2019年4月15日 (月)

違法ポスターをはずさない、現職市長候補~佐倉市では、また、こんなことが

私たちの佐倉市も、市長選、市議選の選挙が始まった。もう数週間前から気になっていたのだが、現職市長と財務大臣の顔と名前が大きいポスターが、街のあちこちにいっせいに張り出された。大臣の名前の上には「弁士」となっているから、申し訳のような演説会予定みたいなものも刷り込んではいるのだろうが、事前運動にしては半端ではない数なのだ。それも、地元の不動産会社山万のマンションや分譲地の塀にしっかりと結び付けられ、山万所有の空き地には、木枠のついた立て看板が100mいや50mごとに並ぶこともある。買い物や散歩に出るたびにいやというほど目にして、気分が悪くなるほどである。

この間、麻生・安倍の忖度道路スキャンダルもあったし、新札発行の発表を何でこのタイミング?の疑問も残る財務大臣の顔だけに、やりきれない。そのポスターは、告示日が過ぎても、いっこうに撤去される様子もない。

 

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 計画道路沿いの空き地に続く<二連>の立て看板。

 念のため、市の選挙管理委員会に電話をしてみた。そのポスターの存在は把握していて「告示日以降は完全に違法です。事前に指導はしていたのですが」と話していた。「通報もありますので、通告、指導します」とのことだった。どのくらい「本気」でやってくれるのかな。

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なかには、こんなものが。貼り忘れたのか、誰かがはがしたのか。といっても数十メートル先にはたっていました。

 その上、この現職市長候補Wと地元業者には、もう一つスキャンダラスな要素が加わるのだ。というのも、4年前の市長選の<狂騒>を知っている人から見れば、「エッ?!」なのである。4年前の市長選の折にも、ユーカリが丘駅前への順天堂大学誘致をめぐって、市に25億の助成金を伴う誘致に慎重だった現職と推進派の候補者との熾烈な醜い争いだった。誘致推進を前面に押し出した現職の対立候補の後ろ盾は、大学誘致を駅前開発の目玉にしたかった山万で、その選挙活動は、実にえげつないものだったことは記憶に新しい。その一部は、このブログでも10本近い記事にしているので、関心のある方は、参照いただきたい。

 ところがである、前回市長選で、対立候補N陣営は、現職候補についてさまざまな怪文書を街中に配布したり、山万の管理地には対立候補Nと地元の著名人?マラソン指導者Kの顔写真のポスターを張りまくったりしたのである。告示後の選挙運動中にも、そのポスターが撤去されることはなかった。なんとポスターの顔が変わっただけの今回の展開なのである。

 前回、再選された現市長に、そして山万に、「節操」というものがないの? いやはや、現代は、右も左も「節操」なんて死語になってしまった感もある。目の前の「利益」に動かされて身を処することが横行している。今回、山万がかつての攻撃対象の現市長を担ぎ出したのには、あまりにも露骨な経過があった。これもすでに、当ブログで記事にしている。

・佐倉市は、不動産屋に?山万の空きビルの一部を借り上げて、貸室業をやるらしい!
(2018年12月10日)
http://dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2018/12/post-2945.html

 佐倉市が、国から補助金約5000万を引き出した上、駅前の山万のビルの空きスペースを「スマートオフィススペース」と称して、年間840万円の賃料で借り、起業家などの市民に貸し出すという計画、予算が、市民の知らない内に議会を通ってしまったのである。山万は少なくとも、佐倉市という安定したテナントを10年間確保したことになるし、市長は、地元業者の支援を確実にすることになった。その互酬関係のために、国の税金と佐倉市の税金が投入されたことになる。貸しオフィスの利用がフルに稼働しても、元が取れるのは5年先だという。もし、利用者が少なかったら・・・、なんとも心もとない計画である。納税者の市民は、もっと怒ってもよいのではないか。

 現職市長の選挙事務所に「あのポスターは公職選挙法違反ではないですか」と電話すると、「すぐに撤去します、徐々に撤去しているところです」とはいうが、前回は、投票日の翌日に撤去するまで、放置された。警察は、「適切に処理する」と、どこかの総理大臣みたいなことを繰り返している。日本は「法治国家」なんですよね。選管や警察は何をしているのだろう。

 

ご参考までに、4年前の市長選の記事の一部を紹介します。佐倉の懲りない面々・・・。

◆2015年4月25日 (土)

明日が投票日だというのに~佐倉市長選挙、あふれる違反ポスター、虚偽中傷ネット広告を取り締まらない、取り締まれない?!

ネットの広告は、煩わしく、うるさいのだが、ブログなどただで使えるのだからとスルーするし、自分の検索ワードが自動的に反映されるのも気味の悪いものだが、それも受忍してきた。

しかし、2日ほど前から、「公式佐倉市民の皆様へ 順天堂大学からの公式発表です。」という動画広告が出るようになった。「公式発表?」動画を見てみると、当ブログでも触れた「順天堂大学の誘致を実現する集い」(4月16日開催)の、佐倉市と交渉にあたったというこの3月末日、その職を退いたS学部長のスピーチだったのだ。現在は何の責任もない大学退職者のスピーチが公式見解などとはとても思えない。その“公式見解”とは、現市長の中傷に終始するものであった。これって、対立候補妨害情報なのではないか。公職選挙法でネット上の活動が緩和されたからと言って、このスポンサーは誰なのか、これほどの費用を投入しているのは誰なのか。順天堂大学の学部の担当者に尋ねてみても、いまの時期、そんな「公式見解を大学は出すはずがありません、出していません」ときっぱり言っていた。少し驚いた展開となった。大学の担当者は、さらに「S前部長は、学部スタッフのOBではあるが、個人的な発言にすぎない」と明言していた。まさに虚偽広告を流すのは、だれなのか。

それに、これも前の記事でも触れたが、佐倉市内にやたらと貼られた、新聞全紙4枚ほどの大きなN市長候補とマラソンの小出監督とのポスターは、やはり公職選挙法違反ポスターだった。小さい字で書かれた講演会通知を標榜するこのポスター、告示後は完全なる違反ポスターなのだ。市の選挙管理委員会は、4月19日告示前も告示後も、候補者にはただちに撤去するよう、警察署には取り締まるよう通知している、とはいう。警察も、民有地に貼られている以上、撤去は出来ない、という。選挙管理委員会は、「通知しかできないで、歯がゆい」とまで言う公職選挙法って?

25日朝現在、私の知る限りユーカリが丘近辺の違反ポスターは野放しだ。N候補の選挙事務所は、違反ということなので「回収中」「撤去中」というのみで、まるで蕎麦屋の出前が遅れたときのセリフ「今出ました!」ではないか。明日が投票日、事務所では、200枚中30枚回収したと言っているそうだが 

◆2015年4月28日 (火)

佐倉市長選挙余話~N候補の違反ポスター撤収は、投票日の翌日27日だった!

