たちの囲み取材に応じての麻生大臣の発言は、許せない。冒頭に、頭一つ下げるわけではなく陳謝はしたが、「改竄文書の作成は、理財局の一部の職員がやったことで、その最終責任者は佐川だ」と言い放った。  

安倍首相も、国民に「お詫び」はしたが、「なぜこんなことが起きたのか、全容の解明をするため、麻生大臣には、その責任を果たしてもらいたい」と、他人事であった。 

両人は、国民と議会をだまし続けた行政のトップとしての責任は全く取ろうという意思がなかった。

3月9日の佐川長官の辞任会見では、ぎっしりと手書きの加筆があるメモをしっかりと握りしめ、そこに目を落としての発言だった。

12日の麻生大臣は、一通りの発言が終わると、背後の二人の職員から廻って来るメモ用紙に目を落としながらの発言だった。財務省のトップが、なぜ、あんな答弁になるのか、なぜ、記者たちを思いっきり小バカにし、威張り散らしているのか、納税者としての国民に向かって、あれほどの口が利けるのか、国民としては理解に苦しむ。
 理財局の一部の職員云々の話ではありえない。300カ所に近い改竄個所を見れば一目瞭然である。徹底した真相解明の意思を、私たちは行動で示さねばならない。私自身が参加してきた「森友・加計問題の幕引きを許さない市民の会」が、今年に入ってん題3弾の行動計画が急きょ決まった。その概要は以下の通りなので一度参加してみて欲しい。

 

(その1)

「森友文書改ざん疑惑の徹底究明、麻生大臣の辞任等を求める署名運動」

  この度は、大阪の木村真さんらの市民グル-プ、今治の黒川敦彦さんらの市民グループとの三団体共同で始めました。第一次は319日〆切です。
 
なお、別紙の通り、320日に開く院内集会のあと、代表数名が財務省、会計検査院に出向いて提出します。


 
ネット署名のできる方は、至急、こちらまで → http://bit.ly/2G7hvZR

紙の署名をなさる方は、以下をクリックの上、用紙のをプリントを

http://dmituko.cocolog-nifty.com/syomeiyosi.pdf

(その2

「森友文書改ざん疑惑を徹底追及する! 緊急院院内集会」32011

日時:2018320日(火)11301315

 

場所:衆議院第一議員会館 地下大会議室 

 プログラム:

特別報告

 11時~1130分  上脇博之さん(神戸学院大学教授)

    「森友文書改ざん疑惑をどう見るか」

パネル討論

 1130分~1315分 

    上脇博之さん(神戸学院大学教授)

 6党国会議員(当日の国会の状況により出席議員は調整中です)

    醍醐 聰さん(東京大学名誉教授)

    司会 杉浦ひとみさん(弁護士)

上脇博之さんは、ベールに包まれていた官房機密費に風穴を開ける情報を公開させ、佐川理財局長(当時)が捨てたと言い張った森友文書の一部を公開させた行動派の情報公開エキスパートです。

*パネル討論には疑惑を追及する野党6党の国会議員が参加し、最新の国会情勢 を報告してもらいます。

*討論では、会場からの質問もどしどし取り上げます。

公文書の「書き換え」(改ざん)はどのような罪なのか? 

「検察当局が調査中」を理由に議会の国政調査権、国民の知る権利を拒めるのか?

なども徹底討論します。
院内集会後の申し入れ行動

 討論して終りではなく、その後、財務省、会計検査院に出向き、麻生財務大臣、

会計検査院長宛てに申し入をします。
財務省前緊急アピール行動 14時集合

 院内集会後、ご都合のつく方、議員会館より徒歩(10分)ないし地下鉄で移動していただき、財務省前アピール行動に移ります。→(その3)をご覧ください。

 詳しくは添付のチラシをご覧下さい。

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 チラシのURLです。 拡散をお願いします。

https://app.box.com/s/8x7vzxxfnp63750m0saytvycpzx5rhhj

(その3

財務省前緊急アピール行動 320日(火)14時集合

 以下のチラシをご覧ください。

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2018年3月 8日 (木)

3月8日、参議院予算委員会は、遅く始まり、中断し、自公だけの質疑に終わった

 現在の政局を見ても、自浄能力を失ってしまった、政府・官僚たち、そして議会・政党・議員たち、メディア・・・、例を挙げればきりがない。一体何を信じていいのかわからず、内部からの抵抗の形が見えてこない。 