きのう、ある交差点で小学校の下校時交通見守りに参加していると、この記事でも何度か触れた、N市長候補の公職選挙法違反ポスターを撤去している人に出会った。「大変ですねえ、何枚くらい回収するの」と尋ねてみると、「200枚かな」とあっさり答えていた。「これって違反じゃない?」といえば否定もせず、ポスターを留めてあるテープをカットしながら、ポスターに候補者と並んだ、例の小出監督を指して「このヒゲ面と酒ヤケの顔がイケなかった」(それが敗因?)とブツブツといいつつ、車に運んでいた。支持者か業者だったのか。投票日の前日、選挙事務所が回収中と答えていたのは、方便だったのだなあ。翌日撤収の200枚という枚数は信憑性があるかもしれない。それにしてもそのポスターの下に小さく記してあった5月30日の二人のユーカリ駅前の演説会は中止なのかしら。

告示後の当ブログへのアクセス件数は、日ごとに増えて、投票日翌日の27日には普段の5倍を超えたのには驚いている。ネット上でも、違反ポスターと虚偽バナー広告の動画はかなり話題になっているようだった。どう始末をつけるつもりかしら。

 

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 2019年4月、芽吹きの良い季節なのに。東側のモクレンが頑張っていました。

 

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2019年2月 9日 (土)

直近のスーパーが撤退、コンビニと空き家が増えてゆく街

 

店に入って、すぐ、売り場が、やけに広々としているな、と思っていた矢先、近くのスーパー、マックスバリュが、2月いっぱいで閉店するという、小さな「お知らせ」の看板が目についた。10年間の感謝も述べられていたが、そう、20094月、地元のディベロッパー山万とイオンの鳴り物入りでオープンしたスーパーだった。 

このスーパーの入るビルの建設・開店にあたっては、当時、地元住民との間で、24時間営業の是非、屋上の駐車場の是非が問われていた。一戸建ての住宅街と300世帯余りの高層マンションに挟まれた、住宅街の真ん中での24時間営業の悪影響が懸念されたが、採算が取れなかったのだろう、開店7か月後の200911月には9時~24時営業に短縮、現在では、さらに9時~22時に短縮されている。それでも、マンション前のスーパーは、マンション販売の「売り」でもあった。 

 我が家からも、あるいて56分のところなので、週に1度ほどは出かけていたが、レジで、お客さんが並ぶことはめったになく、「トップバリュ」というプライベートブランドの品ばかりが目立ち、品数がめっきり減ってきたことが気になっていた。「間に合わせ」の買い物も用が足りなくなってしまった。加えて、最近、何棚かの百均コーナーのようなものができたり、売り場がちょくちょく変わったりしていて、戸惑うこともあった。 

 折しも、ユーカリが丘駅から123分以上歩いたところに、2016610日、イオンタウンがオープン、ユーカリが丘駅近くの、山万所有ビルのイオン跡(元サティ、1992年3月6日開店、イオン2016年6月5日閉店)の1階の一部に生鮮食品中心のオーケーストアが、20171128日にオープンした。マックスバリュの客足は、ますます遠のいたのだろう。 

 イオンタウンとても、1階部分のイオンスタイルというスーパーこそ、それなりの賑わいを見せているが、23階の専門店街は、閑散としていて、たまに出かけると、どこかの店が閉店セールをしているような有様である。私も、オープンしたばかりのころ、眼鏡を新調した店は、1年少しで撤退してしまった。
 

 マックスバリュの跡はどうするつもりだろう。イオンと山万は、一体何を考えていたのだろう。山万は「千年優都」とか銘打って、ユーカリが丘一体の「まちづくり」を目指しているというが、順天堂大学誘致を前提にしてのユーカリが丘北口開発は、市長選までからめてのなりふり構わない様相を呈したが、とん挫したばかりだ。10年先も読めなかったことになる。それに前述のイオン跡の1階は、オーケーと数店舗で埋まったが、この1月には、オープン間もない水産会社が撤退している。2階はいまだ、がらんどうだ。3階の半分は、これも下記の当ブログでもふれたが、佐倉市が年間賃料80万で、10年間借り受け「スマートオフィススペース」として、貸し出すそうだ。佐倉市の皮算用では5年で採算がとれるというが、借り手が思うようにつかない場合の損失は、納税者市民の負担になる。国からの交付金と山万の提案に乗った形の市長提案は、最大会派とすったもんだがあったが、どういうわけか、最終的には、そのための予算は成立してしまったのだ。
 この街に、いつの間にか増えたのが、コンビニと空き家だ。路地では、食材や総菜・食事の宅配業者の車をよく見かけるようになった。我が家では、生協での買い物が増えるだろう。電動自転車での買い出しも増えるに違いない。

 

佐倉市は、不動産屋に?山万の空きビルの一部を借り上げて、貸室業をやるらしい!

 20181210日)
 
http://dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2018/12/post-2945.html

<参考> 

スーパー、マックスバリュの進出が決まったころ、当時発行していた地域のミニコミ誌に書いた記事です。近隣の自治会員も参加しての対策協議会のメンバーとして、山万や市役所、県庁、幕張のイオン本社などに何度か話を聞きに行ったことを思い出します。

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2018年12月17日 (月)

あの、巨大な飛行機は!その正体は?下総基地(航空自衛隊)、市役所、習志野空てい団(陸上自衛隊)に電話する

きょう1217日、雨も上がり、昼過ぎに買い物に出た。すると、頭上に大きな爆音がと思って、空を見上げると、家一軒分くらい?!の飛行機が現れて、北の方に去って行った。23分後にはもう一機が同じコースで飛んで行ったと思ったら、また2機が繋がって現れた。旋回をしていたのだ。下総航空基地の訓練機は、見慣れてしまったのだが、少なくとも、高度はかなり低く、500mもないのではないか。。明らかに下総基地のものとは機種も違う。最近、家の中で、大きな爆音を何度か聞いたような気もするが、窓からはいつも機影が確認できないでいた。

近くを歩いていた男子小学生、制服制帽を身に着けていたので、私立の児童なのだろう。マンションの屋根すれすれにも思える機体の大きさに驚いていた。「なに?こんなの見たことない」と見知らぬ私に話しかけてきた。 

下総航空基地では

ともかく、家に帰ってから下総基地の広報に電話を入れたところ、「通常の訓練はしているが、そんな訓練はしていない」という。「明らかに自衛隊機と思うが、どこの所属の飛行機でどんな訓練をしているのか」と尋ねても「自分たちには分からない、たぶん、入間からきているC1ではないか」とのことだった。

それでは入間の基地の連絡先はと聞いても、当方ではわからない、というつれない返事。自衛隊の基地同士で連絡先が分からないなんていうことあり得ないと思うのだが、本当だとすると日本の防衛はどうなっているのか!? 

佐倉市役所では

仕方がないので、佐倉市役所に電話をすると、生活環境課が出た。ともかく、とても不安で、危険に思うので、佐倉市として至急調べてくださいと依頼すると、こちらではわからない、直接自衛隊に聞いてくれ、調べた後どうするのか、ともいう。そこで、市民が不安に思っているのだから、ともかく調べてくれるよう依頼した。その返事によれば、「習志野空てい団の訓練で、123日から始まって、今日17日が最後ですよ、そういう連絡は貰っています」という。ついでながら、これは以前からも市役所に要望していることなのだが、「佐倉市上空を通過する、自衛隊の訓練日程を広報してください、隣の八千代市では、広報誌にちゃんと載せていますから」「オレオレ詐欺や行方不明者のお知らせも大事だけれど、今回のような訓練日程は、防災放送で知らせしてもいいのではないか」と再び要望しておいたのだが。

習志野空てい団では

 そのあと、習志野空てい団に電話してみると、広報担当に回された。「それは、C2という大型輸送機です」という。それにしてもこんな低空での訓練は初めてのような気がするけど、恐ろしいですね、といえば、「実は、来年113日の空てい団公開日のための訓練を124日~21日までやってます。普段の訓練とは違う訓練で、低空での訓練は、今日17日が最後です。お正月から13日のイベントに向けて、また始めます、一般市民に公開しますからぜひ」とまで言われる。どの基地でも行っている、いわゆる航空祭のようなイベントで、私も下総基地のイベントに出かけたこともあるが、基地周辺の家族連れやどうもオタクぽい人たちが詰めかけているのを目の当たりにしたことがある。ちなみにC2という輸送機はどのくらい大きさですか、と尋ねると「C1の1.5倍くらいのパラシュート隊員が乗れます」とのことで、先は教えてもらえなかった。なお、空てい団は、陸上自衛隊なので、航空機は所有していないので、下総か入間の基地の軍用機と滑走路を借りて訓練ををしているという。さらに、今日の訓練はどこから離着陸しているのかと聞くと「下総だと思いますよ」とのこと。広報担当から適当にあしらわれているとしか思えなかった。むかしから、陸軍と海軍の権力闘争みたいなことは聞いていたが、いまだに、イージス艦の対空ミサイル(海上自衛隊)とイージスアショア(陸上自衛隊)との対抗関係が取りざたされているのも記事で読んだことがあるが、あの莫大な防衛予算がそんなことのために使われているのかと思うとやりきれない。

 ともかく、低空飛行の経緯はわかったが、あの低空による不安感と住宅街の真上の飛行の危険性は、拭いようもなかった。米軍、自衛隊による航空機事故はあとを絶たないのだから。

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<参考>

習志野空てい団訓練日程表201812月/191

http://www.mod.go.jp/gsdf/1abnb/img/file21.pdf 

 

一機230億円もするそうだ、これも言い値?

 これを機に、少し調べてみた。C-2は、C-1の後継機として防衛省と川崎重工業が2000年から開発し、2017327日完成と公表され、川崎重工業が製造している。すでに鳥取県境市の美保基地に8機配属、事故も起こしている。17年度18年度で5機の製造も計画されているというが。長さ43.9m、巾44.4m、高さ14.2mというから2階建ての一戸分というのも大げさではなかった。最大搭載量、約30トン、人員にすると110人まで乗れるそうだ。まだ、完成して間のない新型機である。あれが、住宅街に墜落したらどうなるのだろう。

パラシュートの降下訓練は340mからということは聞いたことがある。今回、空てい団の広報の話によれば、低空と言っても、飛行は、340m以下になることはないといい、むずかしい計算の上、高度というのは、半径600m圏内の一番高い建築物から、150m上空を飛行することになっているそうだ。ということは、佐倉市のユーカリが丘には、高層マンションが何棟かあるので、あの150m上空を飛んでいるということなのだろう。それにしても、頭上の、あの機体の低さと重量感からくる恐怖を拭い去ることができない。

なお、メーカーの川崎重工は、機材高騰などを理由に、一気に70億円値上げの価格230億円を要求しているという。競争原理が働かない防衛産業、これも、もしかして川崎機重工業の言い値?イージス・アショアやF35戦闘機がトランプの言い値で購入を決めている防衛省とも報じられるように、国内でも・・・。内外から、日本の防衛予算はいいカモにされているのではないか。専守防衛などといかがわしいお題目のもと、国民の安全・安心などは、どうでもよいのだろう、日本の政府は。

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出典:朝日新聞デジタル(2018年66月22日)「空自C2輸送機、価格高騰に疑義 1機あたり70億円増」

 

 

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2018年12月16日 (日)

高校前で、チラシを配布しました

1213日、県立佐倉東高校近くで、高校生にぜひ読んでもらいたいの思いで、「イージス・アショアって、なに?」のチラシを配布した。佐倉市内にある4つの県立高校前で、私たちの会がチラシを撒き始めて、何年になるだろうか。すでに4巡目にはいった。今回、事前の教頭先生への挨拶の折は、1212日までは、中間テストだということだったそうだ。 

この寒空にコートを羽織るでもなく、今どきの高校生は、制服の上にマフラーを巻いて、ながらスマホ、おしゃべりをしながらの登校である。 

生徒たちは、試験も終わって、ほっとした表情だ。なかには、楽器を背負って登校する生徒もいる。正門近くと裏門に、私たちは3人づづに分かれた。和服の女生徒たちは。服飾の授業の一環で、今日は着用での登校らしい。そういえば、東高校は、元もと女子高で、家政科、いや食物科と被服科が、あったはずである。いや今は、服飾デザイン科と調理国際科というらしく、対外的にも様々な活動を続けている生徒たちである。 

チラシを受け取った生徒も、ちゃんと読んでくれているだろうか、私たちの思いは届いただろうかと、不安は尽きないが、まあ、いいか。 

わたしは東高校は初めてで、高校は佐倉中学校と向かい合っており、近くには佐倉市立体育館もある。ちょうど佐倉城址、佐倉市役所の南に位置するあたりで、途中「ひよどり坂」の表示も見えた。この辺もゆっくり歩いてみたいな、とも思うのだった。

 

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 このチラシの作成後には、自衛隊は、ステルス機、F35の100機、アメリカの言い値の1兆円での購入を決めた。護衛艦「いずも」の空母化も確実となり防衛費は、拡大の一途をたどることになった。

 

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2018年12月10日 (月)

佐倉市は、不動産屋に?山万の空きビルの一部を借り上げて、貸室業をやるらしい!

12月9日は、町内自治会の大掃除だった。家の東側の側溝の隙間に、なんとスミレが・・・。

 

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 佐倉市のユーカリが丘駅前と言えば、11月下旬、タワーマンションの最上階での殺人事件が報道されて以降、犯人もいまだ捕まらず、住民の不安が募っている。あのマンションを含む、一帯のマンションのオーナーで、開発業者の山万と佐倉市が絡む問題が浮上した。

佐倉市ユーカリが丘駅前の山万の商業ビルから、スーパーのイオン(元のサティ)が抜けて、がらんどうになった跡に、201711月、ようやく1階に、スーパーのオーケーが入った。しかし、2階の通路は、白い壁のトンネルで、少々気味が悪いほどだ。3階へのエスカレーターは運転がストップしたままで、いったいどうなるのだろう、山万は何を考えているのかと、余計な心配もしていた。 

そこから5・6分ほど歩いたところに、バカでかいイオンタウンを誘致、20166月にオープンしたが、専門店の入れ替わりが激しいというか、この間まであった店舗がなくなっている?移動している?ということが何度かあったし、食料品売り場以外は、客がまばらなので、他人事ながら、先行きが心配だったのである。 

 

佐倉市が、商業ビルの3階をフロアごと借りて、大改装の上、部屋を貸すんだって?