 そんな中で、財務省による森友決済文書の改竄疑惑という朝日新聞のスクープは、衝撃的だった。おそらく、内部通報の可能性が高いのではないか。その後の政府与党は、何のための時間稼ぎをしているのか、何も出てこないのが38日午前中の状況だ。疑惑はますます深まるが、野党の勝負どころでもある。 

 財務省は「告発を受けて、大阪地検で捜査中のため、捜査に影響を与えるから公開できない」の一点張りだが、ある元検事の弁護士は「検察は、財務省から依頼があれば、資料貸出しもコピーも可能である」とも述べていたし、刑事訴訟法からも「公益上必要があれば」可能なのである。また、野党議員もメディアの後追いをするのではなく、独自の調査を進めて欲しい。憲法62条国政調査権の観点からも、議会に報告された文書と改竄疑惑のある元の当該文書の有無、原本を明確に提示させるべきである。 野党やメディアも総力をあげて取材の上、さらなる事実を突き止めて欲しい。

 

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2018年3月 5日 (月)

3月3日、モリ・カケ追及!緊急デモに参加しました

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  お雛さまを飾らくなって何年になるだろう。なんとか内裏様だけはと飾っていた時期もあったが・・・。今年の
33日の東京は、二日前からの風雨や風もおさまり、あたたかい、穏やかな一日となった。

このブログでも予告の「森友・加計問題の幕引きを許さない市民の会」による「モリ・カケ追及!緊急デモ」第2弾の日、事務局スタッフの手伝いでもあるので早めに、家を出た。集合場所は、日比谷公園の西幸門のかもめの広場で、スタッフの方々と会場に届いたばかりのチラシの配布準備や、プラカードづくり。自慢ではないが、私の手際の悪さは・・・。参加者が集まり始めると、プラカードを持っての案内係となった。野音でのイベントはないらしいが、週末の散策を楽しむ人らも増えてくる。地下鉄の虎ノ門や霞が関の出口からの参加者に、財務省前へ進むように案内、この間、知り合いの何人かにお目にかかることができた。地元の9条の会のメンバーや他の活動でご一緒した方々、かつての職場の友人、どなたもお仲間と連れ立っての参加は心強く、熱いものがこみ上げる。連れ合いのかつての職場の方々も、旗を持って参加されていたので、思わず声を掛けていた。

216日、確定申告開始日の第1弾のアピール活動では、野党六党そろっての国会議員の各スピーチも力強いものだったが、今回は、双葉町から避難して東京の仮設で生活されている方、障害のあるお子さんを抱えた母子家庭の方は、自らの苦しい体験から誰もが責任を取ろうとしない行政や税金の使い方の不合理を訴えた。文京区で子ども食堂を運営されている方は具体的な窮状と行政の在り方を、年金者組合で活動をされている方、生活保護世帯の支援活動をされている方は、苦しい生活を強いられている多くの人々の実態を、訴えるスピーチが続いた。なのに、なのに、ウソをつらぬき通した佐川元局長がこともあろうに国税庁長官、任命権者の麻生財務大臣、佐川人事を適材適所と言ってのける安倍首相のだれもが、保身一途に責任を取ろうとしない。なかったはずの文書や音声がボロボロと出てくるのだから、彼らを許すわけにはいかない。

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経産省側の車上からのアピール、車窓に映ってる参加者。「街宣車」を持っていない市民団体は、レンタル料金を払って使用していますョ、麻生さん!

主催者側からは、前日の国会でも論議された、朝日新聞のスクープで森友問題関係文書が改ざんされていた事実があきらかになり、もはや組織ぐるみの犯罪行為であること、佐川国税局長官が、いまだに、就任記者会見もしないまま逃げ隠れするような生活をしていることに触れて、佐川長官、麻生大臣、安倍首相の責任追及と辞任に追い込むのも国民一人一人の行動が問われることを強調していた。その一つの形が、今日の財務省・国税庁包囲行動であり、銀座を経て、鍛冶橋解散のデモ行進、頑張りましょうと、デモ出発点の日比谷公園に集結した。

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経済産業省側に集まる参加者たち、通行の人に道を開けて。若いお母さんの参加者も目立つ。

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経産省側から財務省を望む。

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日比谷公園西幸門、デモ隊第一梯団出発も近い、2時30分。