 そんなとき、えッ?というような、ニュースが飛び込んできた。それが上の情報である。9月から、佐倉市議会で取りざたされていたらしいのだが、私は、少々忙しい時期でもあったためか、見過ごしていたというか、知らずに過ごしていたのだった。 元サティのあった商業ビルはスカイプラザモールと呼ばれ、その3階の一部を、佐倉市が、ほぼ借りて、幾つかに区切って事務所用の部屋を貸し出そうという事業を始めるというのだ。そのための補正予算が9月市議会に提案され、成立してしまったのだ。 

その中身は、テレワーク・シェアオフィスをスカイプラザモールの3階に開設するための、総額1億1,1384,000円の補正予算組んだことに始まる。そのうち、国からの交付金が約5,100万円(拠点整備費:4178万+推進交付金925万)、佐倉市分は約6,000万円で、そのすべてを、改装のための工事に当てようというものである。山万への賃借料が年間840万の10年契約、年間の人件費、光熱費、清掃費など維持費が、あわせて2040万、合計3000万近いランニングコストがかかる事業のための補正だったのである。

  その国からの交付金というのは、舌をも噛みそうな「まち・ひと・しごと創生総合戦略(2017改訂版)及び平成30年度予算・税制改正(地方創生関連)について」(平成30213日内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局)の一環としての「平成29年度生産性革命に資する地方創生拠点整備事業」のための総額約650億交付金であった。第2回目の募集が57日にあり、佐倉市は621日に応募、83日に決定が降りたという経過があったらしい。要するに、私には、「キラキラネーム事業」のバラマキの一環のようにも思えた。市議会では、市民ネットワーク、日本共産党、新社会党の計6人が、計画そのものが拙速で、ずさんであるとして反対していた。

 

 そもそも、テレワーク・シェアオフィスって何?

  テレワークとは、わずかなスペースに机、パソコン、電話、コピー機などを備えたオフィスを貸し出して、勤務先に通わずに働いたり、そのオフィス限りで個人やベンチャー起業家として働いたりすることだ。シェアオフィスとは、複数の利用者が同じスペースを共有して、自らのオフィスにすることらしい。設備投資や維持の削減ができ、多様な働き方ができると、話題になっている。東京から離れた佐倉市などで、その需要が呼び込めるのか、となると、不安要素は多いだろう。それに、レンタル料の設定が、10人用会議室で月額20万、6人用で12万というから、便利な都心の相場と比べて、あまり差がないというのだ。フルに稼働した皮算用でも5年間は赤字だというのだから、自治体が手掛けるにはアブナイ事業ではないか。赤字続きだったら、どうする気なのだろう。そんな心配の中、早くも、都心の賃料と比べて気が引けたのか、すでに値下げが提示されているという。採算がとれない、そのリスクは、納税者の国民が、市民が負う。なかなかテナントが入らない空きビルを、佐倉市がフロアごと借りてくれるのだから、オーナーにとってはこの上もない事業だったのである。 

 そういえば、11月下旬に、これまで、ユーカリが丘駅のコンコースに隣接した通路にあった佐倉市ユーカリが丘出張所が、上記のスカイプラザモールの3階に移転したのも、その布石であったのだ。駅からは、数分歩くことになり、不便になってしまったのだが。 

佐倉市役所の建て替え問題が浮上した時、私はかねてより、一層市役所全体を、駅前のビルに移転してもよいと思っていた。人口から言えば、志津地区の人口が最も多く、その真ん中に位置するのがユーカリが丘だと思うからだ。ガラガラにも近い駅近のビルに、市役所がよく似合うと思う。莫大な建築もいらない。 

旅行中に知ったのだが、宮城県石巻市は、石巻駅の真ん前のデパートの跡がそっくり市役所になっていた。

 

あれは、四年前、思い起こすのが「市長選」~ 

前回、2015年春の佐倉市長選挙の際の、現役の蕨(わらび)市長に対して、山万がバックアップした某候補者が仕掛けた醜い選挙戦を思い起こす。某候補の公約は、山万が提供するというユーカリが丘駅前の3000坪の土地に順天堂大学のある学科を誘致するために、佐倉市から24億円の補助金を出すというものだった。24億円の根拠を示さないまま、補助金は出せないと慎重だった現役市長を糾弾するもので、違反ポスターやチラシ、怪文書が乱れとんで、大学を誘致して、若者が行き交う街にするのは、いいじゃないかと、単純に考える市民を巻き込む勢いだった。 

 

現役市長の市政の志津霊園問題をはじめとする都市計画、企業誘致政策、防災、福祉、教育政策には、合理性に欠ける施策が多く、私などは、事あるごとに異を唱え続けてきていたのだが、この24億円の補助金に待ったをかけていたことだけは、その一点で評価していた。選挙終盤戦には、その市長が「順大誘致に反対しているわけではない」などのチラシを撒いたりし始めて、がっくりしたのだった。ともかく、現役市長の勝利に終わり、某候補応援、市長攻撃のネット情報は、翌日すべて削除されたという顛末もある。その後、愛媛県の加計学園獣医学部問題が表面化して、愛媛県と今治市の補助金が問題になっただけに、市長はほっとしているだろう、と思っていた。

その市長を落選させる勢いで、企業ぐるみで選挙戦を展開していた、開発業者の山万が、今度は、現市長と手を組んだのである。実にキナ臭い話ではある。当初、市議会の最大会派、さくら会は、市長提案のこの事業には反対だったそうだ。それが、何があったのか、一転して賛成に回ったという経緯も後になって知った。市議会で、件の補正予算に最後まで反対した会派の一つの機関誌には「市長と民間業者の間で何があったのでしょうか?」と報じていた。その先について、市民は蚊帳の外というわけなのか。

 

前回の市長選挙の顛末は、以下をご覧いただきたい。

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「嵐のような、あの佐倉市長選は、何だったのか」『すてきなあなたへ』(70201568日)より

現在は、この順大誘致ありきのユーカリが丘北口再開発の都市計画は、取り下げられ、新しい
再開発計画が発表されている、と言っても、高層マンション、オフィスビル、商業施設など、相変わらずの、あまり特色のない構想で、いまの商業ビルさえ持て余しているのに、大丈夫なのか。これについては、以下を参照。

・ユーカリが丘駅北口、あたらしい街づくりというが (2018年7月15日)
http://dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2018/07/post-4502.html

2015年の市長選の顛末について、くわしくは、以下の過去記事をご参照ください>

・佐倉市の大学誘致はどうなるのか~順天堂大学おかしな動き、その蔭に 
201538日)
http://dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2015/03/post-5d0f.html

 

・「順天堂大学誘致」はどうなったか、佐倉市議会の質疑からみえるもの
 
2015316日)

http://dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2015/03/post-2f8b.html


・佐倉市、順天堂大学誘致をめぐる「選挙戦」
 
~誘致の効果は机上の空論、得をするのは誰なのだろう 
2015414日)

http://dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2015/04/post-5c84.html


・市長・市議選の争点は「大学誘致」ばかりではない~やっぱり出た”怪”文書「順天堂大学誘致の会ニュースレター」
2015418 

http://dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2015/04/post-7056.html

 

 

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2018年10月 2日 (火)

わたしはだまされない~特殊詐欺のさまざま

 市の防災無線放送は、このところの災害情報伝達で忙しかった。一方、毎日のように、行方不明者の捜索協力と特殊詐欺の新手への警告を呼び掛けも続いている。同じ高齢者でも自分より若い年齢の方の「体型は・・・、頭髪は・・・、着衣は、・・・」などとくわしい容貌を知らされると、気が滅入る。さらに「オレオレ詐欺」に始まるさまざまな方法による詐欺は後を絶たないようなのだが、私自身は「私は大丈夫」みたいな無関心さがあった。 

 ところが、妙な電話やはがきが続いて、正直、一瞬戸惑ったのである。これまでも、短歌などに関わっていると、その関係の名簿からの情報なのか、「先生のお作品に感動しました。作品を集めて、ご本にされたらいかがでしょう。お手伝いさせて下さい」みたいな電話は何度か受けている。「そんなつもりはない」と直ちに切るが、「この電話番号はどこで知ったか」と尋ねると「名簿屋から買った」と開き直られたこともある。

 

その1)デパートで、あなたのカードが使用されようとしている 

 しかし、今回の1件は、少し手が込んで?いた。電話は、私の名前を確認した後、 

■こちらは、船橋の東武デパートですが、いま、あなた名義のクレジットカードで、6万円ほどのコートをお買い上げのお客様がいらっしゃいますので、確認の電話です。 

①はあ?どんな人ですか。 

40歳代の女性の方です。 

②全く心当たりありません。私はふだん東武で買い物することもないし、カードで支払う習慣もありませんし、失くしたこともないです。 

■おかしいですね。 

③どういうカードなんですか 

■今から3週間前ほどに発行されています。 

④そんな事実はないので、断ってください。こういう時は、どうしたらいいのですか。 

■銀行協会に問い合わせてください。電話は××・・・・。 

➄調べてみます。そちらの連絡先は 

■東武デパートの総務課の○○で、××・・・・。
 

電話番号は、いずれもデタラメだった。それにしても、後から考えると、私の②の応対はいただけない。余分なことなのだ。すぐにでも電話は切るべきであった。ちなみに、東武デパートに電話をすると、何件か同様の電話が入っていますとのことだった。念のため、銀行や郵貯の係に電話を入れると、通帳上の異常はなかったとの回答や、時間外でいまは調べられないので、明日一番で確かめられては、などの対応であった。係の方は、いずれも「そんなに簡単に、カードは作れるものではありませんから、ご心配なく」ともいわれた。これが、いわゆる詐欺の予兆、前触れ電話であったのだ。家族からは、「結構、本気で、動転していたよね」とか、「個人情報は一切漏らしてはいないだろうね」とか、念を押されたりした。アブナイ!恥を忍んでの報告ではある。そして、あれから3カ月もたっているというのに、いまだに、同じ手口の電話が、この街に横行しているらしく、いまも以下の無線放送が流れていた。

「本日、佐倉市内において、デパート等を騙り、 貴方名義のカードが使われている。 全国銀行協会へ確認して下さい。といった電話de詐欺の予兆電話が相次いでいます。 この様な電話がありましたら、直ぐに佐倉警察署もしくは110番通報をして下さい。」

その2)「法務省管轄支局 国民訴訟お客様管理センター」から

 続いてのもう1件は、例の「架空請求はがき」というものらしく、はじめて目にした。これは、よく話にも聞いていたので、怪しいことがすぐ分かった。「消費料金に関する訴訟最終告知のお知らせ」の見出しの以下のようなハガキが届いたのだ。「利用の契約会社から契約不履行の民事訴訟として訴状が・・・、期日までに連絡がないと差し押さえが執行される・・・」として、相談窓口の電話番号が書かれているものだ。その差出人?は「法務省管轄支局 国民訴訟お客様管理センター」となっていて、「板橋西」の消印であった。ちなみに、差出人名をネット検索してみると、特殊詐欺の情報満載であった。インターネトと縁のない人向けの手口なのか。これも一切無視が最大の防御である。

 正真正銘の高齢者になった証のように、だまそうとする人は、続くのか。

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2018年7月15日 (日)

ユーカリが丘駅北口、あたらしい街づくりというが 

 

6月の自治会の回覧資料のなかに、地元の開発業者山万発信の「平成30年度6月~開発計画について」(63日)があった。地域の複数の自治会で構成される自治会協議会で、報告されたようであった。営業所の移転、スタバの開店予定、シネマコンプレックスの運営会社の変更などの情報に混じって、「(仮称)佐倉市ユーカリが丘駅北再開発事業計画」という3頁の書類が入っていた。数年前から山万が業務代行となって「佐倉市ユーカリが丘北土地区画整理組合準備会」を立ち上げ、駅前の3000坪ほどの土地を順天堂大学に提供するので、一部のキャンパスを移転してはどうかの話が持ち上がっていて、大学生でにぎわう街、それに伴う経済効果をうたい、駅前の再開発計画を目論んでいた。佐倉市には、約25億円の補助金を要請していたが、市長は、大学から詳細な計画が提出されていないことと市財政の立場から、あくまでも消極的だった。 

三年前、大学誘致をめぐる市長選挙は何だったのか

ところが、三年前の市長選挙のとき、山万が、大学誘致を全面的に推進する候補者を突如立てて、悪辣とも言ってよい選挙戦を展開した。その実態は、年表にまとめてあり、このブログでも10数回にわたって、記事にしているので、関心のある方は、一読いただけれと思う。周辺住民への説明会も、おざなりのもので、道路計画などには大きな不安が募っていた。現職の市長も誘致推進派の対抗馬に引きずられて、本来の公約そっちのけで応戦してもいた。選挙民は怪文書や違法ポスター、ネット情報に翻弄された。山万が、あの醜悪な選挙戦をリードしたのを目の当たりにすると、どんなきれいごとを並べられても、私には信用しがたいものがある。

その上、私には、私の住む街区に隣接する「井野東土地区画整理組合」による約50ヘクタールの開発事業(200279日都市計画決定~2012217日組合解散)で、組合の業務代行だった山万が見せた開発の手法への疑問があった。その開発過程で、私たち周辺住民になされた、環境保全、周辺住民無視にも等しい数々の対応を忘れることができない。土地造成に伴う産廃・残土処理・盛り土の高さ、法面の処理、道路計画、建造物の高さ、工事に伴う騒音・振動・交通対策などについて、自治会を中心とする住民組織との数年にわたる会議や質疑・折衝に見せる不誠実で、強硬な姿勢に、気を緩めることができなかったからである。さらに加えて言えば、そのときの千葉県や佐倉市の開発優先の対応にも疑義が深まったのだった。この辺り経緯は、本ブログ開設当時2006年以降の記事や地域のミニコミ誌「すてきなあなたへ」の当時の各号に詳しい(本ブログのマイリストからも閲覧できます)。

“狂乱”の市長選挙の結果は、現職に落ち着いたが、一部市議会議員と山万は、引き続き大学誘致を進めようとしていた。佐倉市側からの経過説明は以下のサイトで読むことができる。


佐倉市HP:順天堂大学の誘致について(2015716)

http://www.city.sakura.lg.jp/0000011401.html

 

〇佐倉市における順天堂大学誘致問題の動向2015~市長選を中心に(告示日:2015419日、投票日:426日)20155月作成、同年6月、20187月補、内野光子作成)
 http://dmituko.cocolog-nifty.com/yukarinenpyou.pdf

大学側も、佐倉市からの補助金引き出しを困難と見て、キャンパスの都心回帰志向が高まる中、補助金がないままの進出は、どうでもよくなったのか、201610月、大学と山万は協議の上、「佐倉市ユーカリが丘北土地区画整理」事業による都市計画提案は取り下げるに至ったのである。 加計問題の二の舞になるところではなかったか。

取り下げから、一年半余り

そして、取り下げから一年半余り、佐倉市との事前協議を重ねていたのだろう、2018320日、今回の「都市計画」提案になったのである。大学に提供すると言っていた1ヘクタール弱の敷地を含めた4.3ヘクタールに、「内外の企業誘致をするためのビジネス街、子育て世代からシニアのための多機能住宅構想を柱に、就業人口、昼間人口、定住人口の増加を目指す」とした都市計画提案を、613日付で、佐倉市は採用・決定した。下のホームページでも明らかなように、計画書、審議結果の双方とも、大学誘致についての経緯や評価にはいっさい触れていない。その提案者は区画整理事業組合(準備会)ではなく、山万からのものであるが、実質的には、大きな変わりはない。