17キロのデモコースは、4梯団で進んだが、包囲行動参加者、デモの参加者、スタッフ、いずれかの参加者をもふくめて、主催者発表1500人とのことであった。主催者スタッフには、もっと多かった、もっといたはずだなど、参加者からのブーイングの声が届いていたという。さらに、私は、一応、腕章を巻いていたためか、佐川罷免の署名はどこでやっているのかと尋ねられた。署名は、昨年、8月と10月の第二次署名まで実施し、2万筆を超えたものをすでに届けている旨を伝えると、こういう人の集まるところでやらなきゃだめじゃないか、とお叱りを受ける場面もあった。もちろん、当時は種々の集会に出かけて行ってお願いしたこともあるし、支援者の多くが、身近な集会で署名集めをしてくださった結果でもあったのだ。署名は時間をかければかけるほど集まるというものでもない。タイミングと署名する者の意識と提出先へのインパクトが重要なカギとなる。署名を呼びかける者は、用紙署名のほか、インターネット署名の場合は、その利点を生かしつつ、プライバシーにも十全の配慮しなければならない。その広報と集約、署名の不備や二重署名のチェック、提出先・要請先へきちんと手渡す交渉、その逐次報告など、事務局の負担は大変なものになるからである。

今回のデモ終了後の事務局には、夕方6時のラジオで聞いた、NHKテレビで見た、次のデモは何時やるのか、などの電話が入ったそうだ。また、経理担当のスタッフからの報告によれば、前回に勝るカンパが集まったそうで、「市民の会」の責任はさらに重くなったのではないかと思った。

当日のテレビニュース、翌朝の購読新聞4紙の報道記事は好意的ではあるが、書きぶりは様々であった。知人からの情報やネット上の検索によれば、いまのところ以下の通りであった。

(テレビ・動画ほか)

2018.3.3NHK18時の全国ニュース

<「佐川長官喚問を」「徹底捜査を」森友学園 文書問題で抗議デモ>

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180303/k10011350611000.html

(上記とほぼ同じ内容、3.3NHK18時ラジオニュース、3.4NHK4時ラジオニュース)

20183.3テレビ朝日スーパーJチャンネル(ANNニュース)

<デモ隊「佐川氏を罷免しろ」怒りの訴え> https://news.google.com/news/video/BSXLhU4Mdyk/dlwbJf-9bs7MCkM_qKT3ntBJ_YxyM?hl=ja&gl=JP&ned=jp

◆東京新聞チャンネル(34分)

<森友問題「納税者一機」デモ、第2弾>

https://www.youtube.com/watch?v=dTlKE8nlIOQ&feature=youtu.be

3.3 国税庁包囲行動&デモ フルバージョン(1時間3908秒)

https://www.youtube.com/watch?v=7RgSiuseAHQ&feature=youtu.be 

(新聞ほか)

◆2018.3.2 litera(リテラ)

<公文書偽造の財務省に再び怒りのデモ! 麻生財務相の『デモ隊は普通じゃない』発言にも主催者が真っ向反論>

http://lite-ra.com/2018/03/post-3838.html
 

201833日朝日新聞デジタル

<土地の賃貸と売却契約の決裁文書、書き換えか 森友問題>

https://www.asahi.com/articles/ASL325G3ZL32UTIL049.html?iref=pc_extlink

2018/3/3 17:21 KYODO 

<森友問題、千人が抗議活動 国税庁前で長官罷免求める>

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018030301001716.html

 東京新聞、静岡、山形、信毎、岐阜、京都新聞、河北新報ほかに配信

201833 1804分毎日新聞

<森友問題 1000人が抗議活動 国税庁前で長官罷免を>

https://mainichi.jp/articles/20180304/k00/00m/040/026000c

201833 1838 産経新聞(web

<国税庁前に約700人 「安倍、佐川はやめろ」と気勢 麻生太郎財務相指摘の「街宣車」も2台登場し、デモ隊を先導>0人「安倍やめろ」

http://news.livedoor.com/article/detail/14381966/

201834 948 しんぶん赤旗  

<もり・かけ”封じ 許すな/市民1500人が集会・デモ 財務省前など>

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2018-03-04/2018030401_04_1.html

その他、さまざまなニュースのサイトで、上記のニュースを拡散しているのにも接することができた。ただ、無責任で、事実にもとづかない書き込みも氾濫しているのは、残念でもあった。

 

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