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2018年3月20日、山万から提出された「都市計画提案」

上記の決定内容の詳細は、以下を参照ください。

〇佐倉市HP:都市計画提案(仮称)佐倉市ユーカリが丘駅北再開発地区及び周辺地区2018613日)
http://www.city.sakura.lg.jp/0000019052.html



あらたに決定した計画書と開発実績とは

「職住近接下コンパクトな街づくり」「国際色豊かで多彩な都市的機能の享受機会に恵まれた駅前拠点」として再構築を目標とし、「賑わいと活力のある商業・業務機能と利便性に富んだ都市型住宅機能の整備をはかり回遊性と界隈性を備えた街づくり」を実現する、とある。また、佐倉市の審査結果には、都市計画法や千葉県、佐倉市の都市計画との整合性、地権者・周辺住民との調整、環境への配慮、地元での開発実績からの実現性を評価し決定したと記されている。

 <用途地域のの新旧対照図> 

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右が用途地域変更後の見取り図になる。現在、みずほ銀行の角裏の空色の台形部分の第1種低層住宅専用地域と黄色い296沿いの第1種住宅地域の一部がピンク色の近隣商業地域に取り込まれ、変更となる


  <予想建築物計画図>

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みかん色が三か所の高層住宅で、合わせて432戸。灰色の立体の専用駐車場639台とビルに併設が221台で、あわせて860台。ピンク色の2か所の1階部分が商業施設となる。中央の青色部分が1500人収容の多目的ホールになるという。各建造物の事務所スペースが多い

 

上記二つの図面の詳細は、以下を参照ください。

佐倉市HP:都市計画提案(仮称)佐倉市ユーカリが丘駅北再開発地区及び周辺地区2018613日)

http://www.city.sakura.lg.jp/0000019052.html

こうした、夢のような構想が語られても、その実現性は、これまでの、「井野東」「井野南」などの土地区画整理事業による開発経過と結果・実態をみれば明らかになるのではないか。それにしても、7月21日に予定されていた、公聴会は、公述人なしで、中止になったという。

これまでの開発で、多くの緑地と雑木林を失い、都市計画道路と宅地になり、高層集合住宅も建った。戸建て住宅の小規模化により子育て世代を呼び込んだり、集合住宅は、企業などの借り上げなどにも助けられたり、この地区の人口は確かに増加した。しかし、計画道路沿いの商業ゾーンは、当初、大型スーパーや葬祭場などができて、渋滞などが予想されたが、いまだ空き地が続いている。また、さらに、駅寄りに巨大なイオン・タウンが開業したが、どうだろう。それよりもユーカリが丘駅に近かった、二つの商業施設(ユーカリプラザ、旧サティ)のスーパーや専門店の撤退が相次ぎ、いまは、昨秋、開店のオーケーだけがにぎわっているのが現状である。駅の南側にあった電気店コジマや北側でもツタヤをはじめ、パン屋さん、いくつかの個人商店が閉業している。イオン・タウンへは、オープン以来、私は数回しか出かけていないが、連れ合いは、自転車で、ノジマや生鮮食品売り場、クリーニング店などにはよく通っている。私も出かければ、レストラン街など歩いてみるが、魅力的な店が見つからない。一流とか、有名とかにはこだわらないつもりだが、テナントとして入る店が、どうもこれという特色がない店が多く、リピーターがつかめないのではないか。同じようなことを、よく買い物に出かけるという友人も話していた。お客が多いのは生鮮食品売り場くらいで、閑散としている店が多いのだ。なかには、冷房も暖房も効いているので、もっぱらウォーキングのために出かけ、ところどころにベンチもあるので助かるという友人もいる。

それに、テナントの出入りもはげしく、定着しない。オープン当初、しっかりした眼鏡屋さんが入ったと思い、眼鏡を新調したら、なんと一年余で撤退してしまったという個人的な体験もある。

この街に、あんな大きな商業施設が必要だったのだろうか。呼び込んだ山万とイオンのコンセプトがわかりにくい。遠隔地からの集客は、近隣に同様の商業施設が乱立しているから、まず無理なのではないか、というのは素人でもわかる。私たち住民にとっては、地元の商店やコンパクトなスーパーが充実していれば十分にも思える。私は、コピーや公共料金納入・送金などで利用する程度のコンビニながら、この街にはコンビニが多く、内情はわからないが、共存しているらしいのだ。ということは、大型スーパーより、コンビニの利便性が評価されているのかもしれない。若者、シニア、単身者の利用が多いというのもうなづける。さらに、いくつかの生協の宅配、食材・弁当の宅配業者の車もよく見かける街となった。また、モノレールとて、運行距離が短く、限定的で、駅やホームへのアクセスが悪く、運賃が高い。結局は、小回りの利く、シャトルバスやコミュニティバスを運行する事態に到っている。

今回の開発で、さらに商業施設が増強され、事務所スペースが多く、ビジネス街を目指すという所以でもある。ほんとうに、ビジネスを誘致できるのか。この街はどうなるのだろう。近い将来、当地域の人口増加も、いずれ期待できなくなり、利用者激減の商業施設やモノレールはどうなっているのだろうか、を目の当たりにするのが恐ろしいのだが、そのころ、私などは・・・。 

それでも、企業や自治体、議員や研究者などの視察が盛んなのは

 そんな状況の街ながら、山万の街づくりが、モデルケースとして、国や自治体、地方議員、企業関係者、研究者らの来訪・視察の対象となっている。レポート類も数多く出されていて、業界紙やテレビでも紹介されることが多い。テレビの「カンブリア」にも登場していた。しかし、その大方は、山万が提供する資料や山万の社長や幹部のインタビュー取材にもとづくもので、いわば企業の広報べったりのレポートであることが多く、その裏付け取材や検証がなされないまま、独り歩きしているのだ。将来の人口構成まで見据えた年間200戸以上売り出さない「成長管理」、分譲したら、その地を撤退する開発ではなく、地域に密着した企業であり、社員を地域に住まわせ、関連会社による子育てから介護、環境整備まで支援し、環境に優しい新交通システム(モノレール)の導入、電気自動車のシェア、コミュニティバスなどの運行、住民へのアンケート実施などが高く評価されたことが、HPや広報誌「わがまち」、「夢百科」などで繰り返される。

 ともかく、地元の市役所や住民・自治会・地元のNPOなどに取材したり、関係資料を収集したりする努力、形跡が見えないものがほとんどである。

 実態を見ない机上の開発手法であることが多く、地域密着と称して自治会や管理組合在籍の社員による情報収集・情報操作がなされた場面にも遭遇している。

役人や議員、学者や実務家ら専門家・有識者と称する者やメディアの言は、まず疑ってみよ、が、私にとって、どんな問題にも共通する鉄則にも、思えてくるのだ。

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2018年6月29日 (金)

千葉の空がアブナイ!ますます危ない!~<安全保障環境>が変わったのに(4)

 

下総航空基地の哨戒機PCの飛行訓練は、いま

  梅雨アケかと思うほどの好天が続き、と思ったら、本日関東も梅雨が明けたそうだ。一気に真夏の暑さに、我が家の居間は、南の掃きだしと西の出窓を開け放つ。この季節までは、気にならない航空機騒音が、否応なしに、また、飛び込んでくるのだ。これまでの三つの記事では、羽田着陸便の騒音とその要因、木更津駐屯地への米軍オスプレイの整備拠点、自衛隊オスプレイの暫定配備に伴う危険について報告した。今回は、これまでも、当ブログでは、毎年のように、主に海上自衛隊下総航空基地(柏市)からの哨戒機PC3の低空飛行、騒音についてレポートをしてきた。昨日628日、居間でパソコンに向かっていても、この騒音に悩まされた。午前中の9時台か10時台にかけてと、この日は、午後2時台、そして日没後の夜間飛行による騒音であった。この時間帯は、午前中は訓練のため館山沖に向かい、午後は、基地に戻る時間であり、夜間は離着陸の訓練であるということを聞いていた。自衛隊機は、ほぼ、我が家の真上を通過する。その時は、人の話し声、テレビの音はかき消されるが、とくに、静かな夜間は、窓から見上げたときの音と両翼、尾翼の強烈な灯りの近さには恐怖さえ覚える。350m以下は飛べないことになっているというが、高度500mそこそこではないかと思われる。ここでは、繰返さないが、かつて、2011年~13年にわたって、基地広報担当には、そっけないながらも、教えてもらったこともあった。佐倉市の総務・広報担当の対応は、まさに、ミもフタもないものだったことを思い出す。一連の報告は、以下のブログ記事を見てほしい。

 

あらためて、きょう、629日、下総基地のHPを見てみた。そして驚いたことに、かつて公表していた飛行訓練計画カレンダーがない。消えている。探し方が悪いのか問い合わせてみると、なんとそんなことはしてません、1週間分の予定なら教えますよ、という広報の返答だった。数年前には訓練計画のカレンダーが月単位で公表されていたのである。信じがたいのだが、なぜ公表しなくなったのかを尋ねると、遠方から基地周辺までやってきた飛行機マニアが「カレンダー」と違うではないかと文句をつけてくるから?!ともいう。軍事情報でもなんでもない、こんな情報まで隠蔽するんだ、と少し怖くもなった。かたや、情報公開をうたいながら、特別秘密保護法や公文書管理法によって情報隠しを合法化しようとする行政、政府の在り方に恐怖さえ覚える。いつの間にか、こんなことになっているとは、知らなかった。知る権利を行使しないとこうもなるのだ。下総基地の担当者は、1週間分をお知らせすれば、皆さん納得されて、文句を言う人もいませんよ、との発言。それではファックスによる情報提供をお願いします、と言えば、それはできない、とのことだが、近隣の自治体にはファックスで知らせている由。いずれ情報公開請求によって、一年間分くらいの飛行実態を知りたいと思っている。

 

ちなみに、口頭で確かめた、来週の予定と今週分の実績は以下の通りだった。昨夜の低空飛行と騒音の原因を追認した形である。50年目から続いていると豪語するのだが、住民としては、これ以上の騒音被害や低空飛行の恐怖は、何としても阻止しなければと思う。71()は、木更津で「オスプレイ配備に反対する!県民集会」が開催される。佐倉からは、バスで出かけることになっている。ぜひとも県民の力を結集したいものである。

 

20186月~7月(2週間分)飛行訓練時間の実績と予定(広報からの聴取)

6

25/

26/

27/

28/

29/

30/

1/

 

10∼15:00

10∼15:15

10∼16:15

10∼19:30

10∼16:00

なし

なし

7

2/

3/

4/

5/

6/

7/

8/

 

なし

14001600

なし

なし

なし

航空機騒音等のお問い合わせ先:海上自衛隊 下総航空基地
04-7191-2321(代)

 

参考:当ブログの関連記事をどうぞ 

2012411
〇自衛隊機、500メートルの低空飛行~50年も続いている

http://dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2012/04/50050-5a56.html

 

2012819
佐倉市の航空機騒音、その後

http://dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2012/08/post-bd02-1.html

2013713
〇自衛隊機の夜間演習飛行、日没から夜8時までの2時間!

http://dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2013/07/82-f987.html

 

20139月29
〇下総航空基地へ~佐倉の航空機騒音の原因の一つ

http://dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2013/09/post-d7df.html

 

2014425
〇340mの恐怖~習志野第一空挺団の軍機飛ぶ佐倉市上空 
 http://dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2014/04/340m-6c9c.html

2014531
〇佐倉市上空の自衛隊機航空機騒音、その後

http://dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2014/05/post-7d69.html

2016610()
あの低空飛行の軍用機は何だ

http://dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2016/01/koukakukakunnre.html

 

 

 

 

 

 

 

 

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千葉の空がアブナイ!ますます危ない!~<安全保障環境>が変わったのに(3)

陸自購入のオスプレイの配備が、急きょ木更津に決まったわけは

 アメリカから、1機100億以上もするオスプレイMV2217機もアメリカから買うなどということはいつ決まったのか。といえば、201312月、5年毎に策定される「中期防衛整備計画」(2014年~2018年度)が閣議決定されていた。そして、当初は、その17機は、佐賀空港に配備の予定であった。それが、201825日、佐賀県神埼市に、自衛隊の戦闘ヘリコプターAH64Dが点検後の試験飛行中に民家に墜落、乗員二人が死亡する事故が起きたことは記憶にも新しい。その事故により、オスプレイの配備が住民の反対により困難になったため、急きょ、暫定配備先として、木更津駐屯地が決まり、この秋にも5機が配備されることになったのである。木更津駐屯地は、すでに米軍のオスプレイ整備拠点であったことと無関係ではなかったはずである。木更津にとっては、二重の負担にいたった。

 なお、佐賀で墜落した自衛隊機AH64Dは、曰くつきの機種であったことを初めて知って驚いたのである。

陸上自衛隊は、2005年からAH-64D(アパッチ・ロングボウ,ボーイング社製)の導入を開始した。しかし、富士重工業のライセンス生産により、当初62機が調達・配備される予定だったが、2013年度まで9年をかけて、わずか13機で調達を中止した。富士重工は、初期投資が回収不能になったとして、国を相手取り351億円の支払いを求めた訴訟で、最高裁は富士重工側の訴えを全面的に認め、国に対し全額の支払いを命じる判決が確定した、という機種だったのである。国の選定の失敗の本当の理由は、新しい機種の開発を知りながら、価格には見合わない高い買いもの、コストパフォーマンスがあまりにも低い機種を調達してしまったということであった。下記の資料では、2015年度の実働機は、11機であったことも分かり、さらに今回1機を失ったことになる。乗員2名のみの対戦車用の高性能の「戦闘機」という触れ込みであったが、「調達」の失敗で、二人の自衛隊員を失い、民間人の命を奪いかけたのである。

ところが、今回の佐賀の自衛隊機墜落報道において、機種やその性能の高さや原因究明に言及する記事は散見したが、上記の調達ミスによる訴訟で国が全面的に敗訴したことを報道した記事を見いだせなかった。私が、たまたま機種名でネット検索したら、Wikiでもこの経緯は記されていたのである。報道関係者が知らないわけはないだろう。2002年からから予算計上され、2005年から導入していたのであるが、一機の平均購入額は68億と高額なものであった。その後の自衛隊からの原因究明の中間報告によれば、整備不良や操縦ミスは認められなかったという。こうした、不良兵器・装備の購入は莫大な無駄遣いと人命にかかわるということを、強調しておきたい。

<陸・海・空の各自衛隊別、機種別の機数>

https://flyteam.jp/news/article/53415

 もしかしたら、知らないのは国民だけで、氷山の一角だったのかもしれない。そんな失敗をも省みず、オスプレイの選定にも、同様の不安を覚える。だが、それにもまして、日本をとりまく安全保障環境は、大きく変わりつつあるなかで、防衛関係費の推移をあらためてたどっておこうと思う。

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上記の数字には、以下の経費を除いたものであり、平成2930年度に限り、(  )内の数字はそれを含めたものになる。
SACO関係経費として、平成29年度:28億円、平成30年度:51億円
米軍再編関係経費のうち地元負担軽減分として、平成29年度:2,011億円、平成30年度:2,161億円
新たな政府専用機導入に伴う経費として、平成29年度:216億円、平成30年度:312億円
<我が国の防衛と予算 平成30年度予算の概要>よりhttp://www.mod.go.jp/j/yosan/2018/yosan.pdf

 

 防衛関係費の「平成30年度予算の概要」で、今回のテーマと関連して、私が注目したのは、

・戦闘機(F-35A)の取得(6機:785億円)その他関連経費(整備用器材等)として、別途293億円【30予算までの整備数/中期防内の整備数:28機/28機】

・ティルト・ローター機(V-22)の取得(4機:393億円)

輸送ヘリコプター(CH-47JA)の輸送能力を補完・強化のため。その他、関連経費として323億円【30予算までの整備数/中期防内の整備数:17機/17機】

 
 ということは、5年間で戦闘機F35A28機、MV22ヘリコプターは17機が発注されたことを意味し、そして、毎年、関連経費として、かなりの額の予算に組まれていることが分かる。これまでは、「北」の脅威、南西諸島にかかる中国への抑止力を口実に、防衛関係費は、近年0.8%の上昇率をもって増額してきたのである。しかし、在日米軍の経費の4分の3は日本が負担している現状にもかかわらず、トランプ大統領は、自国の負担の軽減を主張する。さらに最近では、米韓の合同演習も中止、在韓米軍の撤退すら言い出したのである。日本としては、在日米軍縮小のチャンスではないのか。今後は、イージス・アショア2基の買い付けなどは、もはや必要性を失いつつあるのではないか。日本の軍拡によって、誰が得をするのかをたどってみると、アメリカの軍事産業であり、日本の軍事産業ではなかったか。少なくとも、2019年から5年の「中期防衛整備計画」では、当然見直されなければならない。災害救助に重点を置いた「自衛隊」で、良いではないか。国民は、自らの安全・安心のために何を優先すべきなのか自身の意識を変えていくべきではないか。

(つづく)

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2018年6月28日 (木)

千葉の空がアブナイ!ますます危ない!~<安全保障環境>が変わったのに(2)

 

2.木更津が米軍オスプレイの整備拠点となったわけは 

625普天間基地の米軍海兵隊のオスプレイMV22 2機目が、整備のために木更津駐屯地に到着し、26日は、要員輸送のためか、3機目が飛来したが、当日離陸したという。いま2機のオスプレイが、格納庫にあるということだ。普天間の海兵隊は24機のオスプレイを持つので、以下、下記の防衛装備庁の資料によれば、整備は5年に1度必要で、その工期は34か月を要し、試験飛行を経て終了することになる。こうした頻度でのローテーションでオスプレイの飛来することになる。整備を請け負った企業は、入札によって「技術力の高い」とされた富士重工と決められている。



オスプレイ整備が日米共同でなされることになったのは、 

①「我が国を取り巻く安全保障環境が厳しさを増す中」、20154月策定の新たな日米ガイドラインに基づき、日米協力の実効性向上のため 

②陸上自衛隊のオスプレイの導入の円滑化と日米オスプレイの整備の効率化のため 

③沖縄の負担軽減実現のため

 であるとその意義をうたうが、着目すべきは「日米協力」の証であること、さらに「沖縄の負担軽減」を標榜していることである。しかし、一方、日本政府は、沖縄の北部のヘリパッド新設を強行し、辺野古新基地建設工事は、土砂投入を目前に強行している現状は、軽減とはまさに裏腹のことを実施している。たとえ、縮小と称して、若干の用地返還があっても、使い放しの原状回復には程遠い状態なのである。各地の基地では「日米共同」「日米協力」の名のもとに、市民にさらなる負担を強いているのが実態である。 

さらに、整備拠点として、なぜ、千葉の木更津駐屯地が選定されたのか。オスプレイ離着陸に適した滑走路があり、海に面しているので市街地を飛ぶことが少ないからだと言い、木更津駐屯地の陸自ヘリコプター整備隊が立ち会うことで知見を得ることができるから、というのが理由だった。とくに2番目の理由は、まさに、原発立地をも想起させ、リスクを前提に、周辺住民を不安に陥れるものである。

そもそも、オスプレイMV22のデメリットに関しては、当ブログでも何度か指摘してきた。メリットと称して、垂直の離着陸、高速、航続距離、ホバリングにおいて他のヘリコプターより優れているとされているが、部品落下も続き、名護市の海岸に、空中給油中のオスプレイが墜落したことも記憶に新しい。2016416日、熊本地震の災害救助に沖縄海兵隊のオスプレイが出動したが、25メートルプールにも入りきらない巨大すぎる機体、離着陸時の熱風、機内構造から大量物資輸送の不適が明らかになり、短距離移動には小回りの利く、異機種ヘイコプター、例えば、CH47Jの自衛隊機の方が効率がいいことも分かった。災害出動にどちらが優れているかは、その機動力の比較でも明らかであろう。オスプレイの出動は、自衛隊のオスプレイ導入のための政治利用のパフォーマンスであったとの見方も取りざたされた。 

                             

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後方に停まるのが米軍海兵隊のMV22オスプレイ、回転翼の角度が変えられ、巾17.5×長さ25.5×高さ6.7mの巨体ながら、乗員2+24名、搭載重量9070㎏、航続距離3590km(ボーイング社製)。米軍は普天間に24機所有。写真は 4月19日午後、熊本県南阿蘇村(宮沢宗士郎撮影)産経WEST2016.4.21より

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自衛隊のCH47Jチヌークは、巾4.7×長さ15.8×高さ5.6m、乗員5+53名 、搭載重量22680kg、航続距離1000㎞(ボーイング社開発、川崎重工製)。陸上自衛隊に60機、航空自衛隊に15機合計70機以上所有。写真は航空自衛隊のHPより

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この写真は2013年9月の下総航空基地航空祭に地元の9条の会のメンバーと出かけたときのもので、説明のパネルを見ると、なんと「CH- 47J」とあるではないか。何の気なしに説明を聞いていたと思う。詳しくは、
当ブログの「下総航空基地へ~佐倉の航空機騒音の原因の一つ(2013年9月29日)」を参照http://dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2013/09/post-d7df.html

 CH47の歴史は古く、米軍では、ベトナム戦争、フォークランド紛争、湾岸戦争で、活用された機種であったという。日本では、福島第一原発事故の際にの放水作業にあたっているし、これまでも災害出動の実績は大きい。それにしても、自衛隊が70機以上持っていたということに驚いてはいる。

参考:
<木更津駐屯地における日米オスプレイの共通整備基盤について>

防衛装備庁(201510月)

http://www.mod.go.jp/atla/soubiseisaku/osprey/h28_seibikiban.pdf#search=%27%E6%99%AE%E5%A4%A9%E9%96%93%E3%81%AE%E3%82%AA%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%A4%E6%95%B4%E5%82%99%27

 

 

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